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空ーちょっとしたお話ー

朱猫 No.743|2010/1/21 10:42:54

見上げるばかり。
真っ青な蒼く蒼く広がるそら。
草木を撫でる風が舞い
鳥が木漏れ日の中美しい歌声を響かせる
そら。蒼く蒼く皆をあおる。

「ワタシは蒼いお空が好きなのです」
一人佇むお嬢様
「ワタシは蒼いお空が好きなのです」
一人呟くドレスが綺麗なお嬢様
キャハハハハキャハハハハキャハハハハキャハハハハ
笑い声が響く森
「お空はどうして語れぬのでしょう」
誰彼ともなく訪ねるパールのネックレスが首もとでキラリと光るお嬢様
((それは、オマエと話したくないからさ))
どこはかとなく聞こえる轟
「何故で御座います。ワタシはただうたを歌を聞かせてあげたいの」
すうと闇に沈む音
((チャンッ))
((チャチャンッ))
((ウタ…?))
轟がかえる
「はい」
りんっ……
鈴虫がなく
 

 

朱猫

2010/1/21 16:20:44 [487]

 

朱猫

2010/1/21 16:19:34 [481]

((それがウタか))
耳をすませていた森が轟く
「ウタよ」
可愛いイヤリングを揺らしながらくるりと回るお嬢様
((花々の祈りか))
「祈りだわ」
サーサーサー
チャチャンッチャンッチャン
森が笑う
((ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ))
ザアザワアアザア
お嬢様の綺麗な金髪を揺らす風
「笑えば宜しいわっ哀しめば宜しいわっそれがウタだもの」
チャチャンッチャンッチャンッチャンッ
(ポポポッポポポッポポポッポポポ)
(あ わわわわわっわわわわわ)
サラララ ラララララ
小さな踊り子たちが踊る
奇怪な者たちが木漏れ日の中で笑う
笑う声が重なり、奇妙な音が森に響く
「「ああ わわわわわっ蒼く蒼く広がるそら 聞いてますか」」
チャンッチャンッチャンッチャンッチャンッチャンチャチャンッ
(ポポポッポポポッポポポッポポポッポポポ)
((アラララララ ラララララ))
(アハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハ)
「ワタシのウタお空は聞いたかしら」
(アハハハハハハ ハハハハハハハハハ)
「お空が好きなのです」
しっかりと立ったお嬢様
お空を見上げ叫びながら笑うお嬢様
「お空ーー……」
綺麗で美しいお嬢様
声高らかに
「ワタシは蒼いお空が好きなのです」
「「大好きなのです!!」」
  

るるな

2010/1/21 16:15:9 [445]

朱猫〜
また書いてるの〜w
朱猫らしいけど
独特だな〜☆ 

朱猫

2010/1/21 15:19:10 [628]

((ハハハハハハハハハ))
ピチチッ
(パタパタパタパタ)
「どうして笑うのでしょう」
可愛らしく怒るお嬢様
((ウタは小鳥たちのもの。あはれなオマエがウタうものではない))
闇に響く轟
「……では、ウタを歌としてウタわなければ宜しいですわね」
ふわりと枯れ葉を巻きながらゆっくり立ったお嬢様
((ウタわない歌などあるものか))
そう轟く森に、にこりと愛らしく笑うお嬢様
「ウタや歌以外にウタは御座います」
((ナニ))
またも、花のみだれの如く愛らしく可愛らしく笑うお嬢様
「詩、というウタが御座います。」

ー先のみだれは分からぬ
今咲き乱れほこる花々
それはなんの為
幾千の民の為
それとも
星ぼしと去る命の祈りの為
ワタシを笑わせる為かしら
ワタシを哀しませる為かしら
花々は華麗に輝く星ぼしのよう
ヒトはそれを見てなんと思うかしら
ケモノはそれを見てなんと轟くかしら
見る花々は猛々しく
または儚い夢のよう
風が舞う
花々をさざ波させ
小さく大きな大河となり
花びらが舞う時
海となるわ
一輪取りましょう
痛々しいかしら
ならワタシのお心
その中に美しい花々を咲き乱れさせましょうかしら
見るだけでいいわ
香りは芳しくほろ酔いをさせるわ
見るだけで美しい
それは花々の舞いの為
夢物語を聞かせて
花々はまた華麗に芳しい香りを放ちながら輝くの

ワタシの為かしら
ケモノの為かしら
そうではないわ
それは花々の祈り……………ー
 

 
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