2009/6/3 19:27:43 [98]
2009/5/31 18:40:45 [580]すいません書き忘れましたが 第二話「三人組」完
2009/5/31 18:38:54 [753]「あ、夏弥が逃げた」 夏弥は逃走して、もう見えないくらいまで行ってしまった 「あっ、そう言えば恵ちゃんに自己紹介してなかったね」 「静岡千尋さん、知っていますよ」 玄武は小声で「暗殺リストに載っていますからね」とつぶやいたが、千尋には聞こえなかったようで 「あ、そうなの、ならいいや」 と微笑んだ 「ねぇ、知ってる?」 「何をですか?」 「夏弥は100メートルを14秒で走るんだよ」 「だからあんなに速いのですか」 玄武は納得したようにフムフムと言っていたがやがて千歳に質問をした 「なぜ今言うのですか?」 「夏弥を追いかけられないから、恵ちゃんが速かったら追えると思って」 それを聞いて 「あ、夏弥様を追わないと」 と恵は今思い出したように慌てて夏弥の後を追って行った 玄武が行くのを見て千尋も「まってよ〜」とそれに続いて行った
そこから歯車は回り始めた ある者は「半妖ですって、どうしますか〜?」「そうだね、どうしようか」などと言い、またある、者は「玄武もバカな奴だな、クククッ」などと不快な笑みを浮かべていた だがそんなことは知らない3人は平和な日々が続くとばかり思っているのだろう これは妖界のお姫様夏弥の慌ただしい日々を描いたストーリーにするつもりです みなさんこれからも応援よろしくお願いします
2009/5/30 19:57:10 [875]「しもべ?、夏弥ってお金持だったっけ?」 「あー、えっとそのー、あ、あれだよ、あのー・・・・ぅ・・」 夏弥は千尋の質問に戸惑い黙り込んでしまった それを見て千尋は話題を変えた 「まぁいいや、そうだ夏弥、今年こそは来てよ」 「やだっ」 「明日だからね!」 「行かないから」 ???????????? 玄武は頭の上にはてなマークを浮かべていた 「あ、恵ちゃんも来てね」 「千尋、いきなりふっても解かるわけないでしょ」 「あのー、夏弥様?」 「明日は千尋の誕生日でね、毎年千尋の家でホームパーティしてるんだよ」 「なぜ行かないのですか?」 「はぁ」 夏弥はため息をついてから玄武に説明した 「メイプルメイデンを知っている?」 「はい、お菓子会社ですよね」 「そう、今売れてる会社」 「それがどう関わっているのですか?」 「千尋の父親はそこの社長」 「えーーーー!!」 玄武は悲鳴のような声を上げた 「つまり、ホームパーティは屋敷のパーティ、私は人の多いとこは嫌いだから行きたくないの」 「えー、夏弥は絶対参加しないとだめだよー」 千尋は駄々をこねるように夏弥に言った 「とにかく私はいかないから!」
2009/5/29 20:24:16 [930]いた 「夏弥ー」 夏弥はいきなり抱きついてきた千尋にびっくりした 「な、ち、千尋」 「夏弥ー、ごめんね、ごめんね」 千尋は泣きながら何度も謝った それを見かねて夏弥は口を開いた 「もういいよ、泣いてたら千尋らしくないよ」 夏弥は慰めてみたが千尋は一向に泣きやまなかった 「ごめんねごめんねごめんねごめんねごめんね」 「千尋、もういいよ、ねぇ、泣きやんで」 「ごめんねごめんねごめんね」 千尋は混乱して夏弥の言葉は耳に入っていなかった 夏弥が口を開きかけたとたん 「いい加減にしてもらえませんかっ!!」 玄武がどなりつけ夏弥から千歳を話した 「ほへ?」 千尋はやっと泣きやみきょとんとしている 「お姫様が困っているではございませんかっ!、あなたがお姫様の友達という者ならばもっと心を強く持ってください」 夏弥は呆れた顔をして玄武に(お姫様お姫様言うな、ここ学校だぞ)と耳打ちした それを聞いて「申し訳ございません」と頭を下げた 千尋はその光景を見ながら一番疑問なことを口にした 「あなた誰ですか?」 「あっ」 玄武は今思いだしたようで慌てて自己紹介をした 「私は雪宮恵、お姫、か、夏弥様のしもべです」 「恵、もう少し言葉を選ぼうね」 夏弥は子供に教えるように玄武に言った 玄武は予想道理「申し訳ありません」と頭を下げた
2009/5/28 20:33:48 [3]夏弥は玄武が妖怪でないことに驚きをあらわにしている 玄武は淡々と告げた 「半妖(はんよう)をご存じですか?、人間と妖怪が半分半分に入り混じっていることです。四神は皆、人間から妖怪になった者、半妖なのですよ」 夏弥は玄武が次に言った言葉を認めたくなかった 「そしてお姫様、あなた様も半妖なのですよ」 「・・うそ」 「お姫様は今頃になって迎えに来たことに疑問を持ちませんでしたか?、二十歳になったら妖界の王になるのが許されます。お姫様はまだ十五です、『今のうちに時期王を消せば自分が王になれるのではないか?』そう思う者がいたようで人界に妖怪が多く来ています、あなたをねらってね」 「何で私なんかを・・」 「今のあなたはかっこうの獲物、それを保護するために迎えにきたのです」 「お姫様、あなたには2つしか選択肢はないのですよ・・良くお考えください」 夏弥は選びたくなかった 友達を殺して自分が助かるか、人界に残って朱雀達と戦うかしかないのだ
2009/5/28 18:16:44 [962]「どういう意味?」 「昔、妖界にきた人間がすべて奪っていったそうです」 「え?」 「もちろん、妖怪に殺されましたけど、カードは1枚もみつからなかったそうです」 「恵は恨んでいるの?」 「フフ、私は妖怪ではありませんよ」 玄武は笑いながら答えた
2009/5/28 17:57:26 [474]
2009/5/28 15:53:10 [405]夏弥は少しの間ぼーっとしていたが「あっ、桜卯月」と言い、剣を返してもらうのを忘れていたのにきずき、玄武の後を追った 「一応学校だから玄武じゃ変だし・・どうしよ」 呼び方に困っていたとき、玄武の最後に言った言葉を思い出した 『私を呼ぶ時は玄武でも恵でもよろしいですからー』 「そうだ!、恵」 「お呼びですか?」 「へ?」 恵と言った後すぐに玄武の声がした 「上ですよ、お姫様ー」 「あっ」 上を見上げると木の上に玄武がいた 「桜卯月を返して」 「かしこまりました、お姫様」 玄武は木から跳び降り、カードを差し出した 「どうぞ」 「ありが・・・え?」 渡されたカードには赤いバラの絵が描かれていた 桜卯月は桜の絵なので違うカードだった 「ああぁ、も、申し訳ございません、こちらでした」 玄武はぺこぺこと頭を下げた 「恵、そのカードは?」 「ご存知ではございませんか?」 「うん」 「それでしたらご説明しますわ」 玄武は得意げに話し始めた 「このカードは花剣(かけん)と申しまして現在は6枚見つかっております。この花剣はとても珍しく、美しい剣なのです。そしてこの剣はおかしいんですよ」 玄武は少しためらいがちに続きを話した 「花剣は妖界で生まれ、人界にしかない物なのです」
2009/5/26 20:6:5 [890]ヤバい 四神はみな、夏弥よりも強いらしい。その四神が今、夏弥の目の前にいる 「お姫様?、どうかなされましたか?」 玄武は不思議そうに夏弥を見つめている 夏弥はポケットに手を入れ、一枚のカードを取り出した 「桜卯月」 そう言うとカードは一本の棒に変化した 「わぁ〜」と玄武は楽しそうに声を上げた 「解っ!」 その言葉とともに棒は剣の形に変化した 「あっ、お姫様そんなものを持っては危ないですよ」 「死ねっ!」 「へぇ?」 夏弥は振りかぶった剣で切ろうとしたが、玄武は軽々しく剣をつかみ、夏弥の手から剣を取り上げた 「落ち着いてください、戦う気は一切ございません!」 「え!」 夏弥はやっと気を静めて玄武の話を聞いた 「私は竜王様に【我が娘のしもべとなれ】そう言われました。まぁ、言われたのは四神全員ですけどね」 「むぅ・・」 「難しい顔をしないでください。私はあなたのしもべ、そう、私は竜王様の物ではなく、あなた様のしもべです」 「私はあなたの剣となり、盾となりましょう」 玄武はそう告げた後 「私はあなたを裏切ることは決してしません、もしも私が裏切った時は、これを燃やしてください」 そう言い、夏弥に人形を渡した 「これは私の体そのものです、これが受けたことはすべて私が受けることになります。そのことを忘れないでください」 「それでは」といい帰ろうとしたが「私を呼ぶ時は玄武でも恵でもよろしいですからー」と付け足して帰っていった
2009/5/26 19:24:26 [583]華恋ありがとう
2009/5/26 18:22:17 [52]すごーーーい
2009/5/25 19:36:56 [83]朱雀はしばらく笑っていたがそれも収まったのか 「私たちは3日後に3人をあの世へお送りするおつもりです、それまで悪あがきでもしていてください」 そう言って白虎と一緒に去って行った 夏弥は緊張の糸が切れたのかその場に座り込んだ 「お前、倒す自信があるのか?」 「カレンさん?」 上を見上げると木の枝にカレンが座っていた 「降りられないんですか?」 「アホ馬鹿者ー!」 「痛っ」 木から飛び降りたカレンにいつもの調子で頬をひっかかれた 「それで自信はあるのか?」 その言葉を言われて夏弥は黙ったが、一呼吸してから 「大丈夫ですきっと、いえ絶対っ!」 「静岡千尋のバカが移ったな」 夏弥の言葉を聞いてカレンはあきれたようにその場から去って行った 「お姫様?」 「え?」 夏弥の後ろには風柳高等学校の制服を着た少女がいた 「あなたは?」 「私ですか?」 夏弥と同じくらいの肩の高さまである髪と頭の上の大きなリボンをなびかせて 「私は雪宮恵(ゆきみやめぐみ)、四神の一人コードネーム『玄武』(げんぶ)です」
2009/5/24 18:28:32 [745]黙っていた夏弥は口を開き 「さっき待っていたと言っていたけどあなた達の目的はなに?」 「あなたを妖界にお連れすることです」 朱雀は当然のことのように答えた 「でも、あなたをお連れするに至ってやらなければならないことがあります」 「それは?」 夏弥は難しい顔をして聞いた 「あなたに関わった者を消すことです」 朱雀は笑顔で言い放った 「止めようとお考えですね」 クスッと朱雀は笑いながら言った 「失礼ですが、今のあなたなら私一人で倒せます」 朱雀は思わぬことに動揺している夏弥に言葉をつけたして 「それに、もし私が倒されても『四神』は四人いるので後三人倒さなければなりません、あなたにそれができますか?」 夏弥が言葉に詰まっていると白虎が話し始めた 「朱雀は喋りすぎー、白虎にも話させろー」 子供っぽい幼稚な声で怒っていた白虎に朱雀は容赦なく 「白虎は面倒なので喋らないでっ!」 「・・ぅ・・・」 朱雀に怒られて白虎は縮こまってしまった 「話を元に戻しますが消す者の名をお伝えします」 「カレン、那瓦斯、静岡千尋、この三人です」 『静岡千尋』 聞きなれた名前、とても優しい者の名前、思い出深い者の名前 【消させない】 そんな感情が夏弥を熱くさせた 「・・・・ない」 「どうしました?」 「消させないと言ったんだ」 夏弥は朱雀にそう宣言した 朱雀は「ほぅ」という上から目線でその言葉を受けとった 第一話[友の名]完
2009/5/23 16:59:26 [458]「白虎(びゃっこ)っ」 「あいよっ」 歌と音色が止まった 聴き入っていた夏弥ははっとして 「ごめんなさい、お邪魔しました」 そう言い夏弥は帰ろうとしたが 「お待ちしておりました」 と、帰ってきたので 「え?」 と言って振り返った 「私たちはあなたを待っていたのですよ」 ふわふわの髪の子がそう言いほほ笑んだ 「自己紹介がまだでしたね、私の名前は」 そこまでいって言いなおし 「すみません、コードネーム朱雀(すざく)です」 そう言い隣を見て 「この子はコードネーム白虎です」 朱雀は自己紹介を終えると夏弥に質問を始めた 「あなたは拾われっ子ですね」 「ええ」 「あなたは本当の親をご存知ですか?」 「いいえ」 「あなたに拾われる前の記憶はない」 「そうよ」 朱雀は質問のあと説明を始めた 「あなたは妖怪と人間の間に生まれた子です、あなたの父親は竜王様です、あなたは竜王様の一人娘、つまりあなたは妖界のお姫様なのですよ」 そう言い終わり朱雀は口を閉じた
2009/5/22 20:7:58 [472]「いましたよ」 澄んだ声がそう言うと 「知ってるよ、いちいち言うなアホ」 元気な声がそう返した 「その口、二度と使えなくしてあげましょうか?」 「冗談だよ、冗談」 そう元気な声が言ったが無視して 「始めましょうか」 と澄んだ声で言った
やっと涙がと止まった 夏弥は手の甲で残っていた涙を拭きとり、校舎なに戻ろうとしたが ♫〜♩〜♫♩〜〜♩〜♫〜〜 ラ〜ラ〜ララ〜〜ラ〜ラ〜〜 という美しい音色と澄んだ歌声が聞こえてきたのでその方向に歩いていった しばらく歩くと見るからに大事にされている花や木々の生えた開けた場所に出た そこには少女が二人いた 一人は髪をおだんご結びにして、かわいいイラストがプリントされたTシャツに、赤いチェックのスカート もう一人はふわふわの長い髪で薄いピンクのリボンがいくつも付いている白いワンピースを着ている 身長は二人とも小学5年生くらいの高さで夏弥よりも小さかった おだんご結びの子はバイオリンを奏でて ふわふわの髪の子は手を胸のあたりに当てて歌っていた
2009/5/21 19:44:49 [136]夏弥の去った後、千尋は一人で考えていた 「夏弥の仕事って何だろう」 呟きながら考えていると 「あれ〜、千尋じゃん」 一つ結びの長い髪の少女がいた 「なっち?・・どしたの?」 桐谷渚(きりたになぎさ)、夏弥の噂を知っていた女の子その人だ 「どしたの?、じゃねぇよ夏弥とかいうのとは別れたのか?」 「・・嫌われちゃったんだ」 寂しそうな声で千尋は言った 「よかったじゃねぇか♪」 「でもね・・」 千尋は小さく呼吸してから言いはなった 「でも、仲直りは必ずするよっ!」 渚はチッ、と舌打ちをしてから 「まぁ、頑張れな」 そう言い去っていった
2009/5/20 20:14:58 [551]嫌われた ただ一人の友達に嫌われてしまった 確信はないが手を出したのは事実だ 過去の夏弥に友達はいなかった 夏弥は妖怪と呼ばれる者を見ることができた 5歳の時は「すごい」と言われるくらいだったが小学校に入り4年生になった頃からか 「気味が悪い」「うそつき」「妖怪女」 そんな言葉が飛び交うようになった いじめは受けなかったが言葉を交わすことはなかった 中学校も同じ環境で過ごした 高校も同じだと思っていたが 千尋は話しかけてくれた 夏弥の噂を知っていた千尋の友達は千尋をとめたが 千尋は気にはしなかった 優しい子なのだと夏弥は感じながら接っしてみた とても楽しい時間だった だが、今はもう楽しい時間はもどってはこないのだ 夏弥はずっと泣き続けた
2009/5/19 19:43:47 [148]夏弥の去った後、一人残された千尋は 「ついて来るな・・か、そんなこと言われてもついていくも〜ん♪」 そう言い、夏弥の歩いて行った方向に走って行った
夏弥を見つけた 千尋は茂みに隠れている 夏弥が猫と話しかけていて、猫も喋っている 千尋は話の一部始終を聞いていた 猫が去った後、千尋は夏弥の前に出ていった 夏弥は当然ビックリしていた 「!!・・な、・・なんでち、千尋がいるの・・」 千尋は答えず質問した 「夏弥の仕事って何?」 夏弥はそれを聞き目を丸くした 「ねぇ、夏弥の仕事ってなん・・・・・な・・の」 夏弥の目には涙が貯まっており、何粒かはもう流れ落ちていた 「夏弥?」 「触れるなっ!」 夏弥はハンカチを差し出していた千尋のてを振り払った 「あ・・」 自分の思わぬ行動ビックリしてそのまま駆け出していった。
2009/5/18 19:52:27 [120]読み返すと違いだらけでした ごめんなさい
2009/5/18 19:48:59 [938]千尋と別れてから2,3分してカレンが歩いてきた 「良いのか?」 「何のことです?」 「静岡千尋の事だ」 「はい」 夏弥は少し間を開けてから自分の考えをカレンに話した 「千尋は明るい子だし、優しいから私の仕事を知っても笑顔で接っしてくれると思う」 「ならば離れずとも良いではないか」 夏弥はその言葉を聞き、うつむきながら話した 「千尋の笑顔がけがれるのは見たくないんだよ」 夏弥の声た泣くのをこらえているように聞こえた 「意味のわからんことを、・・だから人間は好きになれんのだ」 そう言いカレンは立ち去っていった
2009/5/18 19:26:29 [249]みんなありがとう
2009/5/17 20:40:6 [340]将来は小説家になったほうがいいとおもいます!
2009/5/17 14:15:14 [166]わたしもカレンです。 てか、凄いねぇ!
2009/5/17 13:41:25 [222]「一人で食べるからほかをあたって」 「そんなこと言わないで食べよ、ね〜」 と言い、夏弥の隣に座った 「今日はたこさんウインナーだよ〜」 「・・・・け・」 「え?」 「どこか行けっ!!」 夏弥は立ちあがり千尋にそう言い放った 「ヤダッ」 千尋は頬を膨らめて言い返した 「なら、私がどこかに行くからついてくるなよ」 そう言い、夏弥は後ろを向き立ち去ろうとしたが 「それもヤダ」 と言い返してきたので、夏弥は千尋のほうを向き 「来るなよ」 と言いその場を後にした
2009/5/15 18:57:12 [579]そしてその夜は静かに明けていった
風柳(かざやなぎ)高等学校、夏弥はそこで 「つまらない」 と、ぼやいていた。 「夏弥〜、どこ〜」 夏弥の後ろからそんな声がした。 「千尋(ちとせ)か、何か用?」 「うん、お弁当いっしょに食べよっ!」 声の主は夏弥の友達らしい静岡千尋(しずおかちとせ)と、いう者のモノだった。
2009/5/13 20:9:11 [424]そう言った瞬間、化け物の右腕が切り落とされた 夏弥の持っていた棒は剣に形を変えていた 「・・・う・あ・ああ・ぐぁぁがぁぁぁぁぁぁ」 「桜卯月(さくらうずき)、こいつの名前だ」 そう、化け物に言い棄ててから 「とどめ」 と言い、化け物を切り捨てて行った。
帰り道、夏弥はカレンに話かけた 「カレンさん、那瓦斯(ながす)様の容体は・・いかがですか?」 カレンは少し間を開けてから 「むろん、問題はない」 と言って口を閉じた 那瓦斯というのは、夏弥が主と呼んでいる人物だが体が弱いらしい
2009/5/12 19:26:41 [242]時刻は夜の7時になろうとしていた 「カレンさん、7時です」 「あぁ、そうだな」 と言いすてた後、揃って言った 「仕事ですね。」
同時刻、巨大な化け物が、人を食い荒らしていた。 「見つけた」 月のある方向からそんな声が聞こえた。 「・・・ん・・・がぁ・・あ・・・・」 月の光に照らされ、黒猫ほ棒を持った少女が姿を現した。 「葉月夏弥(はずきかや)まかり越したり、我が主の命により貴様を葬り去る」
2009/5/11 19:42:30 [740]「・・・・や・・、・か・・・・・や・・」 また聞こえてくる耳ざわりな声 「夏弥っ」 「痛っ」 あおむけに寝ていた少女は、頬を撫でながら起き上がった。 「何の用ですか・・カレンさん」 夏弥という少女は、目の前の猫に話しかけた 「貴様が無防備に寝ているからいけないのだ」 「・・・寝てはいけないのですか?」 夏弥は寝むそうな声で言った 「いけないとは言っとらんが、無防備に・・って、言っとるそばから寝るなー!!」 「痛っ」 夏弥はまた頬を撫でながら、カレンの5時間に亘るせっきょうをぼ〜っと聞いていた
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