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小説〜純白の悪夢〜

アリカ様 No.553|2009/12/26 15:57:20

ファンタジー系……だと思う。
登場人物は、設定がややこしいから省く。
では、すたーと♪

 


        上げ

アリカ様

2010/1/5 10:47:20 [134]

燃え盛る炎の中、人影は気配を感じて上を見上げた。
上にいたのは、彼よりも幼い少女だった。
彼女は、彼の前に降り立った。
「誰、君」
彼は、彼女を観察するように見る。
明らかに普通の少女。なのに、彼と同じように炎の中に立っている。
「君も普通の人間じゃないだろ?」
もう一度、彼は問う。
だが、その問いに彼女が答える事はなかった。
「悪いけど、仕事だから……」
口の端を歪めて、彼女は微笑む。
そして、空中に手を入れるようにして、何かを取り出した。
彼女の手に握られていたのは、一振りの刀。
それを彼の心臓に突き刺した。 

騰蛇

2009/12/29 11:35:3 [90]

応援上げ 

フリフリ

2009/12/26 19:55:53 [786]

応援!上げ! 

アリカ様

2009/12/26 16:20:57 [437]

午前零時。
光基野(みつきの)市の上空約30メートルの所に彼女はいた。
空中であぐらをかくような姿勢で、左膝に左肘をおいて、頬杖をついている。
しばらく地上を見ていたが、それに飽きたかのようにその場で立ち上がった。もっとも、空中なので立ち上がるような動作をしただけだが。
そして、そこに地面があるかのように歩き始める。
白銀の長髪が、それに合わせて動く。
その間も、彼女は地上を見るのをやめなかった。
何かを探すように辺りを見回すが、何も見つからないようだ。
「う〜ん……此処もハズレかなぁ……?」
しばらく歩いてから、彼女はつぶやいた。
もう一度辺りを見回し、本当に何もない事を確認すると、踵を返して違う場所に行こうとした。
その時、とても激しい爆発音が彼女の背後から響いた。
爆風が彼女の髪を揺らし、彼女はゆっくりと振り返る。
先ほどは何もなかったはずの街並の一部が、炎に包まれていた。
同時に、人々の悲鳴や慌てたような声が聞こえて来た。
それを呆然と見ていた彼女は、ふいに口の端を持ち上げて笑った。
「なんだ……此の街、当たりだったじゃん」
そして、彼女は炎の見える方角に、猛スピードで進んでいった。
人々はそれに気付く事なく逃げ惑う。
炎の上に降り立った彼女は、炎の中で平然と佇んでいる人影を見つけた。
「見ぃつけた♪ゲームスタート!」
彼女は、人影のほうにゆっくりと近づいていった。 

 
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