2009/12/26 22:21:43 [844]ageです。
2009/12/21 10:23:15 [216]「青山ー。また先生に怒られてたんだって、新記録じゃないの。 あっ、新記録って言っても、あんたの中での新記録じゃなくて、この 学校の生徒の中の新記録だから。」 そういって、奈々美はケタケタ笑いながら、目に涙を浮かべた。 「オイオイオイイ!!そんなに可笑しいのか。俺のどこが変なんだよ。」 「変って、あんたの存在自体じゃない?」 ガビーーン。 大志はいきなりの問題発言にショックを覚える。 「いきなり、何つー事言うんだよ!!俺の変な所なんて、ねーよ!」 「あんたの変な所は全部よ。」 奈々美は大志に勝ち誇った笑みをした。 これは無視するのが一番と、大志は認識し、奈々美を通り過ぎて帰ろうとした。 それに気づき奈々美は、大志の腕をつかんで言う。 「ちょっと、待ちなさいよ。話したい事があるのよ。」 つかまれた腕を振りほどいて、大志はため息をつく。 「なんだよ、話って。」 「……えっと…………………………。」 「…まさか、告白か!?」 青ざめながら、身を引く大志に奈々美は「馬鹿!」と頭を殴る。 奈々美はふてくされた顔で、腕を組む。 「違うに決まってるでしょう!!その…あの…これ!!」 サッと、奈々美は大志の前に一通の手紙を差し出した。 ハートのシールは封に張ってある手紙だ。 「これ、ラブレターじゃねーか。やっぱ、お前俺に気があるんじゃ…!」 「この、アホッッ!!!」 「グエッ!!」 今度は奈々美に腹をけられた。 「人の話はちゃんと聞け!!!これを、あんたの友達『黒崎君』に渡して ほしいの!」 「お前が書いたのコレ!?」 「違うに決まってんでしょう!!コレは私の友達が書いた手紙よ。 はぁ、やっぱりあんたに頼み事なんてすんじゃなかった!!!」 奈々美は大志に究極のチョップをくらわせて、「それじゃ。」と帰って言った。 奈々美の攻撃に苦しみながら、大志は一人日が暮れた校庭に残されたのだった。
2009/12/21 10:23:8 [652]しかし、居眠りか…。 「居眠り」はどうかと思うが……王子。 王子……。 俺が知っている「〜王子」というあだ名がつく奴はかっこいい奴ばかりのような 気がする。スポーツニュースとかでな。 ってことは、俺はかっこいいって事なのか? 居眠り王子、いいかも知れねー。 そうやって、大志は幸せそうな(?)考え事をしながら、帰り道を黙々 歩いていた。 すると、大志の前に人影が現れた。 夕方の寂しさとはうって変わって、人影は太陽のように目に悪いオーラを ギンギンと放っていた。赤坂奈々美だ。
2009/12/20 20:4:50 [357]すいません。 2つ貼ってしまいました・・・。
2009/12/20 20:3:56 [882]保健室でふと目が覚めた。 教師と保健室の魔女「美香先生」が話をしていた。 ー何を話しているんだー 耳を澄まして聞いていると・・・。 美「本当、大志君は困りものですね。」 教「本当ですよ。今日で28回の居眠り、15回の保健室送りですから。」 ーなんでこまめに数えてるんだ?− ジロッ!! ーヤバイ!気づかれた。− 教「おおっ!起きたのか大志。」 はぁ。天国だったのに・・・。 教「ほら行くぞ!」 美「じゃあね♪」 そうして無理やり立たされて教室へ・・・。 「おおっ居眠り王子さん。寝起きはどうですか?」 幼馴染の楓だ・・・。 大「るっせ=!」 楓「よかったね!また新しいあだ名決まったんだよ!」 大「よくねぇよ」 楓「でも、居眠り王子のおかげで自習だったんだよ!」 大「うれしくねぇよ。チョ−クは当たるし。痛てぇんだよ。アレ。」 楓「まぁまぁ。。。」 帰り道・・・・。 「おおっ!居眠り王子だっ!!」 はぁ? 通りすがる学生に何回言われたことか・・・。
2009/12/20 20:3:53 [881]保健室でふと目が覚めた。 教師と保健室の魔女「美香先生」が話をしていた。 ー何を話しているんだー 耳を澄まして聞いていると・・・。 美「本当、大志君は困りものですね。」 教「本当ですよ。今日で28回の居眠り、15回の保健室送りですから。」 ーなんでこまめに数えてるんだ?− ジロッ!! ーヤバイ!気づかれた。− 教「おおっ!起きたのか大志。」 はぁ。天国だったのに・・・。 教「ほら行くぞ!」 美「じゃあね♪」 そうして無理やり立たされて教室へ・・・。 「おおっ居眠り王子さん。寝起きはどうですか?」 幼馴染の楓だ・・・。 大「るっせ=!」 楓「よかったね!また新しいあだ名決まったんだよ!」 大「よくねぇよ」 楓「でも、居眠り王子のおかげで自習だったんだよ!」 大「うれしくねぇよ。チョ−クは当たるし。痛てぇんだよ。アレ。」 楓「まぁまぁ。。。」 帰り道・・・・。 「おおっ!居眠り王子だっ!!」 はぁ? 通りすがる学生に何回言われたことか・・・。
2009/12/19 16:28:43 [932]「何授業で寝ているんだ?」 ーヤバイ!教師にでも気づかれたか!?− 起きたら学校一の天才。白里だ・・・・。 「おまえみてぇな天才クンとあちげぇんだよ、ほっといてくれ。」 「ふぅん、馬鹿だから忠告しているんだがな。」 あったまきた。 「るっせぇ!!オレ様は天才なんだよ!お前とは違う天才だ!」 「・・・・・。」 ー白里がだまった!勝ったーと思ったその時。 「おーい青山ー。天才ならこの問題答えてみろ。」 「・・・・・え?」 しまった。オレはムキになって大声を上げていたぁ!! 白里は「勝った」という笑みでこちらを見てくる。 「くっそぉぉぉ・・・・」 「答えは?」 「あっ、はい・・・そのー・・・わかりませんっ!ははは^^」 と言ったそのとき!教師のチョークが脳天に当たった! 「あがああああ!」 バタッ・・・ めでたく保健室送りだコノヤロー・・・・・。
2009/12/10 22:23:44 [136]そうだな。確かに女子はめんどー極まりない人種だ。 特に、菜々美とか。 そう、菜々美とか。 つまり、菜々美だ。 要するに、菜々美。
しかし、おれってば、我ながらなんてカッコいいヤツ。 そして、可哀そうなやつ。 おれがあまりにも美しいがために羨望の的となり・・・ 悲しいかな。からかわれるのだ。 美しいとはなんとまあ罪なことよ! 紙がとれた大志の背中から哀愁が漂ってきた。 教室に戻るとおれのあだ名が勝手に決まっていた。 「トイレッチマン」だ。 なんだそれは。 ともかくおれは数学のできないやつらの言語は、論理がなっていなくて分からん。 いや、大志が国語ができないだけである。 大志は、一日5分はトイレの鏡の前でキメ顔・・・きも顔をしている。 そして、さっきのあれだ。 トイレの前での、背中に手を伸ばすストレッチ。 そして今日の残りの授業は現代文に古典だ。苦手教科だ。 寝よう。 大いなる「作戦」のために、偉大なおれサマは睡眠を確保すべきである。
2009/12/10 21:59:58 [171]「ったく、ちくしょー。マジ最悪だぁー!」 - 背中の紙を一人では取れない!? 緊急事態のため大志は、緑川に土下座をして、頼みまくって、やっとこさで取ってもらった。 しかも、その後。 『青山、お前本当に馬鹿でアホだな』 緑川は紙を剥がすと、大志に痛すぎる…出来れば言って欲しくなかった 言葉を言った。 ばか、あほ? なんつぅー事言ってくれるんだ! 女子にしか言われたことないのに!!!! 緑川は悪魔だ。いや、魔王だ。 B組の男はみんな仲間だと思っていた。 でも、俺の事は馬鹿ってアホって言った。 裏切られた気分だー。 よし、決定だ。 あいつを大志ブラックリスト(?)に入れといてやろう。 - 「…俺のどこがアホなんだよ。完璧過ぎるじゃねーか。」 俺は100%完璧人間だ。 大志は幼稚園の時から信じていた。 その時点で馬鹿(大志には言っちゃ駄目だよ!)なのかもしれない。でも、とにかく馬鹿やらアホはNGワードなのだ。 「おっ!青山。大丈夫だったか?」 トイレの水道の前でイライラしていると、奈々美の紙の第一発見者。 『黒崎武』がノコノコとやってきた。 「くろぉーさぁきぃー。お前って奴は、何で背中の紙を取ってくなかったんだよ!」 大志は黒崎を見ると、すぐに黒崎の首元を引っ張って、訴えた。 「いや…悪い悪い。すぐに取るとつまらないと思って。」 ヒデー。残酷だ。 俺が裁判委員で奴が罪人なら、死刑確定だ。 そう謎の事を考えている大志は、黒崎が持っている物が気になった。 「…お前、その手にあるのラブレターか?」 「あぁ、まただよ。さっき告白されたけど。ホント、女子ってメンドーだよな。」 「…ってことは、今回も女子をふったんだな。」 「ああ。」 「っ偉い!!それでこそ、親友だ。」 大志は大げさに黒崎の肩を叩いた。 赤く腫れる程…。 黒崎は青山の小さい頃からの親友で、世間で言う『イケメン顔』って奴。 しかし、青山は。 皆、目が悪いよな。俺のほうがかっこいい(?)のに。 とか、黒崎が『イケメンだ。』ともてはやされていると、自分が一番だと。 ナルシストな事を思っていた。
2009/12/10 20:33:1 [601]「ぷっ・・・。」 緑川が笑った。あの緑川が笑った? 「てめぇ、後ろ、知ってんのかあ?くくくっ」 最悪だ。剥がし忘れてた。 そして、悲しいかな。背中に手が届かなかった。 必死で背中に手を回すおれ。 それを見て笑い転げる緑川。 緑川が笑うことに驚き集まる人々。 そして注目を集めるおれ。 最悪、おれ。じゃなかった。菜々美最悪。 みんなが笑ってる。お日さまも笑ってる。 きっとどこかで金井さんも笑ってる。・・・かも。 おれは、また負けた。
2009/12/10 19:50:50 [418]「フハハハハ!これでオレは勝てるー!」 青山は胸を張って廊下を歩いた。 ふとしたら周りのやつらがオレを見て笑い始めた。 「おい青山ー、後ろ・・・・ププッ」 友達の黒崎は笑いながら言った。 オレはイライラして、 「あ゛ぁ!?オレの後ろがどうかしたのかー、黒崎ィィ(怒)」 オレは怒りながら笑った! 黒崎は顔を青くして、 「じ、じじょっ・・・・」 「じょがなんだよ(イライラ)」 黒崎はもう使えない、よしトイレで鏡を見て確認だ! 「・・・・・・・・。」 青山は鏡を前に固まった。 背中には「バカ」と書いた紙が貼ってあった。 しかし青山はそんなことで固まっているのではない。 「赤坂だ!」 赤坂が貼ったに違いないっ!と青山は思いトイレをでた。 ドン! 誰かにぶつかった。 「いってぇぇなぁ!」 ぶつかった相手は学校一の不良、緑川だった。
2009/12/10 19:15:28 [665]まずい。腹が減ってきた。 朝練のせいだ。くそ。 さっきまでニヤけていた顔も引き攣る。 早く終わらねえかな。 あと、30分もあるのか。 「問8、え〜、青山。」 指された。勘違いしやがる。 おれは時計を見たのであって、決して教師を見たのではない。 でも数学は得意だ。得意中の得意なのだ。 というか、数学以外できる教科はない。悲しいかな。 こんな問題寝ながらでも解けるわ。 っと思ってたらテストで本気で寝てやばかったんだよな。 「X=8でーす。」 だから、おれの数学が得意なことは、おれしかいない。 そうだよ。これだよ。 この数学が、「作戦」の役に立つかもしれん。 しかも、アイツら女子は数学が苦手だ。 ・・・おれに、風が向いてきたんじゃあないか? 大志はノートの新しいページに「数学!!!」とデカデカと記した。
2009/12/10 18:17:1 [900]ノートのページの真ん中に、縦に一本線を引くと、実に簡単な表の出来上がりだ。 線の左側の一番上に「ウザい女子」、右側の同じところに「マシな女子」と書いた。 「ウザい女子」、の一番最初に菜々美の名前を入れた。 おれは、ノミじゃねえ。 あ、シャー芯が折れた。怒りを込めすぎたか。 B組で一番「マシな女子」はアイツだろ? 金井藍子。 大志は「マシな」に丁寧にその名前を書き込んだ。 ん?「マシ」、じゃないぞ。結構イカしてるって。 いや、イカしてるなんて表現は彼女に合わない。 そうだ。オアシスだ。 この荒んだB組で唯一の俺の癒し。 大志は金井藍子を見つめ、またしてもニヤけた。 天使だ、女神だ、いや、妖精だ! ―――――――――――――――― 参加させていただきました。 牡丹さんの文章はスピード感があって素敵ですね^^
2009/12/10 17:42:43 [337]- 大志が通う「橙高校」は普通に男子、女子が仲良しな学園だ。 しかし、B組だけは違った。女子が強すぎる。 力が強い。頭がいい。うるさい。 …くやしいが、皆可愛い。 なので、内気な男子(大志は多分違うだろう…)が集まるB組の男子には、 勝てるはずがなかった。 …いいや、勝ってみせる。 4月にこのクラスの一員になってから、大志はずっと思っていた。 絶対、女子に勝つ!! …だが、やっぱり勝てない。今日…いや、さっきも負けた。 悔しい。 - とにかく、女子に勝つ作戦を立てなくては……。 大志は3限の数学の先生が来たのを合図に、教科書と『女子撲滅作戦』と 書かれたノート開いた。
--------------------------------------- あらすじを書いていたら、長くなってしまいました。 すみません…。 みなさんはこんなに長く書かなくても、こんなに長く書いてもいいですよ。
2009/12/10 17:41:27 [567]俺の名前は、青山大志。高2のB組、出席番号は3番。 サッカー部のキャプテン候補で、運動神経抜群! 女の子に告白された回数なんて……5回!! 勉強も人並み以上。 こんな凄すぎる俺だけど、どうぞよろしく! - 青山大志は、ニヤニヤしながら一枚の紙を見つめていた。普通の人が今 彼を見たら、変質者と思うだろう。 それぐらい怪しい笑みを浮かべていた。 「なぁに、やってんのよ。あんたキモいんだけど!」 幸せそうに(?)笑みを浮かべる大志を前に、一人の女子生徒が来て 大志が見つめていた紙を奪っていった。 「あーーー!!!」 必死に取り返そうとしている大志にを無視しながら、びっしりと書かれた 文字を女子生徒は読む。 「あっー!テメー。何、人の書いて物、読んでんだよ!」 女子生徒は大志の必死な声が聞こえないのか、いきなり 大志お手製文章が書いてある紙を、グチャグチャに丸めながら女子生徒… 『赤坂奈々美』は大志に怒鳴りつけてきた。 「青山。これ、また隣の女子高せの生徒に配ろうとしたんでしょう! 何が、サッカー部のキャプテン候補よ!何が告白五回よ! あんた、サッカー部のただの部員だし、告白なんてされたことないじゃない!! かっこいい男子みたいに書いてあるけどね。あんたなんて、ノミじゃない!」 奈々美が言った事は、本当のこと。 悲しいかな…全部真実である。 しかし、大志は最後の奈々美の言った、一文だけは気に入れなかった。 ノミだと…………!!!! 「おいっ!!赤坂!最後なんて言ったんだよ!!もう一回言ってみろ!」 「いいわよ。何度でも言ってあげるわ。あんたなんて、ノミ以下だって 言ってんのよ!」 「グワァ〜!!ノミじゃなくてノミ以下になってる……。」 青山大志1000のダメージ。即死寸前。 敗北。 そんな言葉が滝のように出来そうなほど、大志のピュア(?)な心は 傷ついた。
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