2010/1/24 19:43:12 [727]あげ〜
2010/1/23 19:26:5 [924]やったね! 借金返済できたんだ!
2010/1/23 12:50:3 [696]↑
2010/1/4 9:14:6 [408]「それって…どういうこと?」 「つまり伊集院の稼ぎが自分にも稼ぎになるということじゃ!」 そ、それって、 「ヤッターーー!」 借金が返済できそう! 数日後、私の家は殆どの借金を返済した。
2010/1/3 20:41:22 [416]すごいリレーですね。 アゲ!!!!
2009/12/19 3:13:25 [636]「おーい、綾乃ちゃん、このタクシーに乗るのじゃ!」 お爺ちゃんの乗ったタクシーが入れ違いでやってきた。 「え?」 「良いのじゃ良いのじゃ。ほれ早く!」 私が乗ると、お爺ちゃんはこの前のように学校へ電話した。 そして言った。 「強く、なったのじゃの。ほほほ。」 「私なんて、全然強くないよ。それに、もっともっと強くならないとだめなの。」 「それこそ真の強さなのじゃ。綾乃ちゃんは、自分の強さを過信せず、なおかつ誰かのために強くなろうとしている。違うかの?」 着いたのは私の家だった。 「たのもーーう!」 と言ったお爺ちゃんの声に驚いて、お父さんとお母さんが出てきた。 ついでに近所の住民も窓から首を出して覗いた。 「綾乃ちゃん、学校は?・・・それと葵ちゃんのお祖父さん、お久しぶりです。綾乃ちゃん、どうしたのよ?」 「神田家に朗報じゃ!これを見よ。ワシは伊集院の株の大半を手に入れたのじゃ!」
2009/12/19 3:13:1 [108]やだな・・・。 学校へ向かいながら思った。 昨日の夜、泣きながら眠ったから、目は赤いし、クマもある。 こんな顔で学校にいくのなんて。 三階まで登って、前のドアを開けた。 上から水が降ってきた。 「え?」 伊集院香が前に来て言った。 「神田さん、おはよー。今日の気分はいかが?あっはははは。ひどい顔!」 「また伊集院さんが?なんで?」 「あのねぇ神田さん。私のママとパパったら、なーんでも私のお願い叶えてくれるんだから。なーんでも。」 「そ。で?」 「神田綾乃って子不幸にしてって頼んだのねー。そしたらリストラとか借金とか?よく分かんないけどやってくれたの。」 私は伊集院香に平手打ちした。 「やだぁ、ママにもぶたれたことないのにー。」 「目覚ませ!伊集院さんは甘やかされてるだけじゃん。」 「なにが?私なんかより神田さんのが甘やかされてるでしょー!こっちは親なんか全然かまってくれやしないんだから。神田さんのこと見てるとむかつくのよねー。」 「伊集院さんも人の目見て話さない。私も前まではそうだったけど。伊集院さんが周りの人を見てなかったら、周りの人も伊集院さんのこと見られないんだよ。」 「私は神田さんと違っていじめられてもなかったし、友達たくさんいるじゃん。」 「伊集院さんが水浸しになった時にだれも反応しなかったでしょ。」 その言葉を聞くと、伊集院香は走って教室から逃げ出した。 「待って!」 私は追った。 「待って、綾乃ちゃん。あんな子ほっときなよ。」 「葵ちゃん。でも・・・」 「綾乃ちゃん風邪ひいちゃうよ。」 「いいって。ごめん、やっぱり行ってくるね。」 「うん、分かった。綾乃ちゃん、目、見てくれたね。」 そう言った綾乃ちゃんの目が三日月型になった。笑っていた。 私もにこりと笑った。 「待って!」 ちょうど、伊集院家の車が校門から出て行った。 間に合わなかった。
2009/12/19 3:12:32 [871]お爺ちゃんの言葉を思い出した。 「綾乃ちゃんは石の力をかりて、おのれを成長させることができるのじゃ。」 そう、もし私があの時よりも成長しているなら、少しでも強くなっているはずだ。 「分かったよ。私は平気だよ。これからお手伝いとかいっぱいやるから。私にもできることはなんでもするからね!」 そう言うと、お母さんの目から涙が流れた。 お父さんの目も一瞬きらりとしたように見えた。 「綾乃ちゃん、あんま見ないでくれる?」 「え?お母さん泣いてるの?」 「あのねえ、あんたも人の目を見て話すようになったなあ、と思ったからよ。」 もっと強くなりたい。早く強くなりたい。 自分の足で自分を支えて、地面を蹴って走るように、自分の足で人の重みも支えられるように私はなりたい。
2009/12/19 3:11:55 [573]やだな・・・・、など思うことはなくなった。 伊集院さんに話しかけた日から、いじめは減っていき、一か月ほどした今ではなくなった。 そのうち、魔法の石はランドセルのポケットに入ったまま忘れられていった。 いろいろな人に掛けられた言葉も同様に。 最近は自分の強さを意識しようとすることもなくなった。 「ただいまー。」 「おかえり。」 「え?お父さん、今日休みだったっけ?」 その日私が学校から帰ると平日の昼間なのにお父さんがいた。 お母さんと、リビングのテーブルに座っていた。 お母さんが言った。 「綾乃ちゃん。大事な話があるから手を洗ってここに座りなさい。」 お父さんとお母さんが、離婚するのだという。 実はお父さんは先月リストラされていた。 さらに借金を踏み倒して消えた友人のかわりに巨額の支払いの義務があるそうだ。 とても現実味のない話に思えた。 お父さんが言った。 「綾乃、ちゃんと目見て、話聞いて。」 まただ。あの言葉、まただ。でも今日は石がないのだ。 「綾乃はお母さんと暮らすんだよ。」 二階のランドセルのポケットのなかだった。 「二人はお父さんと離れて暮らせば、金の影響は受けないから。勝手にこういうことんなっちゃってごめんな。」 何かを考える前に涙が零れた。 「お父さんもお母さんも綾乃がなるべく辛くならないようにするよ。本当にごめんな。」 お父さんは、ごめんな、と繰り返しながら私の頭をなでた。 それって、もう五年ぶりくらいじゃないのかと思った。 お父さんを見ると、とても悲しそうに見えたし、なんだかヤツれていた。 お母さんを見ると、とても疲れているように見えて、お父さんと同じくらい悲しそうだった。 二人とも、私のことをこんなに考えてくれている。 そう思うとすすり泣きはとうてい止まりそうでなかった。 これから辛くなるのはお父さんとお母さんなのにな。 「私はお金なくて貧乏でもいいよ。だから離婚しないで。」 お母さんが答えた。 「だめなのよ。この家も、家具とかも全部売っちゃうんだから。それに、離婚しなかったらお母さんの貯金まで使って支払わないといけなくなっちゃうのよ。分かった?綾乃ちゃんはお母さんのお金で暮らすのよ。」 あの石があったらよかったのにな。 二人は今の私が弱くて、守ろうとしてくれているから。 私の弱さが二人の辛さを大きくするんだ。
2009/12/15 21:9:49 [738]久しぶりに参加♪ 「ねえ、伊集院さん。1人なの?1人だったら友達にならない?」 伊集院さんはビクッ、とした。ちょっとしてから、伊集院さんはいった。 「別にいいけど・・・・・・・」 伊集院さんはとても、楽しい人だった。話すことが豊富だからだ。 そして、伊集院さんと友達になった。香ちゃんと、呼ぶぐらい、仲良くなった。 前はいじめられていたけど、だんだん、変わってきた。学校が好きになってきた。
2009/12/15 20:8:7 [830]☆参加☆ あんな奴1人でいいだろうと思った。あれ?伊集院さんよく見るととても哀しそう!?声かけた方がいいのかな?葵ちゃんにいわれた通り、目をみてはなせば平気かな?
2009/12/15 18:17:7 [443]あげあげw
2009/12/12 15:58:10 [679]age~♪
2009/12/11 3:31:11 [41]また文字数制限が・・・・。こんどからwordで確認してきます; まして今日の文章はいつにもまして酷かった気がします。 私なんかがのさばっていて良いのか心配になりました。 そして参加人数が増えて嬉しかったです。
読んでくださった方ありがとうございました^^
2009/12/11 3:23:34 [220]「ねえ綾乃ちゃん、お祖父ちゃんにあの石おとといもらったの?」 「うん。」 休み時間に葵ちゃんが聞いてきた。 「でも、あれ本当にあたしん家の玉砂利なんだよ!あんなのうそだよ。」 「ううん。」 学校で誰かとこんなふうに話していないのは、いつからだったんだろう。 「庭にたくさんある。」 「うん。」 話ができて嬉しかった。 「ねえ、なんでさっきから、うん、ばっかなの?」 「え?」 「ちゃんと目見て話聞いてよ。返事もちゃんとして!」 まただ。 「そんなことしたら、葵ちゃんまでいじめられる。だからダメ。」 「だからじゃないくせに。昨日だって。」 「そうだね。もう、癖になっちゃったのかも。でも、これだけ言わせて。嫌いだからじゃないよ。昨日も言ったけど、ずっと親友だと思ってるの。」 魔法の石があるからそんなことも言えたのだと思う。 「じゃあ、お祖父ちゃん盗らないで。私のお祖父ちゃんでしょ。しかも綾乃ちゃんは私の、親友じゃん。」 石があってもその言葉はとても重苦しく聞こえた。 習字の時間に新聞紙を敷くと伊集院さんのお父さんとお母さんがちょうど載っていた。 きっと忙しいんだろうな、と思うと、昨日の葵ちゃんの言葉が思い起こされた。 「私、お祖父ちゃんがいなくなったら一人になっちゃう。ママもパパも会社で忙しいんだ。」 葵ちゃんのお父さんは、田村建築の社長だ。ちょっとこわい服装をしているけれど。 そういえば、伊集院さんのお父さんも社長だ。背広だけれど。
私はそっと伊集院香の方を見た。 机に並んだ習字セットは新しかった。これも買い替えてるの? そして、伊集院さんが持っている新聞も誰にも詠まれたことのないように新しかった。 私は、もしかしたら伊集院さんは一人なのかもしれないと、思った。
2009/12/11 3:23:13 [667]「綾乃ちゃん、起きなさい。もう六時十五分よー。」 翌朝、お母さんはいつものように私に接した。 だから私もそうした。 「昨日お風呂はいらないで寝ちゃったからシャワー浴びてから行く。」 まただ。目を見なかった。 やだな・・・。 学校には伊集院さんも、葵ちゃんも、先生もいる。 昨日の、いろいろな人から言われた言葉を反芻しているうちに校門に着いた。 ちょうど、伊集院香が送りの車から降りたところだった。 ポケットに触れて石の存在を確かめた。 「ちょっとー、ついてこないでよねー。」 当然、下駄箱までのタイミングは同じである。 私だってついて行きたくてついて行くんじゃない。じろり、と睨まれる。 「こっち見ないでくんなーい?」 と言われた。 「話しかけないでくれないっ。」 生意気ね、と言いそうになって押し止めた。 また、意に反した言葉を紡ぎそうになった。 「じゃなくって、なんか文句あるなら直接言ってよ。一体何なの。」 「別に。」 階段を上る伊集院香の上履きは、新品だった。 そっか、上履きまで墨が染みちゃったんだな。買い替えるだなんて裕福ね。 お爺ちゃんが、河でだけれど洗ってくれた私の上履きは、はっきり言うとほとんど黒い。 上履き、洗わないのかな。 それとも、誰も洗ってくれなかったのかな。 今日は、どのドアにもバケツの仕掛けはなかった。
2009/12/10 23:27:24 [725]思い切って参加させて頂きます。 . 「お母さんだって、いつもちゃんと話聞いてくれようとしてないでしょ!」 意に反し、逆らうような言葉が滑りでてくる。 「ほら、また目を見てない」 「別にやばい所行ってたわけじゃないし、いいでしょ。早く出てって!」 理不尽だと思っていながらも、殆ど意地で叫ぶように吐き捨てた。確かに、お母さんの言う通りなのだ。言う通りなのだが、大人しく従うように身体は動かない。尚も眉を吊り上げる母親を強引に押し出し、最大限の力でどん、と戸を閉めると開けられないよう寄りかかった。 綾乃、綾乃ちゃん、とお母さんは呼ぶが、それをねじ曲げるように感覚から追い出そうと必死になる。そうしながらふと、『魔法の石』をポケットの上から押さえ、存在を確かな丸く固い感覚として確かめる。これが成長の役に立つ、そう言われた。このままではいけないのは確かだ。私は石の表面をなでながら自分の行動について考えた。 . 設定等矛盾する箇所がありましたら指摘をお願いします。 乱文失礼しました。
2009/12/10 18:17:47 [425]被月さんの面白いですね!!!! ついつい読んじゃいました!!! 瑛莉さんが作ったキャラクターの説明も面白いww とってもたのしいですww 上げますね〜
2009/12/10 17:53:47 [416]文字数制限に引っ掛かったので二回に分けました。 41分0秒のほうにタイプミス発見。 11行目「ワシは石のおのれの力にすることで〜」 ⇒「ワシは石の力をおのれの力にすることで〜」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ なんか“リレー”小説じゃなくて私の“独裁”小説になってきてる感が否めないので、どなたか“リレー”してくださると嬉しいです^^ 私の書いたところに関して意味フメーなところがあったりしたら、どうぞ聞いてくださいねっ
2009/12/10 17:41:24 [582]「神田さん?」 「先生!どうして・・・?」 角を曲がると先生がいた。 「ランドセル、持ってきたわよ。」 「あ、え?ありがとうございます。」 「実は、様子見に来ちゃったのよね。」 先生と私は夜の住宅街を並んで歩いた。 「先生ね、神田さんがいじめられてるの、もちろん知ってたのよ。今朝のはわざとだったから、心配しないで。」 「先生、ありがとうございました。病院にも居たんですか?」 「途中から、田村さんのお祖父さんがいらっしゃるところまでね。そのあとはこうして待ち伏せしてたのよ。」 「待ち伏せ?あははは。」 「神田さん、いじめのことは、あなたがしっかり周りをみてれば、簡単に解決できるわ。じゃあね、先生学校に戻るから、気をつけて帰りなさい。」 「綾乃ちゃん!こんな時間までどこほっつき歩いてたのよ!」 家の戸を開けると、お母さんの怒声が飛んできた。 「今帰ってこなかったら、友達の家全部に電話しようと思ってたのよ。」 「ごめんなさい。」 私はつま先を見つめながら小さく言った。 「ごめんなさいじゃないのよ。どこほっつき歩いてたのか言いなさい!」 「葵ちゃんのお爺ちゃんが運ばれた病院!」 それだけ言うとダッシュで階段を上り自分の部屋に入って戸を閉めるとベットにダイブした。背中でランドセルがつぶれたような気がした。 お母さんが階段を駆け上がってきて戸を開けて言った。 「綾乃ちゃん!目を見て話しなさいよ!あんたはいつも人の目を見て話さないね!」 そう言われればそんな気がした。
2009/12/10 17:41:0 [73]「これ、あたしん家の庭の玉砂利だよ?」 魔法の石を見て葵ちゃんが言った。 「ううん。これは、強くなれる魔法の石なんだ。お爺ちゃんがくれた。でも、やっぱり返すね。私がこの石を持ってたら、お爺ちゃんが石の力を使えなくて、弱くなっちゃうから。きっと今日だって、石の力がなかったからこんなことになったんだよ。」 「そうかもしれんのう。」 「お祖父ちゃん?うそでしょ。この石、うちの庭のだってば。」 「まあ、強いて言えば、そうであってそうでないというところじゃ。その石は、返さないでおくれ。ワシは長年そいつの力に頼り過ぎて、おのれの力が弱まってしもうた。ようく聞け。ワシは石のおのれの力にすることで強さを保っていた。それは真(まこと)の強さではない。しかしの、綾乃ちゃんは石の力をかりて、おのれを成長させることができるのじゃ。じゃから、石は持っておれ。」 葵ちゃんと、お爺ちゃんはまだ病院に残っていたから、私は一人で帰った。 藍色になった空にぽつぽつと星が見え始めてる。 別れ際に言われた言葉が耳に残った。 「その石の使い方は、真の強さを得た時に分かるのじゃ。返すか返さないかはその時に決めておくれ。」 どこの家からか、カレーの香が漂っていた。 おなかすいたな。
2009/12/7 16:25:39 [330]そんなことを思いながら、私は走った。 葵ちゃん、きっと泣いてる。お祖父ちゃん子だから。 お爺ちゃん・・・。まだお礼言ってないのに。 辺りの風景はほとんど目に入らない。 二人の顔がかわるがわる浮かんでくる。 じわりと目頭に熱いものが込み上げてきた。 泣いてはいけない。私は強くなれたのだから。 涙があふれないように、まばたきをしないでいたら、いつのまにか涙は乾いた。 私は、昨日お爺ちゃんと走った河原が見える橋の上に来ていた。 そこで欄干にもたれてしばし息を整える。 お爺ちゃん、昨日はあんなに元気に走っていたのにな。 私は、強くなれる石を取り出して見てみた。 お爺ちゃん、私は強くなれた。でも石はやっぱり返すよ。 だから今度はお爺ちゃんが石で強くなって、病気を撃退してね。 再び走りだした私は、さっきまでより力強く地面を蹴ることができた。 病院に着くと、急患入口から入った。 病院の匂いがする。古い病院で薄暗く、少し気味が悪かった。 人一倍怖がりな葵ちゃんは大丈夫だったのだろうか、と思う。 ビニール張りの椅子で、ぽつんと葵ちゃんが泣いていた。 「はい、ハンカチ。」 「綾乃ちゃん?」 私が隣に座ると葵ちゃんは私に抱きついて泣いた。 日が暮れて来て、待合室の電気が点いた。 葵ちゃんはやっと顔をあげると言った。 「私、お祖父ちゃんがいなくなったら一人になっちゃう。ママもパパも会社で忙しいんだ。」 私は埃っぽい観葉植物を眺めながら言った。 「いいよ。私がいるから。」 「え?」 「親友でしょう。」 「綾乃ちゃん・・・。」 「それとも葵ちゃんはもう私のこと嫌い?」 「違うよ!今まで無視してごめんね。許して?」 「うん。とっくに許してるよ。てか怒ってないからね。」 「ありがとう・・・!私超酷いことしたのに、そんなに優しいの?」 「うむ。それは優しさも強さだからじゃの。」 「お祖父ちゃん!」 「お爺ちゃん!」 お爺ちゃんがいつのまにか後ろに立っていた。 葵ちゃんが叫んだ。 「お祖父ちゃん!大丈夫だったんだね!よかった。」 「ほほ。大したことない。ただの、食いすぎじゃった。」 今度は二人で叫んだ。 「え?えー!」 「食べ過ぎ!」
2009/12/6 22:59:42 [774]私も参加して良いですか??
「田村さん?? ・・・葵??!!」 綾乃は思わず叫んでしまった。先生が耳を塞ぐほどに・・・ 「先生、葵のおじいさんはどこに居るんですか??」 居場所=病院名を聞くと、綾乃は学校を飛び出した。 一刻も早く、葵のところへ・・・ 葵はおじいちゃんが大好きだった。そのおじいちゃんが危篤と聞いて、 葵はどんな気持ちだったのだろう・・・??
こんな感じで良いんでしょうか??
2009/12/6 15:12:26 [536]ごめんなさい。 下の文見てませんでした。 すいません。 続けてください・・・・・・・・・・・・。
2009/12/6 15:11:9 [86]こんにちはーー。私こういうことだーいすきなんです。 瑛莉さんが持っているそのブタ。それを物語にしたいと思います。
僕、ピー。食べられそうになった時に瑛莉が助けてくれた。親切で優しい人です。
2009/12/6 0:49:20 [596]後ろのドアを誰かが開いた。とたんに、その人の上に水が降った。 「きゃー!間違えちゃった!」 伊集院香が水浸しになって叫んだ。 「あれ、外は雨なんて降ってなくない?」 私は伊集院香の前で言った。気付いたから。 「なんで神田さんがそっちのドアから入ってるのー。だから間違たし」 クラスで後ろのドアを使うのは私だけだった。 だから水を被るのは私だった。でも今日からは違う。 私は強い。他の誰よりも。 「伊集院さん器用ね。こんな仕掛けを作るなんて」 水に濡れた、伊集院香の白いセーターに灰色のシミが広がっていく。 水には墨が溶かしてあったようだ。 伊集院香に声をかける人はいなかった。 みんな、心の中で面白がってるんだろうな、と思う。 伊集院香は泣いて、階段を下っていった。 みんなは何事もなかったかのように席に着いた。 私の机がマジックで塗りつぶされていた。 幾筋もの黒い線は、まるで誰かが恨みを込めて書き殴ったように見える。 でも私は強い。理不尽なことされても黙っていた私とは変った。 「先生。机に落書きされてます!」 みんなが私の方を見た。 先生が言った。 「うわ、酷いね。それ、神田さんが自分でやったんじゃないの?」 「え?」 私は驚いて動けなかった。 「違います!これ私が来たらこうなっていて・・・」 「えぇー?そうなの?」 先生はとりあってくれなかった。みんなは先生の反応にびっくりだ。 そうしたら、葵ちゃんが口を開いた。 「綾乃ちゃんはそんなことしないよねー?」 周りの子たちが口々に言った。 「そうだねー」 「神田さんこんなことできないよねー」 隣の席の子が言った。 「せんせー?昨日の昼休みに伊集院がやってた」 「本当かしら?」 「は?オレ見たって。見た見た超見た!」 「じゃあ後で除光液持ってくるから、それで拭いてね」 久しぶりに余裕があった私は、授業中に辺りを見回してみた。 すると、女子の筆箱には新品のペンが、男子のには新品のバト鉛が、沢山入っていた。 葵ちゃんが言った。 「もうこのペン飽きたから全部あげる。これ伊集院さんがくれたんだ。私と仲良くして、綾乃ちゃん無視するならあげるって。綾乃ちゃんは持ってないでしょ?」 伊集院香は金で友情を買ったのだ。 休み時間、先生は、私に除光液を渡すと言った。 「田村さんは、お祖父さんが危篤で早退しました」
2009/12/5 12:44:20 [802]私とお爺ちゃんはベンチに並んで座って、学校でのことを全部話した。 そうしたら、葵ちゃんのお爺ちゃんは、私のお父さんの振りをして携帯で学校に連絡をしてくれた。今日は具合が悪いので休みます、と。 「綾乃ちゃん、お爺ちゃんがいいものをあげよう。これは、魔法の石じゃ。」 「魔法の石?」 「この石は、持つ者に強大な力を授ける。つまり、この石を持っていれば誰よりも強くなれるということじゃよ。」 「私、そんなにすごいものもらえません・・・。」 「良いのじゃ!とにかく明日はこの石を持って学校へ行くべしなのじゃ。」 お爺ちゃんは無理やり、その丸くて白っぽい石をランドセルにつっこんだ。 そのあと、修行じゃ!と言って走りまくるお爺ちゃんと一緒に河原を走って、学校が終わる時間まで遊んで家に帰った。 やだな・・・・。 今朝も通学路で何回か思った。 でも今日は魔法の石がある。ティッシュに包んで大切にポケットにいれた。 私は、昨日よりも絶対に強い。 そして伊集院香よりも絶対に強い。 お爺ちゃんが洗ってくれた上履きを履くと、私は三階の教室に向かった。 今日は強いから、いつもと違って前のドアから堂々と入った。 水は降ってこなかった。
2009/12/3 22:58:12 [433]走ると、水に濡れた髪が顔に張り付く。 真っ黒な上履き、履いたまま、私は校門の外へ出た。 そのまま、夢中で走り続ける。 頬にあたる風が涙を乾かしていく。 私は昔から走るのが大好きだった。 地面を蹴れば風景がどんどん後ろへ流れていく。 このまま、学校も、伊集院香も、何もかも流れ去ってくれれば良いのに。 走り続けて、そのまま街を抜けて、河原まできた。 私はそこで足を休めた。 靴底の薄い上履きで走り続けて、足の裏が痛くなっていた。 上履きで思い出した。 学校、サボっちゃったな。 古いベンチがあったから、座った。 向こうから、ジョギングしている人が来た。 見つかったら、怒られるかな。 なんで学校サボったのか聞かれちゃうかな。 ジョギングしてる人がだんだん近づいてきて、持ってるタオルが見えた。 “田村建築”と、書いてある。 そうだ、あれは葵ちゃんのお爺ちゃん。
2009/12/3 19:27:17 [330]やだな・・・・・・・・。 そう思うと、私の足が止まってしまう。 それを繰り返していると学校についてしまった。 学校の門には楽しそうに話している子達がいる。 私は門を通って下駄箱へいった。 私の上履きをさがしていると、何か真っ黒い物が落ちてきた。 何だろ、とみてみると上履きが真っ黒にマジックで塗りつぶされていた。 薄く神田綾乃と書いてある。 私は、真っ黒な上履きを履いて、3階の教室へ行った。 教室のドアを開けたとたん、上から水がふってきた。 「あれぇ〜、外は雨ふってるのぉ〜。」 私の前に伊集院香がきて言った。 私は、全力で走っていた。 どこへいくかは、分からない。 体が、かってに動く。
2009/12/3 19:18:19 [477]〜登場人物〜 神田綾乃(かんだあやの) 小五でいじめられている。 伊集院香(いじゅういんかおり) 綾乃をいじめているグループのリーダー。綾乃と同級生で同じクラス。家がお金持ち。 田村葵(たむらあおい) 綾乃の親友。小五。 まだまだ登場人物を増やしたかったらかってに増やしていいです。
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