2013/3/28 17:31:36 [509]
2013/3/27 16:18:59 [378]「黒山君?」 「いや、なんでもない。腰かけて、そこに椅子あるし…。」 「あ、うん。有難う。」 然が腰を掛けるとキィっと椅子が音を出した。
なんか、妙に気まずくないか? まぁ、気にしなくていいか…。
俺は校内に指定されたボタンを押し、マイクの電源を入れる。 「生徒会の諸君に告げる。今日予定していた××高校いじめ対策 生徒会会議は無しにします。なお、生徒会の今日の活動もなしとします。なので、最終下校以内に帰るように。繰り返します―。」
放送が終り後ろを振り返る。 「黒山君?あのね、嘘なの。」 「え?」 「ごめんなさい、私嘘ついてたの。本当はあんな化け物見るの初めてじゃないし、自分で退治できるの…。」 「どうゆう意味かな?」 「黒魔術師なの。私。本当は…、黒山君のこと知って―」 思わず彼女の口を掴んでしまった。 「いつから?いつからきずいてた?」 「3日位前、十年くらい前の事故の傷、見ちゃって。あの、ごめんなさ」 「事故…!なんで知ってる?!」 「使い魔が教えてくれた。」 「くっそっ」 よりによってこいつ…、どうしよう…。ブロードに言うしかないか…。 「内緒にする!絶対!…、その代わり…。」 その代わり?めんどくせぇーな…。まぁ、しょうがねぇーか、 「何だ?」 「付き合って?くださ…い。」 「…………………………………はぁ?」
2013/3/26 18:22:50 [683]放送室は誰も使わない。 俺ぐらい評判のいい奴なら生徒会の仕事という名を付けて昼寝でも何でもできる。もちろん、放送室というくらいだから鍵は厳重にしてあり パスワードもある。無論、俺は知っているが。 『パスワードを入力してください。』 (************)っと。 「黒山君?…、どうして放送室に、」 「呼びかけるんだよ。生徒会約委員に。今日の会議は無しって」 「…。」 ガチャンッ ドアが開く。 「入って?」「うん…。」 然が入った後に俺が入り、厳重なドアを閉める。
ドキドキドキドキドキドキドキドキ――――――――――
なんだぁ?!これっ
2013/3/26 18:13:48 [16]やばいやばいやばいやばいやばい! 「ところで黒山君。」 「う、うん?」 やばい、声が裏返った!!!きもちわりぃー↓↓ 「私、怖くて…。そうゆうの見るの初めてじゃなくて…、」 然は泣いてしまった。 「…、家まで送っていくよ。」 「え?でも、生徒会があるんじゃ…、」 「なしにする。どうせ終わらないいじめとかどうでもいい問題だから」 「でも、」 「いいから来てっ」 俺は然の腕を掴んで放送室へとかけた。
2013/3/26 18:2:40 [792]第四話「白魔術vs黒魔術3」 無性にイライラするのはなぜだろう。 こんなにも世界が思い通りにいかないのは初めてなんじゃないか? ぶち壊したい。 この教室も、生徒も、先公も、…白城も。
「黒山君、あの。有難う。たいじしてくれたんだね?」
話しかけてきたのは隣の席の女子、佐藤然。 霊感があるのかなんなのか分からないがこいつはあの化け物が見えた。 てか、たいじしたのは俺じゃなくて白城の野郎なんだけどな。 「たいじしたっていうか。あれは佐藤さんの目の錯覚だったみたいだよ?」 「え?!…、ごめんなさい、迷惑かけちゃったね…。」 「いいよ、体調はどう?良くなった?」 「うん。黒山君のおかげだよ、有難う。」
ドキッ―――――――――――――――――――
なんだ?胸がチクチクして…、苦しい…。まさか…!
ついに俺ガンになっちゃったか?!ヤバ!!!決戦申し込んだのに!
2013/3/26 17:50:25 [747]第四話の前に…。 大親友の歩実ちゃんが体調不良でパソコンをいじれなくなったのですが、黒魔術編は続けさせていただきます^^。
2013/3/13 16:10:17 [285]第三話「白魔術VS黒魔術2」 昔から気になっていた。 見た目は怖いあの少年の事を、 でも話しかけることはできなかった。 なぜかって?それは――――――――――― *********** 「くそっ、死ね。化け物。」 何度魔術を使っても消えない。むしろ俺が消えそうだ…。 なぜ消えない?なぜ…、
「白の神よ、我に力と勝利を与えよ。」
一瞬何が起きたのか分からなかった。苦戦していた化け物が消え、あたりが白く染まる。まるで時間が止まったかのように、 いや、止まっているのか?見えない。この反射された光は胸に突き刺さるような痛みを感じる。 「無事か?」 「白城?!」 そこには白城大輝が立っていた。…、こいつがやったのか?! 白城は俺に手を差し出す。 「ほら、立てよ。」 「…、」 パシッ。白城の手を俺は振り払い、自分で起き上がる。 この時分かった。昔からこいつが嫌いな理由が。 「白城大輝、決戦を申し込む。お前が白なら俺は黒だ。必ず勝つ」 こいつは間違いなく神に愛された術師、白魔術師だ。
2013/3/3 16:48:6 [659]第二話「白魔術VS黒魔術」 「君には素質がある、貴公子。」 「素質?」 次の会議の資料作りでずっとワープロをしていた俺にブロードは話しかけてきた。 「そう、君の両親は黒魔術に何一つ関わっていない家系だったはずだよ。そして、君だけがなぜか才能に溢れている…。」 「へぇー。」(興味ねー。てか、なんで俺だけ?) 「所でこの納豆とやらは何とも美味だな。このコップに入れてストローで吸うこの食べ方も私は気に入ったぞ!」 まぁいいか、その前に資料を作らなければ!!!
************** 「これから「××高校いじめ対策 生徒会会議」を始めます。」 何がいじめだか…。第一この学校でいじめなんてあんのか?はぁ、こんな物の為に俺は一晩中ワープロを打ち続けていたのか…。 「生徒会長から」 「はい。…、ゴホン。まずお手元の資料をご覧になっていただきたい。このいじめ問題は――――」
ウザい。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね…。マジなんなんだよ。 俺の目の前にいるのは水原優香。生徒会書記長ではっきり言って お茶らけの度が過ぎている。こいつがなぜ当選したのか分からない。こいつは俺の資料の説明最中にスマホでアプリしたりメールしたり大声で笑ったり…。とにかく俺の説明を邪魔する。死ね。 「あは、何これぇ「平成二十五年度いじめ対策問題」?いじめとかいまさらあんのか?」 …、なんでこいつ俺と同じこと言ってんの?まさか超能力者とか?うわぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!!! *********** 「黒山君…。なんか、居る…。」 5時間目の自習のとき隣の席の女子が屋上に指をさしていってきた。確かにそこには得体のしれない黒い液体が徐々に人型になってきている。 「気持ち悪い…。」 「…、大丈夫。俺ちょっといってくるから、騒がない方がいい。それか、保健室行く?」 「いい。」 「そっか、じゃあ行ってくるね。」 「うん。気を付けてね。」 その時 もうこの教室には白城はいなかった。
2013/2/28 19:1:53 [962]第一話「黒魔術とは」 今から約十年前の「××村無差別大量殺人事件」生き残ったのは7歳の少年のみ。名前は黒山英輔。彼は犯人から必死で逃げクローゼットに隠れていた。そして犯人は原因不明の死。この事件は今だ未解決である…。
「黒山、古文のレポートいい出来だったぞ!次も頼むな。」 「生徒会長。次の会議の予定ですが…、」 「黒山君!私ここの問題わかんなーい」「私も!」「私も」… 「英輔、昼休みのバスケの約束忘れんなよっ!」
…。うざいなぁ。何なんだこの俺に頼りっぱなしの凡人どもは…。 いっそのこと黒魔術の凍死呪文とかかけてやりたい。 「莉里香ここの問題わかんないぃー」 黙れブス。話し方も顔も体系も気持ち悪いんだよっ。 「会長、次の会議についてなんですが…。」 こいつも、俺の秘書でこき使われてます、いかにもって感じだしやがって。選挙で圧倒的に表数付けて負けたくせに。 「なぁ、英輔ぇバスケしようぜぇー。バスケェー」 うん、さっきからうんって言ってるよな???? どいつもこいつもイライラするぐらいうっとうしい。 でもいちばんここ(学校)でむかつくのは同じクラスの白城大輝だ。 あいつはなんか分かんねぇーけどいらつく。まず態度が気に食わない。 「英輔ぇ。」「黒山くぅん」「会長っ!」 「分かったから、順番に来てくれるかな?」 満面の笑みで言った。
*********** 「おかえりなさい、貴公子。」 今俺の目の前にいるのはこの世の全てを手に入れた男、ブロード= カインドゥ=デイズ、ブロードだ。メスティーソ一族である彼は少し片言の日本語を話す。 「ただいま、今日はどんな黒魔術を教えてくれるんだ?」 「黒死呪文、とかドお?」 ブロードはこの世の全てを手に入れた男だ。その証に、黒魔術という白魔術に対抗され作られた、非常に扱いにくい黒魔術を自由に扱い世界を動かしている。 「黒魔術と白魔術の違いは、自身の命を削るか削らぬかだ。黒魔術は、使い過ぎると命は小さくなり、やがて消えもう二度と生き返ることも、新しい命に生まれ変わることも許されない。神に逆らった 反逆者の定めだ。」 初めてブロードに黒魔術を教えてもらう時に言われた忠告だ。ブロードはもうそろそろ自分は終わると言っていた。だから後継者が欲しい。世界を動かす後継者が、黒魔術師の後継者が。だからあの時、あの事件の時俺を助けた。
2013/2/25 18:19:45 [154]プロローグ[黒魔術の技法] 雷鳴が激しくなる…。ここは荒れ果てた小さな町。 「坊主。おとなしく殺されれば何にも痛くないんだぞ?クククク…。」 目の前の男は何人も切り殺した血だらけが俺の首に触れる。…。どうやらこの殺人鬼はいかれまくっているらしい。 この男から死に物狂いで逃げ回って1時間半。誰の家のクローゼットかわからないがとりあえず隠れていたところ見つかってしまった。 …。これまでか…。俺の人生も短かったな。たった7歳でよくここまで逃げ切れたよ。 「フン。急におとなしくなりやがって。まぁ…。死ね。」 終わった―――――――…。 どすっ 「え?」 目の前の男はいつの間にか倒れていた。まるで何かに呪われたかのように。 「大丈夫だったか?黒魔術の貴公子君。」 貴公子・・・・・・・・。黒魔術?
これが俺の物語の始まりとなった。
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