2009/11/3 13:51:28 [345] 続きがきになるねッ がんばって〜v(^^)v
2009/11/2 17:30:22 [632]「おっ。舞遅いぞっ!!」 扉側に座っていた髪が寝癖のようにはねている男子生徒が、 半分ふざけた口調で舞いに怒った。 「えへへ、ゴメン。」 舞は一瞬舌を出して、男子生徒に謝った。 オカルト研究部なので、怪しい置物とか本があるだろうと思っていた美紗緒は、 怪しいものが何もない普通の部室に少し残念な思いをした。 そんな美紗緒を舞は部室の真ん中に連れて行き、 「そうだ、美紗緒ちゃん。この人たちがオカ研の部員だよ。」 「…これで、全部なの?」 「うん!そうだよ。部員は四人だもん。」 「…少ないね。」 「ひどーい、美紗緒ちゃん。少ないだなんて。」 「ごめん、ごめん。」 「…まあ、いいよ。えっと、二人紹介をしておくね。」 別に紹介しなくていいよ…、という美紗緒の考えを無視し、舞は さっき会話をしていた寝癖頭の男子生徒の方に指をさした。 「彼は、一応部長の岩木涼だよ。高3でA組なの。」 「一応って何だよ、ヒデーな。」 涼の抗議を聞いているの聞いていないの舞は、さっさともう一人の 男子生徒の方にまた指をさした。 「彼は川中陽太。私達と同じ一年だよ。クラスは違うけどね。」 「…どうも。」 陽太は、本から目をそらし美紗緒を少し見て小さくお辞儀をし、 また本を読み始めたのだった。
2009/11/2 17:15:18 [869]B 「…ここが、オカルト研究部?」 「うん!そうだよ。」 あれから美紗緒は、原田舞に荷物持ちを手伝って欲しいと頼まれ、仕方がなくオカルト研究部の部室に荷物を持って行くことにした。 荷物はさっき舞が持っていた物を半分に分けて、二人で運んでいるが…。 重い! とにかく、重すぎる! これを一人で持っていたなんて、恐るべし。 原田舞!! 古い旧校舎を使った部活棟は、何から何まで古い。 窓は、ほこりで外が見えず、床はタイルがはがれている所が 数箇所あり、鏡はほとんどひび割れて自分の姿が全く見えなかった。 この部活棟の二階に、「オカルト研究部」はあるらしい…。 「よいしょっと…。」 おばさんの様な声を出しながら、舞は荷物床に下ろしてから、 扉を開けた。 中には大きめな机が一つあり、その机を囲むように二人の男子生徒が 座っていた。 窓側に座って本を読んでいた男子生徒は、美紗緒に気付き上の方を少し向いた。 「りょーちゃん、川中くん、今戻ったよ!」 舞は部屋に入ると、さっき持っていた荷物を大きい机に乱暴に置いた。 「あっ、美紗緒ちゃんも持ってる、荷物置いてくれる。」 美紗緒も舞と同じ、大きい机にオカルト研究部で使うという謎の荷物を 置いた。
2009/11/2 17:1:33 [305]●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○● さっちゃ、ありがとう!! もう、大好きだよ★ ●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●
2009/10/29 22:39:30 [263]がんばれ♪
2009/10/29 21:8:4 [412]ちょっ…避けるとこねーよ! と漫画のように目を飛び出して驚いている間に、美紗緒は 女子生徒と彼女の持っている大量過ぎる荷物に突撃されていた。 「グェ……。」 今…腹にもろぶつかった。 うめき声をあげて苦しんでいる美紗緒に、女子生徒は 慌てた表情で言った。 「あの〜大丈夫ですかぁ〜!!」 「だ…大丈夫ー。」 美紗緒は手を上げ、大丈夫なそぶりをした。 女子生徒は安心した様子で。 「はぁー、良かった。本当にすみませんっ。」 両手を合わして謝りながら、廊下に正座で座り大量の荷物を拾い始めた。 荷物はロウソクやら黒い本やら怪しいものばかり。 美紗緒が怪しそうな表情で荷物を見つめていると、気付いた女子生徒は 「あ…、これね〜。『オカ研』で使う道具なんだー。」 とにっこり女子生徒は笑った。 …オカケンって何? 美紗緒はその謎の単語が理解できず、顔をかしげた。 「あー、『オカ研』っていうのはね。『オカルト研究部』の略だよ。」 これまた女子生徒は、ニコリと笑った。 といきなり彼女は、美紗緒の顔をじっくり覗き込んできた。 「……あれ?もしかして、今日転校してきた相川さんだよね! 私、同じクラスの原田…原田舞だよ!!」 「……え?同じクラスの子だったの?」 「うん!そうだよ!!」 美紗緒は記憶力が悪いらしく、全く原田舞という子の顔を覚えていなった。 …私、ボケてきたのかな…。 とか悩む美紗緒と反対に、原田舞はニコニコと微笑み続けていた。
2009/10/29 17:53:17 [870]A 秋の夕暮れは、どうしてこんなに赤いんだろ〜? 美紗緒は机の椅子に座りながら、思いふけっていた。 特に夕暮れに事を深く考えても、あまり意味はないが…。 今は放課後。 教室は窓際の席にただ一人、美紗緒だけが残っていた。 他に生徒は、家に帰宅したり部活動をしたりしている。 「私も、そろそろ帰るか…。」 席を立ち、カバンに荷物をしまい、教室を出ようと 廊下の方に美紗緒は出て行った。 廊下は静かで、昼の騒がしさがまるで夢のようだった。 シンとした廊下を、美紗緒は歩いていった。 その時。 「ぁ…あの、ちょっとどいてくださぁ〜い!!」 いきなり美紗緒の方に女子生徒が走ってきた。 それも、大量すぎる荷物を持って。
2009/10/29 17:44:29 [157]●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○● ☆ごっちゃん☆さん。ありがとうございます! 凄く嬉しいです。 ●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●●○●○●○●
2009/10/29 9:31:4 [931]応援してるよ!!
2009/10/27 17:26:14 [172]「ねぇ、美紗緒ちゃん。昔いた学校はどんな所だったの?」 「東京って楽しいところ?」 「美紗緒ちゃんって、兄弟とかいる?」 美紗緒は教室の中で新しいクラスの生徒に、転入生恒例の 質問攻めにあっていた。 ……そんなに沢山答えられるわけないだろうが…! と半分美紗緒は呆れながら、 「前の学校はまあまあだったかな。東京は人がいすぎで 道を思うように歩けない所とかあったかな。兄弟はいないよ。」 あれっ? さっきこんなに沢山答えられるか!とか言ったけど、 答えられたじゃん! なんか、私って凄い? 嬉しそうな美紗緒に対し、クラスメイトは「へぇ〜」とか、 「ふぅ〜ん」とかよく分からない、謎の相づちをしている。 質問が終わると生徒達は、自分達の机に戻り友達と話し始める。 さっきまで質問してきたのに…と美紗緒はとり残された気がして 寂しさを感じた。 でも、本当は美紗緒が質問攻めにあっていた時、「めんどくさオーラ」を 大量に出していたので、生徒達が引いてしまっただけだった。 でも、美紗緒はそんな事を知るわけもなかった。
2009/10/27 17:25:51 [186]@ 「なんだぁ、ここは…。ちっちゃい学校だな…。」 相川美紗緒は今日転入する学校の門にたたずみ、ため息とともに 一言つぶやいていた。 「明創学校(めいそうがっこう)」。 それがこの学校の名前だった。 創立50年、生徒数100人という小さい学校。 校舎の色ははげていたりして、歴史を感じさせる古さがあり、 窓はひび割れていた。 ちょっと叩いて割ってやろうか?と考えてしまうぐらい、 今にも割れそうだった。 「とりあえず、中に入るか。」 美紗緒は9月の生暖かい風に制服のスカートをはためかせ、 おんぼろ学校に向かっていった。
2009/10/27 17:1:45 [57]〜登場人物〜 ●相川美紗緒(あいかわ みさお) ♀ 高2 B組 一応小説の主人公。 性格は短気だけど、思いやりはある。 本人は気付いていないが案外クールかもしれない(?) --------------------------------------------- ●原田舞(はらだ まい) ♀ 高2 B組 元気で愛想が良い、女の子。 オカルト研究部の一員。 得意な事は友達を作る事。 --------------------------------------------- ●川中陽太(かわなか ようた) ♂ 高2 C組 静かで何事にも冷静な性格。 オカルト研究部の一員。 得意な事は噂を集める事。 --------------------------------------------- ●岩木涼(いわき りょう) ♂ 高3 A組。 いつもにこやかで明るく頼れる人。 どんな辛い時でも、常に明るく振舞っている。 オカルト研究部の部長。 結構悩みを抱えている人。 --------------------------------------------- 進藤有紗(しんどう ありさ) ♀ 高3 A組。 成績が良く、大人しい女の子。 クラスメートからのいじめをきっかけに、自殺してしまう。 -------------------------------------------- 以上が、レギュラー&重要メンバーです★ なんだか、字間違いがありそうだな…。
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