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小説です。

織哉 No.2273|2012/1/28 14:28:40

どうも、初めまして。織哉です。
このたび小説を書こうと思いまして。
週に一、二話くらいのペースで進めたいと思います。
おもしろかったらコメントお願いします。
つまらなかったらコメントお願いします。
どっちにしろコメントお願いします。
ジャンルは…まあ、ね。はい。はぐらかさせてもらいます。
どっちにしろ、読んだら足跡残して頂けたら嬉しいです。
そういうのがモチベーションにもなるので。
慣れない所もありますが、よろしくお願いします。

 

織哉

2012/4/19 0:5:32 [868]

恋雨乃さん、わっかさん、
ありがとうございます。
うまいだなんて、そんな・・・、恐れ多いです。
とりあえず、小説は日記の方に書こうかな〜とか思ってます。
なんで、暇だったら、そちらの方に足を運んでいただけたら
うれしいです。
ちなみに、あまり日にちを開け過ぎずに更新したいなと思っておりますww
ということで、今後とも御贔屓にしてくださいなww 

わっか

2012/4/14 18:3:27 [899]

やばーーーー
うまーーー
やべーー
はまった^^
また書いてーー
 

恋雨乃

2012/3/23 20:50:19 [88]

見ましたよ〜^^
すごいねw
小説うますぎるでしょw
面白かった、うん、素直に^^((なんかパクってるようなぁ・・・w 

織哉

2012/3/23 16:53:40 [350]

「シオリ……」
 封筒に書いてあった住所は広島となっていた。
「広島……?」
 俺は封筒をの口を切り、中の紙を取り出した。
 その紙は「元気ですか?」ではじめられていた。
 紛れもないシオリからの手紙だった。
『 元気ですか?こちらは元気です。って、何か変かな?
 え〜っと、正直に告白します。私も、カミヤ君のことが好きでした。
 なので、告白してくれた時はとても嬉しかったです。でも、あの時の私、すごく荒れ
 てたし、一応彼氏?もいたので断っちゃいました。
  ちなみに今、私は広島にいま〜す!何故かって言うと……家庭の事情ってヤツ?
 まあ、それも荒れてた理由の一つなんだけど……。とにかく!私は広島に引っ越し
 ちゃいました。う〜ん、手紙ってやっぱいいね。すらすら書けちゃうもん。嘘も
 ホントも…。
 とりあえず、「好き」の気持ちを伝えたかったので、手紙を送りました。住所は、
 先生に色気を使って……じゃなくて、普通に聞きました。
  あと、「あるもの」も封筒に入れたので、それを私と思って大事にしてください。
  以上!白鳥 詩織より』
「短けぇ……。」
 短いけど、嬉しかった。どこら辺が嘘で、どこら辺がホントなのかイマイチ分からなかったけど、嬉しかった。自分の気持ちがシオリに届いてて、シオリの気持ちを届けてくれたことが素直に嬉しかった。
 俺は、「あるもの」を見るために封筒を逆さにしてみた。
 落ちてきたのは「桜の花のしおり」だった。
「……だじゃれかよ。」
 俺は、しおりを太陽にかざしてみた。
 しおりは、日の光を浴びて、綺麗な桜色に光っていた……。

 君は僕の好きな君のままだった。今も、昔も、君は変わっていなかった。たぶん、未来もそうだろう。
 その証拠に、君から貰ったしおりは季節が移り変わっても、綺麗な桜色のままだったんだ。終 

織哉

2012/3/23 16:51:45 [101]

 君は僕に嘘をついた。
 あの日、僕の目をしかっりと見て、優しい嘘をついたんだ。
第五話〜しおり〜
 あの日……俺がシオリにフラれたあの日以来、何度もあの場所に足を運んだが、シオリに会うことはできなかった。
 正直、それでよかったと思う。どういう顔をして会えばいいか分からなかったから、シオリを探しながらも、一方では会ってしまうことを恐れていた。きっと……。
 学校でも、シオリの話を聞くことはなかった。
 俺は、今でも、シオリのことが好きなのだろうか……。
 何故かソウタは、しばらく俺を遠ざけているようだった。少しして、こっちが一方的に謝らされて仲は元に戻った。理由を聞いてみると、「恋敵だったから」とか言っていた。   秋が過ぎ、冬が過ぎた。
 思いがけない便りが来たのは、桜が色づきはじめた、春の中頃だった。
「マコトー。」
一階から母親の声がした。
「なにー?」
一階に下りると、母親が玄関の前に立っていた。
「あんたに手紙きてるわよ……女の子から。」
「は?」
俺は母親の手から茶色の封筒を奪うと、足早に二階へと駆け上がった。
「その子誰よ。」
俺は母親の声を無視して、自分の部屋に入ると、封筒を確かめた。
 シオリからだった。
 

織哉

2012/3/23 16:44:10 [262]

わっかさん、恋雨乃さん、ありがとうございます。
とうとうここまで来ちゃいましたw
応援してくれた皆さん、最終回です。
長い間お世話になりました。
では更新です。 

恋雨乃

2012/3/22 19:17:30 [933]

面白いよ♪
最終回楽しみにしてます♪ 

わっか

2012/3/22 18:40:11 [554]

楽しい^^
あと1話か〜
どうなるんだろう?
楽しみにまってま〜す
 

織哉

2012/3/22 14:53:27 [191]

だいぶ遅れてしまいましたが更新です。
いや〜、本当に申し訳ない。
とにかく、後一話で完結なんで。
長い目(←どんな目??)で見てやってください。 

織哉

2012/3/22 14:48:52 [682]

 シオリはいきなり叫んだ。
「なんで?なんでなの?カミヤ君は何も関係ないじゃん!」
 俺は返す言葉に詰まった。
「カミヤ君は私の何なの?なんでそんなにお節介なの?」
 その通りだった。俺のやっていることはただのお節介で、自分勝手で……。
 でも……
「好きなんだ!」
 俺は思いきって叫んだ。
 シオリは驚いきと、困惑の入り交じった顔で俺を見てきた。
「好きなんだ。俺、お前のことが好きなんだよ。」
「それとこれと、どう関係が―」
「ダメかよ。好きなヤツにそばにいてほしいって思うのはダメなのかよ。好きなヤツの悲しみを背負いたいってのはダメなのかよ。」
 俺は半分泣いていた。
 どうしてか分からないけど、涙が止まらなかった。
 少しの沈黙の後、シオリが口を開いた。
「そう……なんだ。」
 また沈黙……。
 逃げ出したかった。シオリの前から逃げて、何もかもなかったことにして、いつも通りの、シオリのいない日々を過ごせばいい。そうすれば楽になれる。
 それでも、俺はシオリの答えを聞きたかった。
「実はね―」
沈黙を破って、シオリが声をだした。
「実はね、私―」
「おーい。シオリー。」
 シオリの言葉を遮って後ろから野太い声がした。
「お前何してんの?てか、そいつ誰?」
 俺は声のする方を振り返った。
 俺の知らないヤツだった。
「何でもないって。」
シオリはその男に向かってそう言った。
「あっそ。じゃあ、早くしろよ。みんな待ってんだから。」
「うん。分かった。」
男はシオリのと短いやり取りを終えると、どっかにいってしまった。
「シオリ、今のって―」
「ごめんね。私、カミヤ君のこと、よく知らないから。」
シオリはそう言うと、そそくさと男が消えていった方へ歩いていった。
「おい、ちょっ……」
シオリを引き留めようと伸ばした俺の手は、むなしく空を切った。
俺は、シオリを追いかけることもできずに、その場に立ちつくした。フラれたという現実がやけに重くのしかかり、飲み込んだ唾液が妙に酸っぱかった。
 

織哉

2012/3/22 14:48:8 [880]

 君は、僕が好きな君は……もう僕の手の届かないところにいたんだ。
 もう僕の知らないところに行ってしまったんだ。
第四話〜知らない君〜
 「なあ、お前こんなとこで何してんだよ。病気で入院してんじゃねーの?なんでここにいるんだよ。」
 俺はシオリに詰め寄った。
 信じたくなかった。今のシオリを……目の前のシオリを。
 そんな俺の気持ちとは裏腹に、シオリは俺に言った。
 「カミヤ君には分からないよ。うん、分かるはずがないよ。」
 シオリは悲しそうな目をしながらつぶやいた。
「分かるよ。」
 いや、分からない。分からないけど、分からないことを認めてしまったら、シオリが目の前からいなくなるような気がした。
「ううん、分からない。だって、カミヤ君は私じゃないもん。」
 そうだよ。俺には分からないよ。分からないけど……
「じゃあ、教えてくれよ。」
 分からないけど、聞くことならできる。聞いて、そばにいることなら俺でもできる。」「嫌だよ。カミヤ君は知る必要のないことだもん。私の話を聞いて、わざわざ悲しい気持ちになることなんてないよ。」
 悲しい気持ち。
 シオリが背負っているのは悲しいことなんだ。それから逃げようとして……
「それから逃げようとして、学校サボって、そんな恰好して、バカな奴らといるのか。」 それなら帰ればいい。元の場所に戻って、時が悲しみを癒すのを待てばいい。
「そうなのかな。」
 シオリはそうつぶやいた。
「だったら、帰ろう。俺と一緒に、学校に戻ろう。なっ。」
「ダメ。それはダメだよ。」
「どうして……」
「私ね、ずっと耐えてきたの。でも、疲れちゃったんだ。ある日、ぷっつんってね、張りつめていた糸が切れちゃったんだ。だから……」
「それでも帰ろう。」
「嫌だってば!」
 

わっか

2012/2/28 20:59:23 [291]

はじめてきて小説みました。
とてもイイ小説でした
次の小説も楽しみにまってまーす! 

織哉

2012/2/11 22:21:32 [279]

恋雨乃さん、ありがとうございます^^
次の更新は来週・・・・・・いや、もうちょい後になりそうな。
楽しみにしてくださっている方(いらしたらの悲しい話ですが。
ご迷惑をおかけしています。 

恋雨乃

2012/2/11 10:29:16 [97]

織哉がんばれ〜
age 

織哉

2012/2/11 0:14:53 [524]

第三話の続き♪
------------------------------------------------------
 駅前に着いた俺は、あてもなく歩き回った。
「シオリ……。」
 俺はひたすら歩いた。
「……ったく、どこだよ。」
 いくら歩き回ってもどこにもシオリはいなかった。
「てか、『紅』もいねえじゃねえかよ。あれかよ、みなさん一緒に授業中ってか?」
 そのとき、後ろから声がした。
「あれ?カミヤ君じゃん。おひさ、元気してた?」
 聞き覚えのある声がした。いや、声で分かったんじゃない。空気で感づいた。
「お前、何して……」
 後ろを振り向いた俺は声が止まった。
「お、お前……」
 そこにいたのは君じゃなかった。いや、君だったけど、僕が好きな君じゃなかった。淡い赤の髪に、へそ丸出しの服、右耳に小さなピアスが三つ、右手の甲には羽の絵に『紅』の文字。やっぱり、僕の好きになった君じゃなかった。
---------------------------------------------------------
お待たせして申し訳ございません。
というか、待っている人がいることを期待して・・・。
完結させるまで終わる気はないので。
そこだけは、自信を持って宣言します^^    

織哉

2012/2/11 0:10:57 [763]

いったい……いったい、君に何があったんだろうか。
僕の好きな君は、どこに行ったんだろうか。
第三話〜
 夏休みに入った。
 結局、君はあれから、一度も学校に来なかった。
 夏休みに入った……だからと言って、何もすることがなかった。ただ、与えられた宿題をこなし、ただひたすら、漠然とした日々を過ごしていた。
 夏休みが終わった。
 終わったからと言って、漠然と、変わることのない日々を過ごすことに変わりはない。変わることはなかった。君がいないことを除いては、夏休み前も後も、何一つ変わらなかった。
「なあ、聞いたか?転校生のシラトリっていたじゃん。なんかあいつさ、学校サボっているらしいぜ。」
 えっ?
「あいつって、入院してんじゃねえの?」
「それがさ、4組のやつが駅前でシラトリのこと見たって言うんだよ。」
 駅前?
「駅前で『紅』のやつらとつるんでたんだってさ。」
 紅?地元の不良グループじゃねえか…。
「うわ、やべえじゃんそれ。関わんない方がいいよ。絶対。」
「だよなぁ。」
 教卓の周りで群がっている奴らの声が聞こえてきた。
 あいつが『紅』と?
 わけが分からなかった。『紅』と言えば、この地域ででかい顔しているチームだった。メンバーは基本学生中心だったが、それがヤバかった。奴らは見境無く悪さした。その悪名を知らないヤツはいない。「『紅』をみたら目をそらせ」教訓みたいなもんだった。
「よお。どうした?シンヤ。暗い顔して。もっと陽気に行こうぜ。」
「ソウタ、わりい。俺、今日学校休むわ。」
「おいおい、そりゃないぜ旦那。今日は仲良く町に繰り出すんじゃないのか?これじゃあ景気もあがったりだぜ。」
「ソウタ、もう一度言う。俺は学校を休む。先生にそう伝えてくれ。」
 ソウタは俺の目をじっと見た。変な意味じゃなくて。
「分かったよ。ほら、さっさと行け。さっさと行って絶望してこい。」
「ああ。サンキュー。」
 俺はそう言って、教室を出た。何をすればいいのか分からない。ただ、君に会いたかった。君に会って真実を確かめたかった。
 バカみたいに晴れた空の下を全力で走った。君を、僕の好きな君を失わないために。
 

織哉

2012/1/29 21:41:58 [271]

恋雨乃さん、ありがとうございます^^
恐らく、続きは一週間後くらいになるかと・・・。
はい。その予定なわけです。
それでもって上げてみたり・・・↑↑ 

恋雨乃

2012/1/29 12:11:9 [611]

続きが気になるよ〜♪
age 

織哉

2012/1/29 12:10:52 [494]

恋雨乃さん、ありがとうございます^^
頑張ります♪

あ、第二話が長くなっちゃってすみません。
まとめることができなくてすみません。
一応、五、六話で完結できたらなぁと思ってみたり。
まあ、気の向くままに、ゆらゆらと。 

織哉

2012/1/29 12:7:9 [793]

第二話の(さらに)続きです♪
------------------------------------------------
「そっちはさ、なんで泣いてんの?」
「カミヤ君って、意外とデリカシーないんだね。フツー、泣いている女の子がいたら、そ っとしといてあげるもんだよ。」
 はい。すみません。勉強になりました。
「わ、わりぃ。いや、でもそんなつもりじゃ……」
 しどろもどろする俺。
「誰にも言わないでね。」
「へ?」
「私が泣いてたこと。誰にも言わないでね。」
「あ、はい。分かりました。」
「よろしい。」
 君はそう言うと、服の袖で涙を拭きながら、こっちを向いて笑った。
「かわいい……」
 思わず本音が出てしまった。
「えっ、今何て言った?」
「いや、何も。」
 よかった。君には聞かれなかったみたいだ。
「ふ〜ん。まっ、いいや。」
 そう言うと君はカバンを持って廊下に向かった。俺は何も言えず、ただ目で追うしかできなかった。
「絶対誰にも言わないでね。言ったら、『カミヤ君に告白された』って言いふらすから。」 帰り際に一言そう言うと、君は教室から出て行った。
 強くなった雨の音が、ザアザアと教室の窓を叩いていた。
 その時が、僕が君に……僕の好きな君に会った最後の時だった。
 次の日、君は学校に来なかった。次の日も、その次の日も。斜め前の席は空っぽだった 

織哉

2012/1/29 12:5:22 [556]

第二話の続きです♪
--------------------------------------------------
 校門を抜けて教室へ向かう。よく分からないけど、何故か走らなきゃって思った。
 『廊下は走るな!』のポスターの横を通り抜ける。階段を駆け上がると教室が見えてきた。俺はその勢いのまま、教室に入った。
「きゃっ!」
 え、女子の悲鳴?
 声のした方を見ると、君がいた。
「あ、わりぃ。驚かせた?」
「うん。」
 そう言って、君は頷いた。その時、俺は君の顔がいつもと違うことに気付いた。
「お前、泣いてんの?」
「えっ、あ、うん。ごめんね。」
 そう言うと君は俺に背を向けた。
「そっちこそ、何で走って教室入ってきたの?」
 君に話しかけられたのは、これが初めてじゃないけど。この時の君の声は俺が初めて聞いた声だった。たぶん、クラスでも初。
「いや、なんと…なく?」
「なんとなく教室まで走ってきたの?」
「いや、体育着忘れたから。取りに来た。」
「ふ〜ん。」
 君はそう言っただけで、他には何も言わなかった。
 降り始めたらしい雨の音が、静かに教室に響いていた。 

恋雨乃

2012/1/29 11:50:55 [562]

見ましたよ〜♪
がんばってね〜♪  age☆ 

織哉

2012/1/29 7:56:56 [3]

 僕はあの時、なんて言えば良かったんだろうか。
 なんて言えば、君がいなくなることはなかったんだろうか。
第二話〜雨〜
 君が転校してきてから、二ヶ月が経った。
 君の名前はシオリといった。白鳥 詩織。
 しらとり しおり。何度この文字列を思い浮かべたろうか。長く、綺麗な髪を真っ直ぐに下ろしている君は、漢字よりも、カタカナよりも、平仮名の方がピッタリだった。
 君のいる斜め前の席は、いつも眩しかった。
 放課後になって帰り支度をしているとき、いきなりソウタが話しかけてきた。
「なあ、今日一緒に帰んねえか?」
「あれ、部活は?」
「今日は休み。有給休暇。」
 有給休暇って、つまりはあれなわけだ。
「サボりってことな。面倒な言い回しなんかすんな。」
「さすがシンちゃん。分かってるぅ〜。」
 そう言いっているソウタは、何故か少し落ち着きがなかった。隣の席をちらちらと何度も見ている。隣の席。しらとり しおり。そうか、なんとなく分かった。
「なるほどね。大人への階段を上りはじめているわけだ。」
 ソウタは訳が分からないといった顔で、僕の顔をまじまじと見ていた。
「そういうことなら。ほら、帰るぞソウタ。」
「お、おう。」
 そういう話なら嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。ただ、ライバルが一人増えたのは少し残念だけど。
 帰り道、ソウタは、君の魅力について熱く語った。たまに香ってくる匂い、笑った顔の眩しさ、しゃべる声のかわいらしさ、髪がどれほどまでに艶やかか。目を輝かせながら、握り拳をつくりながら、ソウタは語った。
「それでさ、こっからが本番なんだけど……」
 少しソウタの声のトーンが落ちた。
「実はさ、俺、しおりに……」
「あっ!」
「うへぇっ!」
「わりぃ、ソウタ。俺、体育着忘れたから学校に戻るな。」
「へ?あ、そう。何だよビックリして『うへぇっ』とか言っちゃったじゃねえか。」
「ホントにわりぃ、埋め合わせは後でちゃんとするから。」
 そう言いながら顔の前で手を合わせる。
「埋め合わせなんていいから。さっさと行けよ。忘れん坊将軍。」
 ソウタが得意げに言った。
「何だそれ?お前は馬鹿か。」
「俺のマイブーム。ほら、いいから行った、行った。」
「ああ、ホントにゴメンな。」
 そう言って、来た道を学校へ向かって走る。 

織哉

2012/1/28 22:52:39 [558]

皆さんありがとうございます^^
ペースは遅くなるかもしれませんが、気長に待ってやってください。
期待に添える小説になるか分かりませんが、
精一杯頑張りたいと思います。
気の向くままに、ゆらゆらと。 

風間カナ

2012/1/28 16:57:48 [365]

初めまして^^
読ませていただきました♪
現実にもありそうな、
身近に感じることができる小説ですね^^
面白いです✦
続きを楽しみにしております´∀`* 

群青

2012/1/28 14:50:41 [42]

更新きになる!!
|応援隊|*’v`)ノ*’v`)ノ*’v`)ノ ガンバレェ!! 

恋雨乃

2012/1/28 14:37:41 [883]

尾も白いよー♪(パクちゃってゴメン;)
がんばれんこんー♪(◠∇◠)w
age 

織哉

2012/1/28 14:36:29 [998]

恋雨乃さん、ありがとうございます^^
いつも“おもしろい”小説読ませてもらってます。
先輩に負けないように頑張りますw
 

織哉

2012/1/28 14:34:24 [798]

【春色の桜】
  僕は君に恋をした。
  君は、ただ、ただ可愛かった。
  いつも斜め前の席で笑っている、そんな君が好きだった。
第一話〜新学期〜
  四月になった。相変わらずの曇り空だった。
  僕は机で、頬杖をつきながら斜め前の席を眺めていた。
  誰もいない席だった。
  最初は、誰か座るんだろうなと思っていたが、ホームルームが始まってもそこには 誰もいなかった。
 「よーし、それじゃあ転校生を紹介するぞ。」
  閉め出していた教師の声が、いきなり耳に飛び込んできた。
  そうか、そこは転校生の席なのか。ぼんやりそう思った。
  担任の伊沢が教室から出て行くと、急に周りが騒ぎはじめた。
 「転校生だって。」
 「えっ、誰だろう?」
 「可愛いかな。」
 「えっ、女子?」
  つまらない憶測が教室を飛び回る。
  誰だっていい。正直、朝にクラス分けを見たときに今年は諦めていた。仲の良かっ  たヤツが誰もいないし、女子も“中の中”から下しかいない。可愛いヤツはみんな他  のクラスに行ってしまった。
 「なあ、シンヤ。可愛いかな?」
  そういや、いた。仲のいいヤツが一人だけ。ソウタ。佐藤草太。小学校からの腐れ  縁。
 「知らねえよ。てか、俺はシンヤじゃねえ。カミヤだ。神谷誠。いい加減覚えろ。」
  そう言って、前の席のソウタに軽くデコピン。
 「痛っ、なにすんだよ〜。いいだろ、どっちでも。神谷ってシンヤとも呼べるしさ。」
 「分かった。じゃあお前は今日から『くさった』だ。」
 「ひでぇ、俺って生ゴミ?」
 「ああ、心も体も完全に腐敗しきってる。」
  ソウタが何か言いたそうなのを遮って、伊沢が教室に入ってきた。
 「そら男ども喜べ。転校生の女の子を紹介するぞ。」
  そう言って連れてきた女の子は……ものすごく、可愛かった。 

恋雨乃

2012/1/28 14:33:49 [904]

がんばれんこんー♪(◠∇◠) 

 
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