2012/9/16 20:49:3 [753]予定より早く完了です(´・ω・`) 感想等はお手紙でお願いします♪
約半年間の応援、本当にありがとうございました^^
2012/9/15 6:38:19 [151]恵生さん>>
最後の最後まで応援ありがとうございました(`・ω・´)! そう言ってもらえると、すごく励みになります!!
また、小説を書く事があると思います。 その時も、相変わらずの駄作ぶりでしょうが、 応援してくださると嬉しいです。
約半年間、応援ありがとうございました^^
2012/9/14 22:12:19 [787]完結して良かったです〜>< 感動的なラストでしたね^^ 特に「そう思って、僕らはまた一歩、近づくんだ。 「幸せ」に向かって―――。」 っていうところが心に染みました>< これからも頑張ってくださいね。(いろいろと(・_・;))
2012/9/14 19:8:50 [48]〜あとがき〜
やっと完結しました! これ…去年の1月くらいに書き始めたんですよね?(;´Д`)
今年の9月に終わるってどういうことじゃぁぁぁぁ━━━━!!
そして、小説の中で里奈が患っていた心臓病… あんなに簡単に治って良かったんか…?( あと内容がいろいろおかしい(笑)
ま、何はともあれ、 ここまでやってこれたのも、 皆様の暖かい声援のおかげです。
後半の方はひとりひとりにコメントをお返しすることが できていませんでしたが、 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この小説を応援し、支えてくださった、 しゅらさん、ゆかちん♪さん、サトリン★さん、ひな。さん、 忍者さん、はららさん、恵生さん、麗未さん。 そして、お手紙で、感想を書いてくださったり、 応援の言葉を送ってくださった皆さん! 本当にありがとうございました(((o(*゚▽゚*)o)))!
H.24.9.14 fumi
2012/9/14 19:1:8 [770]★最終章 キミに似た少年★
それから数ヶ月が経ち…… 僕らは高校生になった。
僕もすっかり回復し、 今までの僕じゃ考えられない初めての「デート」に出かけた。
お相手は…竜。
竜『その…ずっと前から……お前のことが好きだったんだ///』 鈴『キャァッァァッァァァアアッッ!竜が照れてる!!』 竜『うっせぇぇぇ///』 鈴『で、里奈っ、お返事は……??」 里奈『えっ、えとっ……こんな僕で良かったら………。』 鈴『良かったねっ・゚・(ノД`)・゚・竜!!』 竜『何で鈴姉さんが泣くんだよ!本当に…良いのか?』 里奈『う…うんっ///』
…みたいな感じで、 竜と付き合うことになった。
鈴とも、昔以上に仲良くなり、 改めて謝罪し合い、 永遠の友情を誓ったのだ(笑)
竜「おっ、里奈。」 里奈「竜っ、ごめん、待たせちゃった?」 竜「全然///里奈のためなら何時間でも待つっつ〜か…///」 鈴「ほ〜ほ〜、バカみたいなリア充っぷりですなぁ〜。」 里奈・竜「鈴?!/鈴姉さん?!」 鈴「さ〜て始まりましたっ、里奈&竜のバカップルデート! く〜っ、憎いねっ、このやろこのやろっ!!」 里奈「り…鈴;」 竜「鈴姉さんはどっか行っててよ!///」 鈴「ぶ〜っ(・3・)」
????「くくくくっ…!」
鈴「誰だぁっ、二人の幸せを笑うやつはぁ…ってあれ?」
そこで、いたずらっぽく笑っていたのは、
雄……にとてもよく似た8歳くらいの少年だった。
雄に似た少年「姉ちゃんたち面白ぇっ!二人はカレカノ?!」 鈴「そっ…そーなのだ!世に言う「リア充」というやつでな!」 里奈「ちょっ、鈴……///」 竜「鈴姉さん…(呆)」 鈴「どーじゃおぬし、わらわと一緒に実況、やってみないかのぅ?」 雄に似た少年「ん〜…うんっ、やってみる!!」
少年は目を輝かせながら頷く。
鈴「何この子ちょ〜可愛い!」
そう言って頬ずりする鈴。 竜は完全に呆れ返っている。
里奈「キミ、名前は?」 雄に似た少年「俺?俺は、雄!中山雄!!」 里奈「っ…!……雄、か。いい名前だね。」 雄「えへへっ…そっかな///」
キミにとてもよく似た少年だけれど、 やっぱり、彼とキミは違うもんね。
いつまでもキミに頼ってばかりじゃいけない。
そう思って、僕らはまた一歩、近づくんだ。 「幸せ」に向かって―――。
〜END〜
2012/9/14 18:44:30 [391]★第二十九章 許す強さ★
雄からの手紙を読み終えたとき、 僕の視界は、涙のせいでぼやけていた。
里奈「うっ…ぐっ……うっ…。」
泣いちゃいけない。 そう思って、必死に涙をこらえる。
―――スッ
里奈「えっ…?」
見上げると、鈴と竜が、僕を抱きしめてくれていた。 彼女たちも、僕と同様に涙を流していた。
鈴「里奈、本当にごめんなさい…。」 竜「謝って許されるとは思ってない…だけど……。」 里奈「僕は許すよ。」 鈴・竜「えっ?」 里奈「だって、雄に言われた。前だけを見て、生きて、幸せになれって。 僕が幸せになるには、やっぱり君たちがいなきゃ。」
僕は、今まで生きてきた人生の中で 最高と思われる笑顔を浮かべ、最高の親友に、そう言った。
鈴「里奈…。」 竜「ありがとう……。」
僕たちはしばらく泣き続けた、 それはもう、日が沈み、 看護婦さんが夕食の時間を告げるまでずっと。
僕は、少しだけ、強くなったかな…。
ねぇ雄?
遠い空の上で、
僕たちを、
どうか、
見守っていてください―――。
2012/9/14 18:35:25 [616]★第二十八章 手紙★
????「起きたんだな…。」 鈴「うん…早く、あれ…渡してあげたら?」
竜と呼ばれた少年が、ゆっくりと私に近づいてくる。 そっくりな二人。 きっと双子なのだろう。 そう…僕の昔の幼馴染であり、親友だったあの二人……。
神様、あなたはどこまで残酷なの…?
竜「里奈。」
竜は私の掌に、そっと、一枚の封筒をおいた。
里奈「何…これ?」 鈴「開けて…ちゃんと読んで?」
まだ状況が掴めないまま、 鈴に言われた通り、封筒を開けて手紙を出した。
『南久保 里奈様』
「こんにちは、ってのはおかしいかな。 ごめん、手紙の出だしっていまいちよく分かんなくって(笑) まずは、何でこんな手紙を出したのか。 それは…あっ! 今更カッコイイ出だし思いついたよ!!
君がこの手紙を読んでいるとき、 俺はきっと、この世にはいないんだろうね。
…ってどうかな(笑) こんなこと書いてたら、時間もないし、 何より、里奈を怒らせちゃうかも…
だから真剣に書きます。
俺と里奈が初めてあった日のこと、覚えてる? 俺、まだあの時の先生の笑顔が忘れられない(笑) その帰りに里奈とふたりっきりで話した事も。
里奈と過ごした数ヶ月は、 俺の人生の中で、最高の宝物です。
白状しちゃうけど、俺、幼い頃から親いなくてさ。 いつも独りで。 寂しくて、悲しくて。
明るい仲間たちがいる学校が楽しみで仕方がなくて。 里奈に会ってからまた世界が変わって。
ほらな? 生きてると結構楽しいことっていろいろあるんだよ。 里奈は今、辛いかもしれないけど、 やっぱり、死んじゃったら楽しいことなんてなくて。 俺は…もう良いんだ。 矛盾しちゃうけど、もう良い。 里奈が生きていてくれるなら、俺にとってそれが一番の幸せ。 だって、これから先は、里奈がいなきゃ、 俺、空っぽだから。
それに…俺、死んでも、ずっと里奈の中で生き続けてる。 怖いとか言うなよ(笑)
……もうそろそろ時間だから、まだ書きたいこといっぱいあるけど、 最後に君にもう一つだけ。
「前だけを見て、生きて、幸せになってほしい。」
中山 雄より』
2012/8/1 17:40:42 [410]初対面で申し訳ないのですが、コメント送ります!物語の発想からしてすばらしいと思いました!!すこしグロも入りましたがw、24,26章は泣きそうになりました。これからも頑張ってください!
2012/7/25 20:8:39 [678]上げます^^
2012/7/20 16:32:6 [959]なかなか更新できない…orz とりあえず、あげておきます……←
2012/6/24 17:16:32 [810]あげます♪
2012/6/19 17:33:23 [542]★第二十七章 目覚め★
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ…
次に目が覚めた時、 最初に見えたのが真っ白な…天井…?
横を向いてみると眩しい光が差し込む窓。
体を動かしてみる。 うん、少しだるいけど…大丈夫。 ゆっくりと体を起こした。
ここは…病院?
さっきまでの真っ暗な空間は… どこに行ったのだろう…?
ガラガラッ……
????「…里奈っ?!」 里奈「…あ…荒木…?」 鈴「り…里奈…良かった…良かった…!」 里奈「ちょっ…荒木、アンタ…今更何なの?雄は?」 鈴「ごめん…やっぱ…覚えてないよね…。」 里奈「は?」 鈴「竜。」 里奈「竜…?」
まさか…そんな… 違うよね。
そうだよ、「同姓同名」ってやつだよね。
荒木が…
鈴なわけないよね。
2012/6/19 17:20:10 [666]恵生さん>>
そうなんです^^; しばらく更新停止してたんで…。
そう言って頂けるとありがたいです、頑張ります☆
2012/6/18 19:52:21 [638]一気に更新したんですね^^; つづきが楽しみです^^ 頑張ってくださいね♪
2012/6/18 17:27:53 [787]コメ待ってます〜(^∀^)v
あげ↑↑
2012/6/18 17:4:27 [570]★第二十六章 夢★
目が覚めた時、私は一人だった。 真っ暗な部屋。
何も見えない、何も聞こえない。
里奈「誰か…っ、いないの?」
ああ、私死んだんだ。 多分、ここは死後の世界。 天国にさえ行けなかったんだね…。
長い間、ずっと座り込んだまま目を閉じていた。
光どころか、 暖かさも、冷たさも感じないこの空間で、
私は、永遠に一人なの…?
????「リナ」
里奈「…っ、誰???」
????「ゴメン」
里奈「誰なの?どこにいるの??」
????「ケッキョクサイゴマデオマエヲマモレナイミタイダ」
里奈「ねぇ、教えて?誰?誰なの!?」
????「ユウ」
里奈「雄…っ、雄!どこ!どこにいるの?!」
雄?「オレイツマデモオマエノソバニイル」
里奈「うんっ、いてよ…ずっと……。」
雄?「ダカラシアワセニナッテクレ」
里奈「え…?」
雄?「サイゴニキミニツタエタイ ダケドモウジカンガナイミタイダゴメンナ」
里奈「最後?何の事??ねぇっ、姿を見せて!!」
雄?「ホントウニゴメンナ」
里奈「雄!!!」
雄?「モウジカンダハヤクイクンダ」
里奈「やだよっ、雄をおいてけない!」
雄?「オマエノイルバショハココジャナイヨ」
里奈「雄っ…ゆ…」
―――生きてくれ―――
最後に、君の姿が見えた…気がした。
2012/6/17 21:12:37 [678]★第二十五章 成功〜鈴side〜★
刻々と時間だけが過ぎていく。 その時間は、永遠のようにも感じられた。
隣では竜が落ち着かない様子で歩き回っている。
私は両手を握りしめ祈った。 里奈…どうか無事でいて……。
手術室のランプが消えた。
鈴「っ…竜!」 竜「……っ…。」
静かにドアが開く。
息を飲む。 結果は?早く聞きたい、けれど聞けない。
医者「手術は、成功です。」
鈴「っ…!!」 竜「…良かった……。」
いつも、クールな竜でさえ、今日はまるで、 子供が産まれるのを待っていた父のように、 とても穏やかな顔で、里奈の無事を喜んでいた。
医者「それと、雄くんは…。」 鈴「やっぱり…助かりませんでしたか…。」 医者「…申し訳ないです。」 竜「雄は、それを承知の上で手術を受けた訳ですから。」 医者「雄くんは、最後まで本当に頑張りました。」 鈴「雄は、それで良かったと思います。里奈が助かって。」 竜「それがアイツの望みですから。」 鈴「お医者様、雄の望みをかなえて頂き」 鈴・竜「ありがとうございました。」
私と竜は丁寧に頭を下げ、 医者を見送った。
鈴「あれ…何でだろう…。涙が止まらないや…。」 竜「今は…泣いていい。思いっきり、泣けばいい。」
私、雄の代わりに里奈を守る。 守るために、強くなる。
だから、
今日だけは、泣かせてね。
2012/6/17 21:2:2 [26]★第二十四章 手術当日〜雄side〜★
いよいよ、手術の日がやってきた。
正直、怖い。 すごく怖い。 この手術が終わった時、俺はもうこの世にはいない。 死の恐怖は逃れようがない。
けれど…。 俺が死ぬ代わりに、愛する人が生きる事ができる。
女心はいまいち理解できないけど、 自分の為に命捨ててまで助ける男って、 めっちゃカッコよく見えると思う。
これが運命なら、俺は受け入れられる。 それに、愛しい人へ俺の命をささげられると言う事は、 彼女が生きている間、ずっと俺は君の傍にいられる。
医者「やめるなら今ですよ。」 雄「俺は一度決めた事、曲げない男ですから。」 医者「男に二言はない…ですか、勇者ですね。」 雄「愛する人のためなら、当然の事です。」 医者「必ず、成功させます。」 雄「期待しています。」
俺は消えるけれど、 君は生きてくれ。
生きて入れば、きっと良い事が待っているはずだから。
俺の分も…、いや。 君は本来あるべき場所にあってくれ。
そして、幸せになってくれ。
それが、俺の望みだから。
2012/6/17 20:52:33 [516]★第二十三章 手術当日〜竜side〜★
俺は、大切な人を最後まで守りきる事ができなかった。 卑怯で、臆病者だった。
竜「俺、バカだった…。」
雄にいいとこ持ってかれたな。 畜生。 俺も、もっと努力していれば。 今頃、里奈を傍らで守っていたのは、俺だったかもな。
いや。 元々、雄の里奈を思う気持ちに勝るものなどいなかったんだ。
雄、今回は俺の負けだ。 完敗だよ。
鈴姉さんは、里奈を大切だと言った。 でも、自分可愛さのせいで、守り切れなかったと言った。 その通りだった。 俺もそうだよ。やっぱ、双子って似てるな。
俺は、守れなかった代わりに、 今は里奈が無事で帰ってくる事を祈ろう。
2012/6/17 20:45:49 [199]★第二十二章 手術当日〜鈴side〜★
雄「どちらも助かるとか、都合の良い事は起こらないんだよ。 だから、俺は里奈に生きてほしいって思ったんだ。」
雄の言葉が私の胸に深々と突き刺さった。
私は…。 今まで、自分の都合の良い方へと逃げてきたんだ。 大事な親友までもを捨てて。 自分可愛さに。
何て卑怯な…。
私は絶望した。
里奈の事を本当に思って、大事にして、 自分の身を削ってまで守りたいと思っているのは、
雄だったんだ。
私は、表面的な優しさでしかない。 いや、表面的な優しさ、見守るだけの優しさなら、 冷酷や残酷と、大差ないだろう。
竜「姉さん。」 鈴「…どうしたの……。」 竜「俺、バカだった。」 鈴「うん、私も。」 竜「俺にとっても、里奈は大切な人だった。」 鈴「同じだよ。」 竜「雄に、いいとこ持ってかれちゃったよ。」 鈴「良いとこ持ってけるように努力したんだよ。雄は。」 竜「そうだな…。」
鈴「私たちは、祈る事しかできないのね…。」
2012/6/17 15:48:58 [953]★第二十一章 手術〜雄side〜★
里奈の父「何馬鹿なこと言っているんだ?!」 里奈の母「そうよ…、それは私たちがやるべき事だわ!!」 雄「でも、お医者様が言っていました。 「同じ年代の人の方が、成功率が高い」って。」 里奈の母「でも…。」 雄「心配しないでください。大切な人が守れるなら、死ぬのも本望です。」 里奈の父「本当に…すまない……。」 雄「承知して頂いて、本当にありがとうございます。」 里奈の母「それは、こっちの台詞です…。」 里奈の父「本当に…ありがとう……。」
実を言うと、俺には親と言う者がいなかった。 幼い頃、事故で亡くしたんだ。
辛い思い出を忘れるために、学校ではいつも明るく振舞ってた。
皆、俺を受け入れてくれた。 でも、それでも…何でだろう。 俺の中は空っぽのまんまだった。
大切なものを失ったからだと思う。
里奈も、大切な人だから。 失いたくなかった。
こういう形で、終わってしまうだなんて。 やっぱり、俺、不幸だな。
医者「分かりました。手術は明日になります。」 雄「はい。お願いします。」
部屋を出ると、 荒木姉弟が俺を待っていた。
雄「竜、荒木…。どうしたんだよ。」 鈴「里奈、大丈夫なの?」 雄「いや、臓器移植しなきゃ、もたないって。」 竜「そんな…。」
珍しく、竜が半泣き状態だった。 もしや…竜…。
鈴「じゃあ、私がドナーに…。」 雄「その必要はないんだ。」 竜「何で?!!」 雄「実は…、俺がドナーになったんだ。」 鈴「そんな…。」 竜「お前…。」 雄「うん、それで良いんだと思う。俺が死んだら…里奈を頼むな。」 鈴&竜「……。」 雄「おいおい、そんなに落ち込むなよ。里奈が助かるんだぜ?」 鈴「でも…、雄が…。」 雄「どちらも助かるとか、都合の良い事は起こらないんだよ。 だから、俺は里奈に生きてほしいって思ったんだ。」
2012/6/17 15:36:18 [23]★第二十章 助ける〜雄side〜★
里奈の両親「臓器…移植??」 雄「……。」 医者「それも…心臓ですので……。」 雄「そうすれば、助かるんですね。」 医者「はい…しかし、成功率は…。」 雄「少しでも可能性があるのなら、俺はそれに賭けますよ。 例え、それがどんなに危険であろうと。」 里奈の父「雄くん…。」
俺は立ち上がり、 里奈の両親に向かって、笑顔でこう言った。
雄「俺、ドナーになります。」
2012/6/17 15:31:35 [205]★第十九章 病院〜雄side〜★
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ…
病室の中。 無機質な音以外、何も聞こえない。
雄「里奈…。」
もう、3日は目覚めない。 医者は、ほとんど諦めている。 俺が、何とかしなきゃ…。
医者「なかなか…目を覚ましませんね…。」 里奈の母「うっ…里奈…里奈ぁ…っ。」 里奈の父「落ち着きなさい…。」 雄「あの…。」 医者「はい?」 雄「助かる方法は…ないんですか???」 医者「……一つだけ…あります。」 3人「何ですか?!」 医者「大変、危険な行為ですが…。」
俺は息を飲んだ。 室内が一瞬、静まりかえった。
医者「臓器移植…です。」
2012/6/17 15:25:32 [390]★第十八章 初恋の相手〜竜side〜★
響「お〜い、竜っ♪」 竜「何だよ、朝から気持ち悪い。」 響「相変わらずクールだなぁ。」 竜「クールじゃない対応をしてもらいたいなら、雄のとこへ行け。」 響「嫌、今日は竜の気分なんだよぉ〜。」 竜「何だよ、その「気分」って。」 響「ま〜良いじゃん良いじゃん♪ってかさ、竜って恋しないの?」 竜「っは?!」 響「おっ、意外な反応!これはあるなぁ〜?うんうん。」 竜「決めつけんじゃねぇよ、1回しかねぇし。」 響「「1回」はあるんだなぁ〜??(ニヤニヤ」
…っ、やべぇ…しくった!
竜「つか、俺たち引っ越したし、離れた。」
慌ててフォローする。
響「ふ〜ん、初恋なの??」 竜「だから、何だよ。」 響「名前は?」 竜「何で教えなきゃいけねぇんだよ。」 響「良いじゃん!だって、もういないんでしょ??」 竜「そりゃそうだけど…。」 響「じゃあ、行ってよ!帰り、何か奢るから!」
もういない、元好きなヤツの名前を言うだけで 何かを奢ってもらえる…。
そりゃいいな。
じゃ、スペシャルバーガーでも奢ってもらうか。
竜「ッチ…、絶対だぞ?」 響「おうよっ!」 竜「…「南久保里奈」。」
2012/6/17 15:17:24 [770]★第十七章 裏切りの代償〜鈴side〜★
「南久保のヤツ…、やっぱり雄に何かしたのよっ!」
鈴「…、浅川さん、もうやめましょうよ。」 遥乃「はぁ?ここまで来て怖気づいて逃げる気??」 鈴「そう言う訳じゃないですけど…。」 遥乃「あんたの双子の弟がどうなっても良いって訳? それに今、南久保を助けたって、あんたの事、許さないと思うわよ。」 鈴「……。」
双子の弟、竜を守りたいがために、 大好きだった里奈を裏切ってしまった。
その罪は、とても重い。
鈴「里奈…ごめん…ごめんっ…。」 遥乃「それが、あんたの選んだ道なのよ。」
私は…どうしたいの? 里奈に許してもらう???
ううん…、許してもらわなくても良いから、 里奈にちゃんと謝りたい。 あの時、引っ越すとき、ちゃんと言えなかった事も含めて。
私は今、ここにいるよ。
2012/6/17 15:11:33 [897]★第十六章 過去2★
?「里奈、私ね…。」 里奈「ん?どうしたの??__。」 ?「…っ…引っ越すことに…なった…。」 里奈「え…そんなっ……。」 ?「ごめん…。今まで…ありがとう……。」 里奈「ちょっ、__!!」
里奈「何で…何でなの…っ!」
「あの…、南久保里奈さん…ですね?」
里奈「…そうですけど……。」
「これ、お預かりしたものです。」
里奈「手紙…??」
『里奈へ。
私、引っ越すことになっちゃった。 里奈と離れるなんて、考えられなかったから、本当に寂しい。 言葉じゃ表わせないくらい。 向かい合って話す事が出来なくて、手紙で伝えることにした。 ごめんね。 いっぱい話したい事はあるけれど、長くて書ききれないから、 最後に一つだけ伝えるね。
『今まで本当にありがとう。大好き。』
荒木鈴より。』
里奈「そんなの…ありきたりすぎるじゃないの…。」
里奈「りーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!」
2012/6/17 15:0:18 [346]★第十五章 俺は…★
里奈「はあっ…はあ…。」
今まで感じた事がないほどの胸の痛みが僕を襲う。 これが…僕の患っていた病気の正体…か。
「り…里奈…。」
閉じかけていた目を開けると、 雄がひどく驚いた様子で僕を見つめていた。
里奈「雄…じゃ…ないか…。駄目…だ…、授業…さ…ぼ…っちゃ…。」 雄「授業どころじゃねぇだろ!!何が…あったんだよっ! …またか?またあいつらにやられたのか?!」 里奈「ちが…う…僕が…も…と…もと…消える…うん…め…。」 雄「何言ってんだ!!」
そう言うと雄は僕を抱きしめた。 力強く、それでいて、とても優しく。
里奈「あ…ははは…、笑えない…冗談…やめてくれ…。」 雄「里奈…俺は……お前に生きていてほしい。笑っていてほしい。」 里奈「もう…僕は…いらない…イラナい…。」 雄「俺は…お前の傍でお前を守ってやりたいんだ。」 里奈「イラナ…い…イらナイ…ボくハ…いらナイ……。」 雄「俺、お前が好きだ。」 里奈「……。」 雄「お前が…好き…、守るから、俺が守るから…っ。」 里奈「僕も…好き…だよ。だから…もう…泣かないで…。」 雄「…っ…嬉しい…里奈…。」 里奈「ゆ…う…は…はは…。」
暗くなる視界。 最後に聞いたのは、
「里奈ああああああああああああああああああああああああ!!」
雄の絶叫だった。
僕の意識は、そこで途絶えた。
2012/6/17 14:31:40 [939]あれ、軽くグロ入っちゃったかも(笑)
でも、ちょっと、里奈ヤバい感じですね〜 この小説、ちょっとよく分らない←
2012/6/17 14:30:35 [854]★第十四章 症状★
しばらく歩いているうちに、口の中に変な違和感を覚えた。
里奈「あれ…ぐっふっ…がはっ……。」
吐血してしまった。 ああ、僕、もう死ぬんだな。
「症状が出ると助からないかもしれない。」
その言葉に、以前は恐怖を感じていたけれど、 今は、何故か…とても気持ちが良い。 だって、この世から消える事ができる。
嬉しい。 この上ない快感。
床に広がっている僕が吐いてしまった血さえも、 とても美しく見える。
ああ、僕もいよいよ、おかしくなってしまったか。
情けないな。 何もできずに死んでいく。 何も変わらないまま。 変えようとしないまま。
でも、僕はそれで良かった。
…良かったの?
2012/6/17 10:19:4 [997]★第十三章 消えてなくなればいい★
遥乃「あんた…、マジ意味分かんない! まぁ…とりあえず…、雄に手出したらただじゃおかないから!!」
そう言って、遥乃はどこかへと行ってしまった。
里奈「早く、消してよ…。何もかも…。」
僕は膝をついて、座り込んだ。 もう、どうでも良かった。
キーンコーンカーンコーン…
休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。 でも、教室に戻る気もなかった。 もう、何もしたくなかった。 僕は、存在していないのと同じなんだから。
遥乃…君のおかげで、僕は、いらない存在だって分かった。 君は僕の運命を教えてくれた。
ありがとう。
雄「里奈?!」 里奈「…雄。」 雄「おまっ…こんなところで何してんだよ??!」 里奈「雄こそ…もう授業始まってるよ?」 雄「先生に、プリント持っていけ、って言われたんだよ。」 里奈「そうなんだ。」 雄「早く教室戻ろうぜ。」 里奈「いや、良いよ。」 雄「え?」 里奈「良いよ、早く雄戻りなよ。」 雄「だから、里奈、お前も一緒に…。」 里奈「僕は、良い。」 雄「良いって…お前…。」
呆然としている雄を残して、 僕は歩きだした。
里奈「僕なんか、消えてなくなれば良い…だろ?」
2012/6/17 10:11:39 [905]★第十二章 イラナイ★
遥乃「あんたさぁ…、ぶっちゃけ、雄とどういう関係?」
やっぱり、そういう質問か…。 そうだよね、雄は…、すっごく人気者なんだもん。 多分、いろんな女の子から愛されてる。
アイサレテル。
少し、雄が妬ましくなった。 私は…愛が欲しいの?
…この体が憎い。 この弱い体のせいで。 僕は愛を貰えなかった。 周りは僕を哀れみ、やがて僕を虐げるようになった。
イラナイ。
こんな体、必要ない。
遥乃「ねぇ、ちょっと聞いてんの??」 里奈「どういう関係?知らないよ、そんなの。」 遥乃「はぁ?ふざけてんの??マジ殺すよ???」 里奈「殺してよ。」 遥乃「は…?」 里奈「殺してよ、早く。殺して?早く、早く早く早く!!」 遥乃「里奈…あんた…。」
そうだよ、早く殺してよ。 こんな体も、感情も、要らないから。
僕にはもう、不必要だから。
2012/6/17 9:58:19 [221]しばらく見ていない間にこんなにコメントが…! 嬉しすぎて涙が…(;∀;)
これからも頑張りますね!!
2012/5/3 17:44:23 [985]頑張ってください^^
2012/5/2 21:33:29 [306]全話読ませて頂きましたが本当に素敵な小説ですね(*´・ω・`) 単行本で出して欲しいですww 続きが楽しみです(●´ω`)ゞ・゚更新頑張って下さいbb
2012/4/19 19:36:23 [467]おもしろいですよ。すごいいい作品ですね(←失礼すみません><)
2012/4/19 18:36:38 [72]ちょっとスランプが… 物語が全然思い浮かばない(笑)
あげ(´ω`)
2012/3/21 6:36:22 [532]★第十一章 浅川遥乃★
遥乃「私の事…覚えてる?」
覚えていないはずがないじゃないか。
―――幼いころ、僕よりも地味だった女の子がいた。 いっつも独りで、誰かといることが苦手。 僕は、そんな彼女にいつの間にか同情をしていた。
里奈「ねぇ、一緒に遊ぼうよ」 遥乃「…」 里奈「…僕も、ひとりぼっちなんだ。」 遥乃「…同じだ」
―――何で、時の流れは人をこうまで変えてしまうのだろうか。 あれほど暗く、地味で、誰にも近寄ろうとしなかった少女が、 とても可愛くなり、派手になり、周りには取り巻きまで…
変わらないものなんて…ないんだ。
ズキッ… この世界の中で、変わらないものは僕だけ。 進化し続ける世界から、取り残されていくんだ。
何をしているのだろう。 彼女はこうも変わる事ができているのに。
僕は…、一体…。
遥乃「里奈。」 里奈「…僕に、何か用?」
やっとの思いで口を開く。 遥乃は微笑んだ。…目だけは、笑っていなかったけど。
嫌な予感がする…。
2012/2/11 19:59:37 [565] ★第十章 運命★
今日は、雄に会わなかった。
いつも孤独で、それで構わないと思っていたけど、 今日は違った。寂しい。そう思った。
僕はため息を漏らした。 だから嫌なんだ。
一度他人と関われば、一人がとても辛くなる。 僕は、ずっと孤独なままだから、 他人と関わる事など、決して許されないのに。バカだな、僕。
?「南久保さん‼」
振り返ると、
遥乃「お久しぶりね、南久保さん…ううん、里奈」
そこには笑顔でたたずむ、「アイツ」の姿があった。
こいつが、僕らの運命の歯車を、狂わせた。
2012/2/11 19:50:22 [769]更新停止してました…
本当にごめんなさい。 これからも書き続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
2012/1/6 10:54:49 [822]とってもおもしろいです! 頑張ってこの調子で書き続けて!
2012/1/5 21:7:58 [971]しゅらさん>>あけましておめでとうございます。
魅力的だなんて…私にはもったいないお言葉です(嬉) みなさんのコメントのおかげでできているようなものなので…。 今日は更新できず…本当に亀更新で申し訳ないです…。 明日、12章くらいまで更新しますね。物語が浮かんできました…。
とにかく、これからも宜しくお願いします^^
2012/1/4 22:28:25 [935]あけましておめでとうございます・(。´∇`)ぁヶぉめっ★ 今年も頑張ってください(^0_0^) すっごい魅力的になってきましたよ^^ 応援しています(・◇・) まさか病弱が心臓病に変わるなんて… 里奈(´・ω・)カワイソス 第7章の最後気になりますねぇ… 今年もファイトです(#^.^#) ∩゚∀゚∩age
2012/1/3 19:0:46 [129]サトリン★さん>>あけましておめでとうございます♪
ありがとうございます、正直、この作品が魅力的だなんて思った事は 一度もないのですが、サトリンさんの言葉で自信がつきました。 これからも頑張りますので、応援、よろしくお願いします。
ゆかちん♪さん>>正直、里奈の気持ちがこれからどう動くのかなんて 決めていないのですが、展開を楽しみにして下さっているということなので、 本気で、一生懸命考えていきたいと思います。
2012/1/3 14:39:40 [765]里奈さんの気持ち… ここからの展開が楽しみです♪
2012/1/2 19:23:31 [923]あけましておめでとうございます♪ とても魅力的な小説ですね!(^^)! 頑張ってくださいね(*^^)v
2012/1/2 18:52:52 [277] ★第九章 おかしい★
僕、何だかおかしい。 とても寂しい。 いつも独りだから平気だったのに。 あいつに会ってからだ。雄に。
「おはよ‼」 「おはよっ♪」
朝からテンションが高い女子。 朝から校庭で遊ぶ男子。
皆、僕をいじめる奴ら。 大嫌いなのに、大嫌いなはずなのに。 何故か、雄だけは…嫌いになれない。
助けてもらったから? 独りで闇にいた僕に手を差し伸べてくれたから? どれも合っていて、どれも違う。 もっと、他に、真実があるはずなんだ。
「ねぇねぇ、私、○○君のことが…好きなの‼」 「えぇッ?意外‼」
好き…か。 この気持ちは、好きとは違うよね?
2012/1/1 16:48:42 [961]ゆかちん♪さん>>あけましておめでとうございます‼
いつもコメントありがとうございます。 これからも宜しくお願いしますね(´・ω・)
2012/1/1 0:22:34 [6]あけましておめでとうございます♪ 今年も、小説 頑張ってください!
2011/12/31 17:34:42 [457] ★第八章 過去★
?「俺が食べるんだぞ‼返せよぉ…」 ?「違うよ、私だよ。」 里奈「二人とも、いい加減にしなよぉ…。」 ?「だってぇ…聞いてよ里奈ぁ…」 里奈「ほらほら、これ、あげるから。」 ?「わぁ、里奈、ありがと‼(ニコ)」 里奈「うん(ニッコリ)」 ?「///…な、何だよ…。」
?「ねぇ、里奈。私たち、いつまでも親友だよね。」 里奈「うん、私たちの友情は永久不滅…みたいな?」 ?「ははっ、里奈がどんなに辛くても、私が助けるから。」 里奈「ありがと」
…夢か…。 あれ、僕いつの間に寝ちゃってたんだろ…。
里奈「うッ…。」
苦しい…胸が苦しい…
里奈「はぁはぁ…くッ…は…」
僕、やっぱり… もう、助からないのかな。
2011/12/31 17:27:55 [228]これからは表示を下記の通りにします。
里奈「………。」 雄「………。」 遥乃「………。」 鈴「………。」 響「………。」
追加設定
荒木 鈴 学年一の美少女で里奈の幼なじみ。 昔は里奈の良き相談相手だったのだが…。
荒木 竜 学年一の美少年で鈴の双子の弟。 里奈とは昔から仲が悪かった。
コメント読んでます。とても嬉しいです。 これからも宜しくお願いします。
2011/12/31 17:15:57 [442]ゆかちん♪さん>>コメントありがとうございます。
物語を作るのは得意ではないのですが、 気にいって頂ければ幸いです。これからも頑張ります。
2011/12/31 17:14:3 [978] ★第七章 ちょっと嬉しい下校時間★
チャイムが鳴り、下校時間になる。 すぐに教室を飛び出す奴もいれば、先生に注意されるまで だらだらとおしゃべりをしている奴もいる。
僕は荷物を手に取り、教室から出た。
「里奈ぁぁぁぁぁッ‼」
里「え…何…?」
その声の主は…雄だった。 雄は僕に走り寄って笑顔で話しかけてきた。
雄「一緒に、帰ろうぜ‼」 里「はぁ?」
コイツ…何を言い出すかと思えば… でも…内心ちょっと嬉しいや。 はじめてだな…誰かと一緒に帰るなんて…。
里「別に…いいけど?」 雄「マジ?やった‼」
雄は嬉しそうにガッツポーズをした。 何だか…顔が熱いや…。
「アイツ…」 「だから言ったじゃんか。早くしないと…。」 「黙りなさいよ‼」 「ご…ごめん…。」 「アイツ…絶対に許さない…。」
2011/12/31 13:9:47 [777]里奈さん、心臓病だったなんて… 感動するラブストーリーになってきましたね。 これからの、里奈さん&鈴さん&雄くんの関係が楽しみです♪
2011/12/30 19:52:31 [55] ★第六章 心臓病★
僕が小さい頃から病弱っていうのは分かってた。 けれど、まさか心臓病を持っていたなんて…。
それが分かったのは先月。 家族旅行先で急に苦しくなって、病院に搬送された。
母「里奈‼里奈しっかりしなさい‼」 父「里奈‼死ぬんじゃない‼」
そんな両親の声を聞きながら、僕の意識は遠のいていった。 目が覚めたら、お医者さんと両親の声が聞こえた。
母「里奈は…里奈は助かるんですか?」 医者「今はまだ分かりません。症状が出なければ…。」 父「助かるんですか?」 医者「はい…ですが、症状が出ると…。」 両親「出ると?…」 医者「里奈さんは助からないかもしれません…。」
僕は、助からないかもしれない。 死んじゃうかもしれない。 そんな不安が募る。
そして、学校ではいじめられ続ける毎日。 当然両親に言えるわけがなく…。
耐え続けて無理したせいで、症状が出ちゃったのかな…。 僕…助からないのかもしれないな…。
2011/12/30 19:16:3 [363]しゅらさん>>いつもコメントありがとうございます。 本当に、やる気が出ます、これからも頑張りますね(´・ω・)
ゆかちん♪さん>>ありがとうございます‼ 才能だなんて、本当に嬉しすぎです。 これからも頑張って更新続けます、よろしくお願いします。
2011/12/30 13:10:25 [433]最初から読ませて頂きました。 fumiさん、小説を書く才能ありますね♪ 読んでてこっちもドキドキしちゃいますw 続きが楽しみです〜! 頑張ってください(`・ω・´)ノ
2011/12/30 13:4:34 [409]え?(つд⊂)なになに? どんな症状? 早く見たい♪
2011/12/30 12:45:44 [337] ★第五章 胸が痛いよ★
雄と他愛もない話をしながら自分たちの教室前まで来た。
「雄ッ‼」
金髪の少女が雄の腕を掴んだ。 …僕が、誰よりも嫌いな… 荒木鈴
鈴「雄、駄目だよ‼こんなブスと一緒にいるなんて…。」
僕を、誰よりもいじめる女。 僕は、荒木を思いっきり睨みつけた。
雄「んな事、お前に言われる筋合いはねーよ。」 鈴「雄…ま、いーや、委員会‼行くよ‼」 雄「え、ちょ、おいっ‼荒木‼」
荒木は雄と腕を組みながら走り去って行った。
ドクンッ…
何?胸が痛い…。 あぁ…症状が出始めたのかな…。
僕、もう死ぬのかな。
2011/12/30 12:7:8 [698]しゅらさん>>ありがとうございます♪ 完結編…行けると良いですね、、、ってか行きます、がんばります。
あげます(´・ω・)
2011/12/30 12:5:35 [827] ★第四章 あ、、ありがと、、、★
先生「はいっ、これでおしまい、お大事にね♪」 里「ありがとうございました…。」
ガラッ…
雄「良かったな、大した怪我じゃなくて…」 里「雄ッ…」 雄「ん?」 里「あ、、ありがと、、、」 雄「あ…いやッ///別に…大したことじゃねぇよッ///」
途端に雄の顔が真っ赤になる。
里「…っぷw」 雄「んだよ、笑うんじゃねーよww」 里「だってさww楽しいなーってwww」 雄「…バーカ///」
僕が…誰と笑いあえるなんて、ありえなかったから、 この日を、この時間を大切にしようと思った。
2011/12/29 21:5:12 [23]さがってます! あげ
2011/12/29 19:0:23 [98]自分をダメだと思わないでください 素敵な作品だと思います 諦めずにめげないで最後まで小説書いてください! 完結編が見たいんです! 里奈って男っぽい性格; 保健室の先生 なんか恐ろし笑いしてるかんじで( ´Д`)キモッってなっちゃったよ〜^^ 怖いって感じもするようなぁ・・・
2011/12/29 18:1:56 [19]しゅらさん>>ありがとうございます(´・ω・) 駄作ですが、読んで言ってくれたら嬉しいです。
里奈は一応(ぇ)女です。 いじめられて、孤独の中で生きている彼女の性格に 合っていると思って一人称を僕にしました^^
2011/12/29 17:58:49 [906] ★第三章 保健室★
里「なかやm…」 雄「雄で良い、って言ってんじゃん?(ニコッ)」 里「…雄、さっきから言いたかったんだけど、どこ行くんだ?」 雄「保健室に決まってんだろ?」 里「?!保健室!?やめてくれ!お姫様だっこで保健室なんて…ッ」 雄「何で?お前怪我してんじゃん。」
何でって…お前はアホか?
雄「失礼しまーす」
って、嘘!?本当に行きやがった…コイツ…
先生「どうしたn…あら(ニッコリ)」 雄「せんせー、里奈が怪我しちゃって…。」
里奈?!僕、コイツと話した事なんてほとんどないぞ?! それに先生…最後の微笑みは何なんだ…。
先生「はいはい、南久保さん、座って(ニコ)」 里「はい…」 先生「あらー…口の中切っちゃってるわね…ちょっと痛いわよ。」 里「…痛ッ…。」 雄「せんせー痛いぞって言ってたじゃんかよww」 里「だ、だってさ、痛いんだから仕方ないじゃんかよ、、」 先生「仲良いのねぇ(ニコニコ)」 里「ぜんぜn(雄「はい!」えぇぇぇぇッ?!」
本当、コイツ何なんなの?!
2011/12/29 17:54:15 [144]初小説おめでとうございます! 応援するのでがんばってください! 里奈って女の子?男の子? 女の子の名前なのに 僕って言ってるのが疑問で? 性別がわからなくなったんです^^
2011/12/29 17:48:53 [80] ★第二章 救世主★
「おい、無視してんじゃねーよ」
ゴッ… 鈍い音とともに走る衝撃と痛み
里「いっ…。」
口の中がたちまちどろっとした液体でいっぱいになる。 たまらず、吐きだす。
「うわっ、コイツ汚ねぇ…」 「消毒してやんねーとな‼」
?「おい、待てよ。」
僕は恐る恐る顔をあげた。
里「え…?」
何で?中山…何で僕を庇ってるんだよ…。 皆…皆僕の敵だと思ってたのに…。
雄「もうこんなバカげた事やめろよ。 やっていて恥ずかしくねーのかよ。」
「雄、何言ってんのよ、こいつは…」
里「?!」
「キャー‼」
僕の体がふわりと宙に浮いた。
里「な、、中山ッ、お前、、、何してッ、、」 雄「雄で良い。」 里「え?…」
何が何だか、分からない。 何で僕を、助けてくれるの?
2011/12/29 17:40:34 [647] ★第一章 いじめ★
「バカ」 「キモイ」 「死ねよ」
こんな酷い言葉で埋め尽くされた教室。 それも、全て僕へ向けての言葉。
里「げほっげほっ…」
僕は南久保里奈。この学校の生徒。
昔からおとなしくって控えめ、おまけに病弱だから、 どんな時でもいじめの対象。
本当は弱いくせにさ。一緒に酷い言葉吐いてる奴らだって、 本当の仲間なんかじゃないんだろ…。
「なぁ、さっきから何考えてんの?」 「キモイんだよ、ブス」
お前らに関係あることなんか考えるわけがない。 僕は僕なりに考えてるんだ。
そう、僕なりに。
2011/12/29 17:34:14 [358]設定(登場人物)
中山 雄 明るい性格でクラスの人気者。
南久保 里奈 おとなしく、控えめな性格、病弱。
浅川 遥乃 過去はとても地味だったが、何故かとても可愛くなった。
木崎 響 雄の大親友、とてもやんちゃ。
最初はこの4名でいこうかと思います。 また、追加設定を入れる事はあります(´・ω・)
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