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【恋愛】新撰組と遊ぼうッ!【小説】

たー坊 No.1963|2011/7/12 16:19:4

クリック/閲覧、ありがとうございます。これは前回の小説が完結していないのにも関わらず、新しい小説に挑戦した馬鹿なたー坊が筆記しています。
無論、文才などは求めないでくださいb日本語力なんてものはありませんb
ちなみに、主人公総受けの小説ですので、『総受けが嫌い』と言う方はお引き取り下さい。
あれです、登場人物は増える予定大です。
主人公 『佐之崎 未来』
なお、タイトルは思いつきなので何の意味もありませんb
では、お楽しみください
――――――――――――――――――――――
※不定期更新です

 

たー坊

2011/11/6 22:16:20 [504]

 

たー坊

2011/11/6 21:47:26 [266]

第零話―『記憶に残った者』
―――――未来side
ドサッ
いきなりの浮遊感、そして痛み。
僕はクリーム色の壁に打ち付けた頭を擦りながら体を起こした。
・・・ん?クリーム色の壁?・・・
ハッとして周りを見渡すと、其処は殺風景な自分の部屋だった。
後ろを見ても屯所の門なんてないし、ましてや新撰組の皆や於那さんもいない。
それだけで頭は急回転し始め、とある結論にたどりついた。
『・・・元の、時代に・・・戻ってきた・・・?』
そう認識した時、僕は大粒の涙を目から零し、勢いよく自分の部屋を出た。
廊下を渡り、階段を駆け降り、リビングの扉をあける。
いい匂いが漂うリビングにはお母さんが優しい顔で僕を見ていた。
まるで、僕が此処に来るのをまってたかのように。
『御帰り、未来。・・・どうだった?幕末は』
いつもと変わらない声が、僕にとっては棘を含む声に聞こえた。
『楽しかったよ。・・・それより、お母さん―』
『未来、もう一度聞くわね。・・・幕末と平成(いま)、あなたはどっちがいい?』
僕の質問を遮り、お母さんはあの夢の時と同じ質問をしてきた。
あの時、答えは幕末。それは今も変わらないことで・・・
『僕はやっぱり幕末がいい』
そう答えると、お母さんは目を細めて笑い、そう、と短く返事をした。
たったその一言で、会話は途切れ、僕は諦めて部屋へと戻る。
そして今までの事を全て、忘れぬように、ノートへと書き記した。
皆との思い出が、薄れぬように――――
また、何処かで会えることを信じて、願って――――
―end―
**********
はい、ついに完結しましたッ!!
いやー、此処までの道のりがメチャクチャ長かった・・・
しかも最終回、めちゃくちゃ意味不/(^0^)\
何があったんだろうね、うん。
最後まで読んで下さった皆さん、コメントを書いて下さった方々。
それに心の中で応援してくれた皆さん(居る訳なかろうq^)
ホントにありがとうございましたッ!!
 

たー坊

2011/11/6 21:33:15 [396]

第三十六夜―『手にした幸せ』
―――――未来side
『今まで、ありがとうございました』
そう言って僕はにこりと笑い、頭を下げた。
僕は今日限りで新撰組を出て行く。
勿論、行くあてなどない。
けれど、ずっと此処にいるよりかは、何処かでアルバイトしてた方がいいと思ったから。
それを理由に、僕は幹部の皆さんを何とか説得し、新撰組から出て行くことを許してもらえたのだ。
『ホントに・・・出て行くのかよ』
原田さんの問いかけに、僕は一度だけ縦に頷く。
『もう、沢山お世話になりましたから。・・・於那さんも、色々とありがとうございました』
僕を後ろから抱きしめている於那さんにもお礼を言う。
『お礼など要らぬ・・・むしろ、お礼を言うのは妾の方じゃ』
於那さんは震えた声で、けれど心配をかけまいと業と明るい声で”ありがとう”と言った。
そしてちゅ、と僕の耳に口づけをする。
いきなりの不意打ちに顔が赤くなるのを感じたが、それも於那さんの愛情表現だと有り難く受け取った。
そして土方さんが於那さんを僕から剥がした時、僕はもう一度笑顔でお礼を言ってから屯所の門へと歩き出した。
その道中、初めて此処に来たときから今までの思い出が頭の中を駆け巡る。
それを懐かしく思えた瞬間、我慢していた涙が一気に溢れだした。
離れたくない、まだこの気持ちがある中で、無理矢理離れたのは自分。
だから涙を見せちゃいけないんだ。そう僕は無理矢理自分に言い聞かせ、涙をごしごしと拭った。
そして前を向き、屯所の門から一歩外へ出た時。
僕はいきなりの頭痛に襲われ、フラフラとしながら意識を飛ばした。
************
長い、ひたすら長い。
さて次回は最終話ですw(多分)
それでは、また会いましょうノシ 

たー坊

2011/11/6 21:20:56 [418]

バラ様>>
初めてコメントされましt((^^
一気に読んでいただくとはΣ(・ω・ノ)ノ
ありがとうございます\^ω^/
はい、もう少しで完結(するはず)ですw
続編とかひっそり書いたりするかもしれませんが・・・´^ω^`(←
コメント、ありがとうございましたッ!! 

バラ

2011/11/5 21:43:19 [751]

初めてコメントします☆
一気に読んでしまいました!!
もう少しで完結してしまうんですか??・・・(゜□゜;) 

たー坊

2011/11/5 19:15:28 [898]

第三十五夜―『桜の木の下で』
―――――未来side
私が目を覚まして早三月が経った。
あの夢を見た日、そして目を覚ますまで僕が眠った期間は
約一月らしい。
あの夢の最後、お母さんは次の決断の時まで――なんやらって言ってたけれど
それは、やっぱり・・・此処を離れなければいけない時が来るって事なのかな?
皆と離れたくない、此処に居たい。そういう気持ちもあるけれど、その反面、
家に帰りたい、家族に会いたい。という気持ちも出てきつつある。
完全に矛盾しているこの二つの気持ちを心に秘めながら
僕は、皆と今まで通り接することができるかな?・・・
そんなことを考えながら、僕はいつものように空を見上げた。
青く、澄んでいる空を自由に飛ぶ鳥。サァっと風に吹かれて鳴る草木。
何もかもがいつもと同じようだけど、それは此処に慣れているからであって・・・
いつか、この地を去らなければいけない、そう思えば、自然と空から目をそむけてしまう。
これ以上、此処に付け込んではいけない。
心の中で誰かがそう言うけれど、僕の意思はそれに反している。
何もかもがごちゃごちゃで、分からないこの状況。
誰か、どうか、してください――――
**************
お久しぶりです、お忘れの方もいるかもしれませんが、たー坊ですw
何やら意味のわからないことになってますねwすいませんorz
もう少しで多分、完結します。オチなしでw
次回作のプロットは練っているんですが・・・誰か一緒に書いてくださi((
なんやかんやで乱文、失礼いたしましたw 

たー坊

2011/11/5 19:0:8 [306]

魔利亜様>>
続きが気になるような内容なんてこれっぽちもありませんg((
え、あげぽよしてくださるんですかッ!?q^←
しちゃうんですかwwありがとうございます\(^0^)/
あげぽよ&コメント、ありがとうございましたッ!!q^ 

魔利亜

2011/8/31 11:1:12 [574]

続きが気になる←
もう一回、あげぽよしていいですか?((
お許し頂いちゃう前にあげぽよっちゃいますけどね←
あげぽよー 

たー坊

2011/8/28 18:9:30 [499]

魔利亜様>>
まだまだ続いちゃってすいません´・ω・ショボンヌ
あれですけどね、ここらで強制的に戻しても((げふんげふん
あげぽよありがとうございますwwwwコメント、ありがとうございましたっ! 

魔利亜

2011/8/24 17:21:35 [657]

おー、最終話かとおもった←
これからも、続くんですよね。+*
あげぽよ← 

たー坊

2011/8/23 20:21:51 [286]

第三十四夜―『気づく時』
―――――未来side
『未来ッ!そろそろ起きないと遅刻しちゃうわよッ!』
僕の耳に入ってきた声は、懐かしいお母さんの声。
僕はぱちりと目を開けた。視界に入っているのは、お母さんと白い天井。
見慣れていた景色だったはずなのに、どこかが違う。
・・・そうだ、木じゃないんだ。・・・じゃあ、ここは・・・平成?
『お母さん、今って何年?』
僕の問いに、お母さんは不思議な顔をした。
『何年って・・・平成23年よ?』
ああ、帰ってきた。平成に、家に・・・家族の元に。
途端に、嬉しくなってベッドを飛び出した。
そのときに気づいた。・・・新撰組とはもう会えないことを。
皆の笑顔、皆の声、全てが脳内で思い出される。
あれ・・・どうしてだろう・・・平成に戻ってきて嬉しいはずなのに・・・
涙がトマラナイヨ。
ぽたぽたと落ちる涙を見て、お母さんは慌てていた。
この涙は決して嬉し涙なんかじゃない。・・・きっと、悲し涙。
皆と離れて、やっと気づいた。・・・僕は、あそこが大好きだってことを。
『・・・新撰組の皆さんと離れて寂しいの?』
お母さんの口から出た言葉は、僕を驚かせた。
どうしてお母さんが知っているんだろう。
『ふふ・・・未来のことは何でも知ってるわよ?・・・母親なんだから』
そういって微笑むお母さんの顔に、少しゾクッとした。
『ねぇ、未来・・・平成と幕末、どっちがいい?』
・・・究極の選択。僕は頭で考えた。
平成なら困ったこともない。携帯も繋がるし、パソコンだって出来る。
それに比べて幕末は、携帯は繋がらないわパソコンは出来ないわ、ですごく困る。
・・・決めた、僕はこっち。
『僕は・・・幕末。幕末がいい』
新撰組がいる。携帯が繋がらなくてもパソコンが出来なくても・・・彼らがいる。
僕がそう答えた途端にお母さんの顔が歪み、周りの景色も歪み始めた。
『・・・時が来たら、もう一度未来の答えを聞くわね』
お母さんの最後の声が聞こえ、変わりの声が聞こえた。
『―来・・・未来。』
暖かいその声に、僕の意識は引っ張られた。
 

たー坊

2011/8/23 20:2:46 [882]

魔利亜様>>
山崎さんはストーカーですねわかりますwww
ありがとうだなんて・・・ry
ふぉぉぉぉっ!?!?!?
更新期待だt((上げありがとうございます顔文字萌えました本当にありがとうございますry

 

魔利亜

2011/8/10 9:52:37 [987]

更新期待←
上げてみる(´・ω・`)↑ 

魔利亜

2011/8/8 10:10:46 [424]

天井から気配!?
ストーカーk((((殴((蹴((ry
更新ありがとうございます♪ 

たー坊

2011/8/7 20:55:59 [597]

第三十三夜―『悩み』
―――――未来side
誰にも気づかれず、自分の部屋に戻った。
天井辺りから気配がする...山崎さん辺りだな...
そう思いながらも、縁側に座った。
月を見ると、平成を思い出す。
平成を思い出すと、周りの皆を思い出す。
周りの皆を思い出すと、家族や信汰を思い出した。
ここにきて、二ヶ月はたった。今頃、皆はどうしているんだろう?
どうやって戻ればいいのだろう...どうすれば皆に会えるんだろう。
一度不安になれば、次々と関係のない不安まで出てくる。
どうしたら完全な人間になれるだろう。どうしたらシルヴィアたちを体から追い出せるだろう。
羽を切り落とせば吸血鬼じゃなくなる?
牙を引っこ抜けば血を吸わなくなる?
尻尾を千切れば誰も傷つけない?
...羽を切り落とそうか?...牙を引っこ抜こうか?...それとも、尻尾を千切ろうか?...
そんなことをすれば、きっと皆が心配する...多分だけど。
心配させて楽しい?...それは、ただの構ってほしい子。
存在は否定されていないし、誰かが僕に嫌がらせしているわけでもない。
ただ、僕は誰に構ってほしいんだ?...誰を困らせたいんだ?
困らせておもしろいのか?...ううん、思わない。
否、思おうとも思わない。
だから、僕は何もしなくていい。自分に与えられた指名を全うすればいい話。
そうだ、悩まなくてもいいんだ。...っていうか...うん、寂しいね。
そのまま僕は縁側に寝転んだ。そして、そのまま寝てしまった。
寝る間際、天井からの気配は消え、僕一人の世界になった。
―――――――――――――――――――
久々の更新っすq^←放置すません((((石を投げないでくださアッー! 

たー坊

2011/8/7 20:6:35 [954]

魔利亜様>>
そうですよねっ!別に気にしなくてm(((q^
気になるだなんt(((((スランプだおっおry
上げありがとうございますq^コメントもうれしいですq^力になりすぎて半端ないですq^← 

魔利亜

2011/8/6 9:55:6 [549]

二連w
まぁ、いいじゃないすk((((殴
 
続き気になります♪
上げます↑ 

たー坊

2011/8/3 16:26:56 [550]

***二連w***
二連っちゃった☆キラッry
気にしないでください、いろいろt(( 

たー坊

2011/8/3 16:26:14 [732]

第三十二夜―『誘拐』
―――――未来side
『やぁ、お目覚めかい?』
男の人は僕の顔を見ると、にこりと笑って、屯所とは遠い山の中の洞窟に入った。
そして、色々と理解できないまま洞窟の中で僕は下ろされた。
『うえーっと...君は誰?』
首をかしげて尋ねると、男の人は笑顔を崩さないまま
『クレハド=シラレル=アルトッシュというよ』
といった。名前長い...
『えーっと...クレハドさんは、どうして僕を連れだしたんですか?』
名前呼びでいいかな?...いいよね。うん、いいよ。
『それは『私が連れ去ってほしいと言ったからよ。』...だよ』
クレハドさんの言葉を遮り、奥から出てきたのは女の人だった。
『初めまして。私は、ディラナ=フラナドよ。よろしくね』
女の人は一切笑わずに、真顔だった。何故か親近感がわき、よろしくしてしまった。
『あなたを連れ去ったのは、貴方に質問をしたかったからよ』
ディラナさんは奥からコーヒーを持ってくると、一つ僕にくれた。
なぜコーヒーを持っているのだろう...
『これはね、未来から持ってきたものよ。ここで買ったのではないわ。』
顔でわかったのだろうか?...ディラナさんは僕の疑問を解決してくれた。
『なるほど...それで、質問と言うのは?』
質問くらいなら...と思い、質問に応じることにした。
『そうね...どうして吸血鬼の貴方が人間と仲良くしているのか...それと、私たちの仲間にならないか、ということね。』
思わずコーヒーを吹きそうになる。
『っと...お答えしますね。僕が人間と親しくしている理由は、僕も人間だからです。それと、仲間にはなりません。私には帰るべき場所があるので......っと、僕からも質問いいですか?』
淡々と説明する。大体の吸血鬼って、人間とか食料としか見てないんだよね。
『そう...残念だわ......ええ、どうぞ』
残念そうな顔も笑顔も見せないディラナさん。反対に、隣にいるクレハドさんはずっとにこにこしている。
『えーっと...貴方達も未来人で吸血鬼ですか?』
気になっていたことを一気に吹っ掛けた。
『ええ、私たちは未来人よ。それに吸血鬼でもあるわ。』
ディラナさんも淡々と答える。
『そうですか...では、僕はこれで失礼します...』
”いつか敵になる”...そう思いながらコーヒーを一気に飲んで、洞窟を出た。
――――――――――――――――――
なげえw 

たー坊

2011/8/3 16:26:5 [386]

第三十二夜―『誘拐』
―――――未来side
『やぁ、お目覚めかい?』
男の人は僕の顔を見ると、にこりと笑って、屯所とは遠い山の中の洞窟に入った。
そして、色々と理解できないまま洞窟の中で僕は下ろされた。
『うえーっと...君は誰?』
首をかしげて尋ねると、男の人は笑顔を崩さないまま
『クレハド=シラレル=アルトッシュというよ』
といった。名前長い...
『えーっと...クレハドさんは、どうして僕を連れだしたんですか?』
名前呼びでいいかな?...いいよね。うん、いいよ。
『それは『私が連れ去ってほしいと言ったからよ。』...だよ』
クレハドさんの言葉を遮り、奥から出てきたのは女の人だった。
『初めまして。私は、ディラナ=フラナドよ。よろしくね』
女の人は一切笑わずに、真顔だった。何故か親近感がわき、よろしくしてしまった。
『あなたを連れ去ったのは、貴方に質問をしたかったからよ』
ディラナさんは奥からコーヒーを持ってくると、一つ僕にくれた。
なぜコーヒーを持っているのだろう...
『これはね、未来から持ってきたものよ。ここで買ったのではないわ。』
顔でわかったのだろうか?...ディラナさんは僕の疑問を解決してくれた。
『なるほど...それで、質問と言うのは?』
質問くらいなら...と思い、質問に応じることにした。
『そうね...どうして吸血鬼の貴方が人間と仲良くしているのか...それと、私たちの仲間にならないか、ということね。』
思わずコーヒーを吹きそうになる。
『っと...お答えしますね。僕が人間と親しくしている理由は、僕も人間だからです。それと、仲間にはなりません。私には帰るべき場所があるので......っと、僕からも質問いいですか?』
淡々と説明する。大体の吸血鬼って、人間とか食料としか見てないんだよね。
『そう...残念だわ......ええ、どうぞ』
残念そうな顔も笑顔も見せないディラナさん。反対に、隣にいるクレハドさんはずっとにこにこしている。
『えーっと...貴方達も未来人で吸血鬼ですか?』
気になっていたことを一気に吹っ掛けた。
『ええ、私たちは未来人よ。それに吸血鬼でもあるわ。』
ディラナさんも淡々と答える。
『そうですか...では、僕はこれで失礼します...』
”いつか敵になる”...そう思いながらコーヒーを一気に飲んで、洞窟を出た。
――――――――――――――――――
なげえw 

たー坊

2011/8/3 15:44:20 [411]

第三十一夜―『考え事』
―――――未来side
於那さん...同性愛...どうしたらいいだろう
『未来さん?...大丈夫ですか?』
沖田さんが僕の前で首をかしげている。
っと...そうだ、今は沖田さんの相手してるんだ...考え事は駄目だよね。
『あ、はい。大丈夫です』
ぎゅっと竹刀を持って、構えずに真っすぐと沖田さんを見る。
『では、行きますね...!』
構える沖田さんを見ると、どうしても於那さんを思い出してしまう。
どうしたらいいんだろう...このままの関係で居てしまう...
沖田さんがいつの間にか目の前に来て、竹刀を振り上げていることも...知らなかった。
『未来ッ!』
原田さんの声が聞こえたと思えば、ばしっとする鈍い音と同時に痛む肩。
『あっと...』
ふらふらとよろけるも、再び沖田さんをみる。
沖田さんは集中しているようで、僕の現状はわかってないみたいだ。
これは好都合、ぱぱっと終わらせて部屋に行こうかな...
『ん...っと』
竹刀を床にカランと落とすと、咄嗟に低く腰を下ろす。
僕の頭上を竹刀が通過する。
そしてそのまま、地面に手をつくと起き上がりの力を利用して、沖田さんの竹刀を蹴りあげた。
竹刀は僕の足元に一つ、宙に一つ。
足元の竹刀を取り、沖田さんの首に突き付ける。
そして、落ちてくる竹刀を片手で掴むと、にこりと笑った。
『ふぅ...やっぱり貴方にはかないませんね...』
ため息を一つ漏らすと、同じように笑う沖田さん。
このまま笑いあって話していたいんだけど...それはまた解決してからの話。
『じゃ、失礼しますね』
そう言って、道場を出る。そして部屋に入って出入り口の襖の前にタンスを置く。
そして、そのまま眠った。
―――――――――――――――――――――
三十話突破してるww← 

たー坊

2011/8/2 16:58:58 [765]

魔利亜様>>
発覚しちゃったz(((q^q^q^
OKしちゃうと、また別の方向にry
違う子がOKしt(( 

魔利亜

2011/8/2 12:34:53 [736]

おぉ、発覚w
未来OKしてあげt((ry 

たー坊

2011/8/1 21:30:32 [716]

***お知らせ***
第三十夜のタイトルが入力されてませんですたry
『二人の境界線』って事にしといて下さいry
***お知らせその2***
まだまだキャラ募集してますッ!
*小説で希望する名前((なんでも可q^←
*ポジション((新撰組/働く人←/敵/等などw飛ばされてきた設定も可。ただし、名前によって国籍等が変わっちゃうかm((
*性別((男/女/オネェ/オナb((q^/等などですry
*特徴など((例→末来の特徴/笑顔が可愛く、若干ツッコミ役。吸血鬼と人間の血が混ざっている/etc...
*外見/中身((美人/可愛い/外国人風/優しい/かっこいい/おちゃらけ/etc...
*口調((妾口調(例*於那)/俺様口調(例*土方)/元気口調(例*末来/永倉/etc...
以上を記入して、No.30350までお手紙下さいw
***お気軽にどうぞw*** 

たー坊

2011/8/1 21:23:21 [772]

第三十夜―『』
―――――noside
『於那さんッ!』
於那の元へと行く未来。その顔は嬉しそうな顔だった。
『ん?...なんじゃ?話は終わったのか?』
於那は未来を見ると、首をかしげて尋ねた。
答える事無く、未来は於那に抱きついた。
突然の事に驚く於那にも構わず、未来は涙を流し
『...ありがとうございます』
と言って、離れた。
於那はにこりと微笑んで、今度は抱きしめ返した。
『ふふ...妾を誘っておるのか?...』
くすくすと頭上で笑う於那に、かあっと未来は顔が赤くなった。
『あ、あのッ!..誘ってるってどういう...』
未来には”女同士”だから、そういう行為ではないと思い、尋ねた。
『なんじゃ?分からぬのか?...』
於那は未来から少し離れると、不思議そうな目で未来を見た。
未来は何度も頷き、於那の顔をじっと見た。
少し赤くなる於那。だが、くすっと笑うと、未来の首元にキスした。
『ッ!?』
あまりの出来事に、抵抗できずにいる末来。
於那は、続けざまに鎖骨にすると、一旦離れた。
『お主なら驚かないと思っていたのじゃがな...やはり、皆驚くのか...』
再度、くすくすと笑う於那の顔には、少し後悔の顔が混じっていた。
『...於、那さんは...同性愛の方ですか...?』
意を決して未来は聞いた。
『同性愛?...それは、女子が女子を好きということか?』
於那は未来の顔をじっと見つめながら首をかしげて尋ねた。
『ええ、そうです。通称、ガールズラヴと言います。』
『がーるじゅらびゅ?』
小さい子が言うような言い方で於那は復唱した。
『...とにかくッ!...僕は女子に興味はありません...から...』
気まずい雰囲気が二人の間に流れる。
未来はその場を立ち去った。
於那は未来が去って行った方向を見ながらつぶやいた。
『皆、興味が無いというのじゃの...まぁ、妾にそんな事は関係ないがの』
くすくすと笑うと、於那は屯所から出た。
――――――――――――――――――
久しぶりのnosidew 

たー坊

2011/8/1 20:21:35 [654]

魔利亜様>>
於那たんは活躍しますよ、たb((q^q^q^q^
凄い展開q^www凄い(つまらない)展開ですね分かります
大好きだなんて...////(((てめぇじゃねぇよq^w 

魔利亜

2011/8/1 17:3:11 [113]

於那ぁぁっ、活躍してるでねーk(((殴
 
何か、凄い展開ですね+*+*

大好きです((( 

たー坊

2011/7/31 22:53:32 [778]

第二十九夜―『嘘と真は裏表』
―――――末来side
『えーっと...とりあえず、天井にいる方、出てきましょうか』
僕が一言言うと、天井の板がぱかっと外れ、人が出て来た。
嗚呼、山崎さんだっけな...やっべ、やっぱかっけぇ...
『なんや?...あんた、タダもんやないな?』
山崎さんは僕を凄い目で見てる。そんなに見られたら恥ずかsゲフン
『さて、もう謝る気無いんで。本題に行かさせてもらいますね』
すっと両耳のピアス、それと指輪を外す。
黒い羽、短い牙、それと黒い尻尾が生えてくる。
皆、驚いてなかった。そりゃ、一回見たからね...うん。
『そうですね、とりあえずは血の事から話しましょうか。』
僕は、初めに自分の体に吸血鬼の血が混ざっている、それも、吸血鬼の血の方が多いという事。
次に、血を見ると無性に血が欲しくなる、ずっと飲んでいないと吸血鬼が意識を乗っ取るという事。
そして最後に、僕はここに居たい、けど、皆が嫌と言うなら出ていくという事を話した。
皆、静かに聞いてくれていた。
『...僕は、この事を隠し続けていました。でも、今日、都の人にも羽を見せた。貴方達壬生浪士組にも話した。...もう悔いはありません。同情なしでご決断ください。』
真っ直ぐと局長を見る。
―僕は、出来る事を精一杯した。僕は、隠し続けて来た事を全て言った。もう、何もいらない。ここで死んだってもういいんだ。
『近藤さん、どうしますか...』
『うむ...』
なんか忙しかったのに悪かったな...後で謝っておこう。
『私は御嬢さんを此処に受け入れてもいい。だが、此処にいる皆はどうかな?...』
近藤さんは此処にいる皆の顔を見て言った。
『俺は別にどっちでも...』
土方は僕を睨みながら言っている。いや、怖いです。
『僕もどちらでも』
沖田さんは僕と目が合うと、にっこりと微笑んだ。...笑顔、見れたよ。
『俺は局長の意見に賛成だなッ!』
原田さんは元気よく言っている。あ、ありがとうございます。
『俺もッ!』
永倉さんは原田さんの意見に同意している。やっぱかっけぇ。
その後、結局僕は居ていい事に決まった。
血は...ほら、そこにいた人のを飲んでおけ。って言われた気がする。
解決して良かったな...っていうか、於那さんに報告しなきゃッ!
皆が解散していく中で、僕は全てを仕舞って、於那さんの方へ行く。
―――――――――――――――――――
口調q^ww未来さんの口調ww 

たー坊

2011/7/31 22:34:5 [116]

第二十八夜―『自分と向き合え』
―――――末来side
『未来...さん...』
沖田さんは僕から目を逸らす。
...当たり前だよね...人間じゃない奴とは...ね。
でも、僕はくじけない。逃げない、向き合うんだ。
『沖田さん、今って誰か巡察に行ってる?』
沖田さんは少し驚いたような顔で僕を見る。僕は、にこりと微笑んで言う。
『いえ、誰も行ってませんが...』
いつものような笑顔は消え、困った様な表情しか出さない沖田さん。
今、すごく貴方の笑顔が見たかった。けど、見えない...
『ん、分かった...沖田さん、皆を貴方の部屋に呼んできてもらっていいかな?』
ずっと笑顔を崩さずにいるのはきつい...でも、僕が笑顔じゃ無いと...皆、皆、怖くなる。
『え、ええ...分かりました』
沖田さんは少しだけ笑顔になると、中に入って奥の方に消えた。
『未来...大丈夫か?...無理しなくてよいぞ?もしもの時は妾が...』
於那さんは凄く不安そう。でも、ここで貴方に甘えると、一生甘えそうで怖いんだ。
『大丈夫です。これは...僕自身の問題ですから』
そう言って、笑顔を見せると、僕も中に入る。
沖田さんの部屋は...確か此処のはず。
襖をあけて中に入ると、既に皆いた。
...流石沖田さん、仕事が早い。
部屋には凄く緊張感が漂っている。
――――――――――――――――
めっちゃ更新するZE☆← 

たー坊

2011/7/31 22:25:19 [3]

第二十七夜―『逃げる意味』
―――――未来side
『...ごめんな...さい...』
涙が頬を伝って掌に落ちる。
目の前にいる於那さんは、僕の体の事、過去事情などを全て静かに聞いてくれていた。
『そうか...お主も大変じゃのう...』
ふわっと柔らかい笑みを見せて、頭を撫でてくれる彼女。
見せないと決めていた涙を見せ、少しだけ荷物を...降ろせた気がした。
『...もう大丈夫か?...』
涙が止まった頃、彼女は僕の顔を覗き込んで言った。
こくん、と一度頷くと、彼女は微笑んで
『では、そろそろ行くかの』
と言って、僕の手を掴み、外へと出た。
『於那さん?...何処へ行くんですか?』
聞いても、於那さんは答えてくれない。
甘味所かな?...そう言えば、最近行ってないなぁ...
徐々に見慣れた風景になってくる。この道は...屯所へと続く道。
気付いた所で、足を止める。於那さんが不安な顔で僕を見て来た。
『やはり気付いたか...お主は、今言わなきゃならんのじゃ。隠し続けても意味は無い。』
於那さんは強気な事を言っているが、顔は”行かせたくない”という表情だった。
『...そうですね...隠し続けても意味は無い、なら...今、言った方が...ね』
心は不安でいっぱい。でも、僕は...今行かなきゃいけない。
指輪を外すと、羽が生える。於那さんも、都を歩いている人も、驚いた顔で羽を見ている。
僕は、於那さんに微笑むと、彼女の手を引いて飛んだ。
途中で姫抱きに変えると、彼女は、かあっと顔を赤くしていた。
そして...屯所についた。
入口付近には...沖田さんがいた。
僕は着地して、於那さんを降ろし、指輪をつける。
沖田さんは気まずそうな顔で僕を見る。...不安が、恐怖が、僕を徐々に支配する。
――――――――――――――――
最近、未来sideが多い気がry((だって書きやすいんだもんq^← 

たー坊

2011/7/31 19:30:45 [850]

第二十六夜―『恐怖』
―――――於那side
...未来...お主は、何者なのじゃ?...
噛まれた首が凄く熱い。
どうして逃げるのじゃ?...みんな、心配しておるぞ?...
...せめて、妾に話してほしかったの...
『...あっちの方に確か行ったの...』
自然と足が動く。妾は未来が心配で心配で仕方がない。
黒の羽はもう見えないの...何処か高いところはないか?....
―――あった。あそこに...妾の家...
屋根に上ると、低い位置しか見渡せぬが、これだけ見えれば上等じゃ。
未来は...いたッ!...あそこは、確か...”那倉”の家じゃったかの...
屋根から下りると全力疾走で那倉の家に行く。
未来、待って居れよ?...妾が助けてやるからなッ!
――――――――――――――――――――――
於那目線って意外と難しいおq^← 

たー坊

2011/7/31 19:24:22 [916]

第二十五夜―『本性』
―――――未来side
『...い...らい...未来ッ!』
僕を呼ぶ声。目をあけるとそこには於那さんがいた。
『於、那...さん?』
起き上がって周りを見ると、まあまあ人がいる。
『馬鹿ッ!心配したではないかッ!』
大声で叫ぶ於那さん。彼女の手首には”血”
ああ、もう駄目...起きなきゃよかったかな。
そんなことを思っても意味はない。僕の体は勝手に動き、右耳につけているピアスを外すと於那さんの首元へと行く。
『ちょっと失礼しますね...』
彼女の手を掴み、抵抗できなくすると首に噛みつく。
『ッ!...未来ッ!お主、何をしてるのじゃッ!』
於那さんはバタバタを暴れるが、今の僕の力には勝てないらしい。
『おいッ!糞餓鬼ッ、てめぇ何してるんだッ!』
短い牙を抜いて、ピアスをつける。牙は八重歯に戻り、我に返る。
『あ...あ...』
―――――僕はいけないことをしてしまった
『あう...ご、ごめん...なさい...』
於那さんに謝ると、即座に指輪を外す。
背中には黒の羽が生え、体は中に浮く。
―もう、終わり。
涙はもう出ない。みんなが下で何かを言っているが、僕は何も聞かない。
そのまま何処かの畑に突っ込んだ。そして、震える手で指輪をつけて目を閉じた。
このまま...このまま元の世界に戻れないかな?...
―――――――――――――――――――――
次回から新キャラでry 

たー坊

2011/7/30 13:34:20 [132]

魔利亜様>>
よっしゃ助けて下さ((

血下さいってry((q^ 

魔利亜

2011/7/30 13:17:23 [598]

於那が助けてやんy(((((殴
 
すみませn(ry 

たー坊

2011/7/30 13:0:0 [771]

第二十四夜―『限界』
―――――未来side
『♪〜♪♪♪〜』
僕は歌を歌いながら玄関の掃除をしている。
今日は、何も無いといいな...
そんな事を思いながら、掃除をしていると、帰って来た。
『あ、おかえりなさい』
にこっと笑顔で言う。
『ああ、ただいまッ!』
永倉さんと原田さんが僕の頭をなでてくれた。
なんか兄弟みたい...そう思いながら中に入るのを見送った。
その時、地面に血があるのを見た。
途端、息が苦しくなる。
―血が飲みたい。
僕の中でそんな思いが出てきて、どんどん大きくなる。
指輪が外れないよう、ぎゅっと手を握る。
抑える事が出来ない。思いを止められない...
でも...でも...皆が離れていくのはやだ...
”あの時”みたいになるのはやだ...
二つの思いが僕の中で渦巻いている。その時、沖田さんがやってきた。
『未来さん?...どうかしましたか?♪』
沖田さんは笑顔で僕の顔を覗き込んでくる。
その顔をみると安心する...けど、その安心も一瞬にして飛んだ。
沖田さんの腕から血が流れている。
...大丈夫、まだ少しなら耐えられる...
僕は掃除道具などをその場に残し、部屋へ駆け込んだ。
『ハァッ...ハァッ...』
荒くなってしまった息を整えるべく、座り込む。
『次...きっと次はない...』
僕は、そっと指輪を外した。大丈夫、部屋には鍵をかけてある。
外すと、黒い羽が背中に生える。蝙蝠の様な羽。
息は大分整った。このまま此処から出て行こうか...
僕はそう思い、縁側の扉を開けた。
そして、指輪をつけて、一歩進んだ。
その時、僕は倒れ、朦朧とする意識の中で誰かの声を聞いた。
――――――――――――――――――――
長いw 

たー坊

2011/7/30 12:42:6 [996]

魔利亜様>>
文才なんてありませんがwwwwwww
駄作載せちゃってホントすいませんでしたq^q^q^q^q^q^
 

魔利亜

2011/7/30 12:8:18 [775]

凄い文才w
たー坊さん、本にry 

たー坊

2011/7/30 11:24:32 [481]

第二十三夜―『記憶』
―――――未来side
『ね、シルヴィア...』
――――なに?
『やっぱさ、吸血鬼と人間の血が混ざった奴なんて可笑しいかな?』
――――可笑しいわね
『...だよね...』
――――いきなりどうしたの?
『...この事を隠し続けるのは辛い...』
――――なら言えばいいじゃない...
『言ったらね...皆、気味悪がるでしょ?...そしたら、皆、僕から離れていく...』
――――ふーん...別に、ずっと独りだったんだから...今更それ言ったって...ねぇ?
『...僕は、嘘をつき続けてでも此処に居たいのかな...?』
――――私に聞かれたって知らないわよ...
『そうだよね...』
――――子供のころのあんたとは大違い...独りになるのが怖くなった?
『...うん、怖い...皆が、僕に優しく接してくれると...独りじゃないって思うと...怖くなる』
――――あっそ...じゃ、おやすみ
『...おやすみ』
孤独、それは僕にとって嫌いな物。
...どうしても、どうしても...僕にとっては無理だった。
―――――――――――――――――――――――――
何この文w 

たー坊

2011/7/30 9:27:7 [58]

第二十二夜―『玄関』
―――――末来side
『あれ、開かない...いや、当たり前か』
僕は屯所の入り口を開けようとしていた、が、開けれなかった。
無論、鍵が閉まっていたからだ。
『んー...誰か開けてー』
玄関先で叫んでみても、何も反応は無い。シーンとしているだけだ。
『チッ...』
静かに舌打ちをする僕。どうやら中には聞こえていたようだ。
『於那と遊んで楽しかったか?』
土方の声が聞こえた。
『ん?ああ、土方さんね...楽しかったよ?』
別に楽しくなかったら行かないと思うけど...
『そうか...ま、俺にはどーでも良いけどな』
土方の声は少し残念そうな感じ...
『...もしかして嫉妬してんの?』
くすくすと笑うと、扉が開いた。
『は?...誰が誰に嫉妬するって?』
土方は凄く怖い顔で僕を見てる。
『えーっと...土方さんが僕n『馬鹿野郎ッ!誰がてめぇに嫉妬するかッ!』』
僕の声はまたもや土方によって遮られた。
『じゃあさ、僕が永倉さんとチューしちゃってもいいの?』
冗談半分で土方に聞くと、土方は赤い顔をして黙りこんだ。
『...別にいいぜ?てめぇが永倉に...その...してもなッ!』
土方は平気そうな顔をしてた。
『あ、そう...じゃ、今から行ってくるわ』
にっこりと笑って中に入り、永倉さんの部屋に行こうとすると、土方が僕の腕を掴んだ。
『...なに?』
少し嫌そうな顔で土方を見る。土方は少し寂しそうな顔をしてた。
『いや...なんでもねぇ』
そう言うと、パっと手を離した。ツンデレか、そうなのか。
『ま、僕が永倉さんにチューするとか嘘だし?...そんなに寂しい顔しなくても大丈夫だよ』
僕がくすくすと笑って、土方に抱きつくと、土方はすっごい慌ててた。
――――――――――――――――――――――
未来の性格がwwwwそして抱きつくのは癖らしいry 

たー坊

2011/7/29 20:20:4 [789]

第二十一夜―『本当の自分』
―――――未来side
『永倉ァッ!原田ァッ!』
土方が名前を呼ぶと、縁側の端から二人が出て来た。
『『へっへーん、土方さんにはお見通しなんだよッ!』』
いつの間にか、周りを囲まれていた。
逃げ場がなく、於那さんは冷静さを失っていた。
その中、僕だけは何故か冷静だった。
『...於那さん、ちょっと失礼しますね。』
僕は於那さんを持ち上げると、縁側の向こう側に投げた。
急な事なので、於那さんも驚いていたが綺麗に着地した。
...後は僕だけ。
『永倉さん、原田さん、どいていただけませんか?』
真顔っていうのは久しぶりだなぁ...最近、ずっと作り笑顔ばっかりだったから...
『『未来の頼みでもそれは無理だなぁ』』
...その口調が、その顔が、僕の記憶を呼び起こし、僕を苛立たせる。
『僕...ううん、私。私は今、すっごく怒ってるんですよ。退かないと斬りますよ?』
にっこりと笑顔で言う。刀なら奪えばいいでしょ、うん。
『なっ...』
『何言ってんだ...』
その驚く顔、僕は好きだよ。二番目に好き...
『ま、嘘が混じってるのでお気になさらずに...』
くすっと笑って、目を閉じる。気配は感じない。於那さんは塀の向こう。
『さーてと、ぱっつぁん、左之さん、僕と遊びませんか?』
にこっと笑う。作り笑顔なんて、いくらでもできる。
『え、あ、ああ...』
『いいけど...』
驚いてる?当たり前か...あの変わりようだもんね。
『では、少し失礼しますね...っと』
僕は永倉さんに抱きつく。微妙に恥ずかしいよ、うん。
よし、これで大丈夫。
僕は離れると、唖然としている永倉さんと原田さんの間を素早くすり抜ける。
原田さん達は我に帰ると、焦って僕に刀を投げて来た。ちょ、あぶねぇッ!
当たる寸前のところで宙に飛んで塀に登る。そして、塀の向こう側へ。
於那さんが待ってる...僕は、彼氏より友達派...だから、ね?
―――――――――――――――――――――
うえうえw 

たー坊

2011/7/29 20:7:18 [48]

第二十夜―『説教』
―――――未来side
於那さんと甘味所へ行き、甘い物を食べて帰った後、屯所内は大変な事になってました...
『てめぇ糞餓鬼ィッ!!!何処行ってたんだッ!』
うー...せっかくいい気分だったのに...土方め...
『えーっと、甘味所に行ってました』
にっこりと笑って返した。
『甘味所ッ!?...いいですねぇ...』
沖田さんは羨ましそうな顔で僕を見る。そ、その顔は反則だァッ!
『甘味所ォ?...誰と一緒に?』
お前は親父かッ!ってつっこみたくなるなぁ...
『えーっとですね...於那さんとですよ』
後ろでギュッと手を握る。指輪は冷たいまま。
『於那?...聴いた事のある名前だな...』
土方は何かを考え始めた。
『土方さん♪於那って言えば、土方さんと仲がいいあの方ですよ♪』
沖田さんが笑顔で土方に言っている。...仲がいいの?...
『ああ...あいつか、あいつなら問題...ある...』
土方は安心した顔を見せたものの、一瞬にして驚いた顔になった。
『ああ、あの方...って、未来さん、危ないじゃないですかッ!』
いや、何が?ね、何が?
『おい、糞餓鬼ッ!てめぇ、あいつになにもされてねぇよなッ!?』
もー...糞餓鬼って言うなよ...
『糞餓鬼じゃありませーん。未来っていう名前ですぅー』
いじけてみたり...しても可愛くないけどさぁッ!
と、その時、縁側の方で声がした。
『未来ーッ!』
この声は...
『於那さん?』
急いで縁側の方に行くと、思った通り。塀に於那さんが座っていた。
『どうされました?』
僕が首をかしげて聞くと、於那さんは地面に着地した。そして、こっちへ来た。
『末来、今日もお主は暇であろう?』
於那さんは笑顔で僕に聞いてきた。
『え、ああ...暇です『於那ッ!てめぇ、何しにきやがったッ!』』
僕の声は、土方の大きな声によって遮られる。
『土方...妾は未来と話しているのじゃ。お主の煩い声で未来の声が聞こえなかったじゃろう?...』
於那さんは明らかに不機嫌になっている。笑顔は消えて、警戒心たっぷりの顔だ。
『ここはてめぇが来るところじゃねぇんだよ...早く帰れ』
土方は於那さんを睨んでいる、が、於那さんは恐れる事もなく、僕の方へ来た。
そして、僕の手を掴むと走ろうとしていた。けど、それは土方には読まれていた。
―――――――――――――――――
続きますw 

たー坊

2011/7/29 19:47:11 [322]

第十九夜―『抜けだし』
―――――未来side
その夜、僕は縁側で月を見ていた。
今日は三日月、かけている。
ふと、塀の方を見ると、何かがもぞもぞ動いている。
目を凝らして見ると、それは於那さんだった。
『於那さん?...何をしてらっしゃるんですか?』
苦笑混じりに彼女に話しかけると、彼女は驚いて地面に背をぶつけた。
『あいててて...なんじゃ、未来か』
於那さんは僕を見た瞬間に笑顔になった。
『こんな所で何を?』
『今から甘味所に行くんじゃが、未来も一緒にどうかと思っての』
於那さんはクスクスと袖口で口を隠して笑った。
『甘味所ですか?...行きたいですッ!』
最近、甘い物を食べていないから、ね...
於那さんは、ぱあっと輝いた笑顔になり
『本当かッ!?...じゃあ、今から行くぞッ!』
と言って、僕の手を掴むと走りだした。
『ちょ、於那さ...』
彼女を見ると、とても嬉しそうで楽しそうで無邪気な顔をしていた。
その顔は”信汰”にどこか似ていて、文句を言えなかった。
しばらくして、於那さんが止まった。どうやら甘味所についた...ようではなさそう。
於那さんの前には、酔っぱらってるのかな?赤い顔の人が何人か。
於那さんは、おもむろに腕を組むと男の人たちを見始めた。
男の人たちは、於那さんに気づいたのか、ニヤニヤしながらこっちへ来た。正直気持ち悪い...
男の人達は、於那さんの肩に触れた。その時
『ッ!妾に触れるでないッ!』
於那さんはそう言うと、クナイの先を触れた男の首へ向けた。
男の人達はクナイを見た瞬間、刀を抜いた。あれ、この人たち一般人じゃないのか...
刃先が於那さんに向けられる。クナイと刀じゃ差がありすぎる...そう思った時、於那さんは宙へ飛ぶと男の人達の顔面を踏みつけて行った。そして、一番後ろの人の背後に立って、クナイを投げた。
見事、クナイは男の人の首に刺さって、男の人は赤く染まりながら倒れた。
『...すごい...』
あまりにも華麗な動きに感心した僕は、それしか言えなかった。
『そうか?...全く、せっかく上機嫌じゃったのに...やはり男は、皆嫌いじゃ』
於那さんはそう言って、僕の手を再び取ると走りだした。
冷たい風が気持ちいい。僕たちは笑いながら甘味所につき、甘い物を美味しく、楽しく食べた。
――――――――――――――――――――――――
え、ちょ、於那さんのイメージw 

魔利亜

2011/7/29 19:26:25 [621]

レギュラー入るといいなぁw
於那は、いい子d(ry
 

たー坊

2011/7/29 18:46:21 [797]

魔利亜様>>
毎回のコメントありがとうございますwwwwww
於那ちゃんはレギュラー陣にry
コメントありがとうございましたq^←← 

魔利亜

2011/7/29 9:44:31 [51]

ワーイ更新だ♪
於那がんばr(((( 

たー坊

2011/7/29 6:11:15 [650]

第十八夜―『訓練』
―――――noside
未来は屯所に帰って来た。
その時、沖田に話しかけられ半ば強制的に訓練をする事になった。
今は道場、未来と沖田の周りには隊士達、そして局長、副長、幹部等が集結した。
土方は予め、沖田に手加減するよう言っていた。が、沖田は手加減する気など更々ないようだ。
未来は手につけている指輪を見ては、手を握り締める。そして、離す。の繰り返しをしていた。
沖田はこれを”隙”とは思っていなかった。これは、罠。そう思っていた。
不意に、未来が欠伸をする。その瞬間、沖田は未来に向かって一直線に走った後、竹刀を振りあげた。
『ん...沖田さん速いんだね』
未来は恐れる事もなく、にへらと笑うと床を蹴って後ろへ飛んだ。
竹刀が床に当たる鈍い音。それは、傍観者達の興奮を呼び寄せた。
『ふむ...総司の刀を避けるか...』
近藤は感心した。
『未来さん...手加減、は無しですよ?』
沖田はブラックスマイルで未来を見た。
『手加減ねぇ...本気でしたって、僕は弱いだけですから』
にひっと未来は笑って、渡された竹刀を宙に投げた。
沖田は少し目がいったものの、再び未来を見た。
未来はニっと笑うと、助走をつけて飛び、沖田を飛び越すと落ちて来た竹刀を受け取って沖田の首に当てた。
『...うーん...飽きた』
未来は竹刀を降ろすと、へらっと笑って竹刀を放り投げた。そのあと、道場を出た。
未来が去った後、喋るものはいなかった。
―――――――――――――――――
戦闘シーン大好きすぐry 

たー坊

2011/7/29 5:48:22 [525]

第十七夜―『お友達』
―――――未来side
『あの...』
僕は女の子に声をかけた。
女の子は僕を見た後、驚いた顔をして、その後直ぐに笑顔になった
『なんじゃ?...妾に何か用か?』
澄んだ綺麗な声。凄く羨ましい...
『あ、いえ...あまりにも綺麗な方だったので、つい声かけちゃいました』
にっこりと笑って彼女を見ると、彼女は少し顔が赤くなっていた。
『そうか。』
一度返事をした後、彼女は僕の髪をまじまじと見ていた。
『お主の髪、綺麗な色をしておるの...』
彼女は感心の声で言った。その声は、僕にとってあまりにも嬉しい物で...
『あ、あ、あ、...ありがとうございますッ!』
思わず大声でお礼を言ってしまう。幸い、都は賑わっていたから、遠くの人にまでは聞こえてないようだった。彼女は驚いた顔で僕を見た。後に、また笑顔になった((た<デジャヴwww(((
『ふふ...可笑しな奴じゃのう...お主、名は何と言うのじゃ?』
くすくすと着物の袖で口を隠しながら笑うと、彼女は言った。
『え、あ...さ、佐之崎未来です』
あまりにもサラっと聞かれたので、若干戸惑った。が、ちゃんと名前を言えてよかった...
『そうか、未来か。良い名じゃな...妾は於那と言うのじゃ。宜しく頼むぞ。』
良い名...そんな事、一回も言われた事無かった。
『於那さんですね...こちらこそ宜しくお願いします』
若干微笑みながら返す。その時、お腹が鳴った。
於那さんは、くすくすと笑っている。僕も笑ってしまい、そこからは二人で笑っていた。
『未来は腹が減っておるのか?...妾で良ければ何かご馳走致すぞ?』
於那さんは首を傾げて言った。
『あ、いえ...これから帰る所なので...また今度、ご馳走して下さい』
僕は微笑むと、手を振ってその場を離れた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
於那は未来を見送った後、ぶつぶつと何かを呟いた後にニッと笑った。
『...未来...決めた、妾は未来と...』
再び、くすくすと笑うと於那は家の中に入って行った。
―――――――――――――――――――
妾口調は好きですよq^← 

たー坊

2011/7/28 11:23:49 [633]

魔利亜様>>
採用ですq^www←
いえいえいえいえいえいえry
コメ、ありがとうございましたw 

魔利亜

2011/7/27 9:31:48 [996]

やったぁ採用だ。+*((((
更新ありがとうございます♪ 

たー坊

2011/7/27 7:12:56 [378]

第十六夜―『町娘』
―――――未来side
僕は都を歩いていた。警備とかではなく、暇で仕方が無かった。
『んーと...着物は借りてるし、染め粉とかはうってないよね...カラコンも売ってないしなぁ.........こう思えば、やることねーよッ!!』
都、と言っても、僕にとっては田舎同然。だって、買えるものがないのだから。
『うー...お腹空いたし、そろそろお昼時だよね?...帰ろうかな』
背伸びした後、クルっと方向転換をした。
その時、ある所に目をとめた。
そこは、綺麗な女の子が立っている場所だった。
僕はあまりの綺麗さに、少し見惚れていた。が、我にかえる。
”友達”になりたい...そう思って、その女の子に近づいた
――――――――――――――――――
『その女の子に近づいた』←まるで変質者ry 

たー坊

2011/7/27 7:0:52 [620]

魔利亜様>>
楽しい展開だとwwww←
あんま楽しくな((ゲフンゲフン
好きだなんて...///((((((q^
小説の応募、ありがとうございますww
さっそく、出ますよ、たぶn((ガフッ
コメントありがとうございましたw 

魔利亜

2011/7/26 17:29:46 [659]

おぉぉ・・・。
 
楽しい展開になってきt((((殴
私こういうの好きですよw 

たー坊

2011/7/26 12:2:16 [328]

第十五夜―『引き金はすぐ傍に』
―――――未来side
...吸血鬼...
僕は部屋を出て、屯所内をうろうろしていた。
『新撰組の皆に言った方がいいよね?....でも...』
言ったらきっと、追い出されちゃう――――
ハァ...と溜息をつく。
『...自分の血じゃダメかな?...』
ふと思いついた。そうだ、血なら自分の血を飲めばいいじゃないか。
――――自分の血なんて飲んでも意味ないわよ?...
またあの声が聞こえた。
『なによ...』
少しムっとしてしまった。
――――自分の血は身体に毒よ?...ま、私が知る事じゃないけどね...
そういって、声は消えた。
『...身体に毒...』
また、溜息をついた
―――――――――――――――
スランプktkrwww
 

たー坊

2011/7/25 18:26:20 [378]

***お知らせ***
小説に登場する人を募集したいと思います(キラッ←
条件などはないです、はいq^←←
***応募方法***
*小説で希望する名前((なんでも可q^←
*ポジション((新撰組/働く人←/敵/等などw飛ばされてきた設定の場合、長州になりますがry
*性別((反対の性格でも可、オネェもこいq^←
*特徴など((これは書いても書かなくても結構ですw
*外見/中身((色々とね、ほらry
以上を記入して、No.30350までお手紙下さいw
***お待ちしておりますq^***← 

たー坊

2011/7/25 18:21:54 [792]

第十四夜―『住人の復活』
―――――未来side
『ッ...ハァ...ハァ...』
僕は部屋に入ると扉の前に蹲った。
沖田さん達と別れた後、血が欲しいと思った。
その少し後、謎の声が何処からか聞こえるようになった。
――――ふふ...血を飲まないなんて凄いわね...
『...僕は血なんて飲まないし...』
呼吸を整えると、謎の声に反抗した。
――――強がっていられるのも今のうち...小さかったころは沢山飲んでたのにね?...
クスクスと笑う声が僕を挑発しているように聞こえた。
『そ、それは...』
徐々に思いだす昔の記憶。徐々に欲しくなる誰かの血。
――――ふふ...飲まないと倒れちゃうわよ?
馬鹿にした口調。
『死なないのなら...倒れたって...』
――――知ってた?...佐之崎一族は、少し違うのよ?...
『少し違う...って...』
違う?....お母さん、僕、そんな事聞いてないよ?
――――佐之崎一族はね...倒れると翼が出て、”吸血鬼”に意識を乗っ取られるのよ...
『え....』
吸血鬼に意識を乗っ取られる?...ってことは...
『あんたが僕の意識を乗っ取るって事?...』
――――そう言う事...私は優しいから、あんまり暴れたりはしないわよ
そう言って、謎の声は聞こえなくなった。
『...シルヴィア・ラリアード...』
ふと、誰かの名前を思いだした。
『...誰だったっけ...』
思いだそうにも思いだせず、その日はいつの間にか寝てしまった。
嗚呼、シルヴィアは...シルヴィアは.......僕の.......
――――――――――――――――――
久しぶりの更新さ←
 

たー坊

2011/7/25 18:7:20 [870]

魔利亜様>>
上げありがとうございますw
いや、襲い((ゲフンゲフン
遅いですよq^← 

魔利亜

2011/7/23 13:23:50 [974]

上げます♪
更新スピード凄いですねw 

たー坊

2011/7/22 12:39:5 [646]

デェイラさまんさry>>
速いかなwww遅い方ですよq^←
脳をあげたら、学力までがそっちへ行くのであげれますん←
むしろこっちが欲しいくらいry
頑張るよ、自力で這い上がry
コメントあじゃじゃし((ありがとうございましたq^← 

デェイラ

2011/7/20 15:51:36 [413]

た、たーちゃん更新のスピード速すぎだよ><
(や、やっとコメントできるww
す、凄いスピードで更新してるね^^
凄いや!羨ましいぞ^^
その脳をクレ!(おい)分けてw←おいおいw
これからも更新頑張ってね^○^
楽しみにしてます☆ 

たー坊

2011/7/20 10:22:34 [6]

第十三夜―『血のように赤く』
―――――noside
『そんな物陰に隠れなくても...ここにいらしたらどうですか?、月が綺麗に見えますよ?』
未来はクスクスと笑った後、微笑んだ。
『...未来さんは、不思議な方ですね』
沖田は頬を赤く染めた後、未来の横に移動した。そして、月を見た。
『そうですか?...僕は普通ですよ。...きっとね』
未来は風で揺れる髪を手で押さえつけ乍、桜の木に凭れかかった。
『そうですか...』
沖田はクスクスと笑った。
『...原田さん達は、こないんですか?...そこが狭いなら、こちらにいらしたほうがよろしいと思いますが...ね』
物陰にいた原田達は、顔を見合わせた後に物陰から出て来た。
未来は永倉を見た途端、目を輝かせた。
『永倉さんもいらしたんですね......ッ...僕は、部屋に戻りますね?...お先に失礼します』
未来は首が熱くなるのを感じた。その時、無意識に血が欲しい、と感じた。
『そうですか...では、おやすみなさい』
『おう、おやすみッ!』
『いい夢見ろよなッ!』
三人は未来を見送った後に月を見て言い合いをしていた。
―――――――――――――――――
日本語...orz
tk、左之さんとぱっつぁんの台詞が一回しかでてなryq^ 

たー坊

2011/7/19 21:0:37 [212]

第十二夜―『桜と歌』
―――――noside
『満月だぁ...』
未来は桜の木の下で月を眺めていた。
あの後、局長にも話をして、女中としておいてもらえる事になった未来。
だが、局長も土方も。そのほかの皆も、未来が平成から来たと言う事は信じていなかった。
『手が届きそうだなぁ...』
未来は手を伸ばして、月を掴む仕草をした。
『...届くわけ、ないか。歌でも歌うかな』
手は空を切っている。未来は目を閉じて歌い始めた。
未来の歌声は、空に消えて行く。静かな静かな夜、歌声だけが聞こえていた。
『愛したって言うのですか?しがみついて、もがく事を...』
未来は平成のころの歌を歌っていた。
その声は、物陰に潜んで聴いていた沖田達を魅了させた。
『殺したっていいじゃないか...君が嫌う、あたしなんて』
未来はふと首に手を当てた。
その後、自分の首をキュっと絞めた。
歌が聴こえなくなり、沖田達は首をかしげたが、あまり気にせずにいた。
『...コホッ...コホッ......死ぬ勇気もないくせに、絞めるなよ...って』
大丈夫、大丈夫...と未来は自分に言い聞かせていた。
『...おい、ぱっつぁん...狭いぜ...』
沖田と一緒にいた原田が、ふいに声を漏らした。
『我慢しろ...俺だって狭い』
永倉が原田に言い聞かせると、沖田が原田達を睨んだ。
原田達は硬直した後、静かになった。
『ふふ...沖田さん達は、そこで何をしてらっしゃるんですか?』
未来は沖田達が隠れている方を見て、クスクスと笑った。
『...ほら、原田さん達のせいで見つかったじゃないですか...』
沖田は不満の文句を原田達にぶつけると、未来の方に出た。
――――――――――――――――――――
なっがry 

たー坊

2011/7/19 8:51:52 [280]

第十一夜―『女は危険』
―――――土方side
ったく...何でおれがこんな事を...
いや、”あれ”を言われちゃ...な、
『一番ちいせぇのはこれだな。』
さて、早くかえっかな...
に、しても...美女、ってのはアイツを指すのか?
きっと、都の男ならアイツが何かをすれば理性を保てなくなるだろう...多分
『信汰...』
...アイツの声?...信汰って誰だ...
『はは...考えても意味ない...のにね...』
今、俺が出たら間違いなく気まずい雰囲気に...それも仕方ねえ、ってか?...
『泣いたって意味ないよ...泣いたって...』
...泣く?...何故?...
俺の体は勝手に動いていた。
『おい、何してんだ?』
話しかけると、アイツは『土方...』と俺の名前を言った...呼び捨てかよ...
早い所言った方がいいだろう、と考え、着物をあいつの前に置いて総司の部屋に行った。
...何故?...この気持ちは...まさか、な...
―――――――――――――――――――――
うえーい、スランプktkrw 

たー坊

2011/7/18 11:5:13 [905]

第十夜―『会いたくても会えません』
―――――未来side
『...はぁ...』
部屋から離れたところで溜息をつく。
『信汰...』
信汰...僕ね、変な所に飛ばされちゃった。
どうしたら平成に戻れるかな?...
どうしたら...信汰に会えるかな?...
どうしたら...どうしたら...
『はは...考えても意味ない...のにね...』
あれ...なんで...何で泣いてるんだろう...
『泣いたって意味ないよ...泣いたって...』
止まってよ...止まってよ...
『おい、何してんだ?』
こ、この声は...
『土方...』
泣き顔はみせれないから振りかえれない...
『着物、これな』
僕の前にバサっと置かれる着物。
『...女物はやはりないのか...いや、仕方がないが...』
男物は大きい気がするなぁ...ま、文句は言えないしね。
『なにブツブツ言ってんだよ...着たら、さっきの所に来いよな』
そう言って土方はどっかへ行った。
ホっとして、着物を着るために服を脱ぐ。
『んー...かなり大きいな』
着てみてわかった、男の人は大きいと。
『ま、どーでもいいけど...えーっと...カラコン外して、っと』
カラコンを外すと、クリアな視界がッ!...馬鹿だな、うん
『これでいいかな...さて、さっきの部屋は...どこだっけ』
覚えてませんがなにか...って言ってる場合じゃねーよ...
『誰かに聞こうかな...あ、いい所に。すいませーん』
いい所にいたぞ、一人
『...なんだ...』
よし、とりあえず聞こう。
『沖田さんの部屋ってどこですかね?』
とりあえず首を傾げとけばいいだろう。傾げとけば
『...総司の部屋は...ここを右に曲がって真っ直ぐいけば別れ道があるので、そこを左に曲がってさらに右に曲がって五番目にあるぞ...』
...長い、分かるかぁッ!
『あ、すいません、分からないんで一緒に来てもらっても...いいですかね?』
この人も背が高いなぁ...上目で見ないとみえねーよ
『...いいぞ...』
...手、繋いでもいいよね?...はぐれたらお終いだし、ね
『失礼しまーす』
笑顔で手を繋いでみたりする
『ッ!!!...』
めっちゃ驚かれました。そして顔は赤いようです。
『んじゃ、いきましょーか』
そう言って歩いてみる。いや、自分しらねーし
『...そ、そうだな...』
早足で歩いてる。ちょ、ついてけない...
――――――――――――――――
未来はつっこみ役ry 

たー坊

2011/7/17 9:9:30 [488]

第九夜―『名前だけでは物足りないから』
―――――未来side
『...は?』
僕の発言に、目の前にいる土方は若干驚いた顔をしている。
『いや、だから、僕をここに置いといてくれないか?って聞いてるんですけどッ!』
なんだろうね、永倉さんにあったからかな?...土方なんて怖くないや。
た<未来はぱっつぁん(永倉)と山崎さんが大好きなのだry)
『ああ?...だから、異人はおいとけねーっつの...』
土方は呆れたような顔をして溜息をついた。
『そうだなぁ...服装が問題なの?髪色?目の色?』
僕は土方を真っ直ぐみて質問した。
『...全部、だな...』
土方はもう一度溜息をついた。
『全部、ね...目はカラコンを無くしても意味ないし...髪は染められないしなぁ...ま、服だけでも...ね、』
とりあえずは、服を変えなきゃいけないかな、うん。
『土方殿、妾-ワラワ-に着物を貸してはくれぬかの?』
うむ、口調を変えるだけでも、ぽいな。
『はぁ?...着物?...』
一度で聞いてよね...ま、いいけどさぁ...
『そうじゃ、着物じゃ。男用でもよい、早く持ってまいれ』
あんまり分からないからなぁ...ちょっとおかしいかも、ね
『なんで俺なんだよ。沖田共に頼めばいいだろ?』
近くにいたから。とは、口が裂けても言えぬな...おっと、口調が。
『妾に口答えをするのか?...お主の秘密、ここで明かしてもよいのだぞ?』
ああ、歴史、勉強しといてよかった...
『俺の秘密?...どうせハッタリだろ?』
なんだなんだ...ハッタリじゃないぞ、ハッタリじゃ。
『ふむ...なら、秘密とまではいかないが......梅の花、一輪咲いても、梅は梅』
いやー、先生がテストに出るって言ってたからなぁ、覚えといてよかった...
『ッ!?...なぜそれを知っている...』
未来から来たからです、はい。
『ふふ...妾はなんでも知っておるのじゃぞ...』
いや、全然知りませんけどね。
『チッ...仕方ねぇ...だが、文句だけは受け付けねぇぞ』
土方は襖を通ってどこかへ行った。
『はぁ...やっぱ口調を変えるのは疲れるわ...』
溜息をつく。と、同時に視線に気づく。
僕を見ていたのは...全員、そう、僕以外の人達。
『あ...あはは...ちょいと失礼します』
未来は立ち上がると襖の奥に行き、襖を閉めた。
―――――――――――――
コメ/リク(シチュエーションの←)/お待ちしておりますッ! 

たー坊

2011/7/16 12:57:12 [657]

第八夜―『タイムスリップの特権』
―――――noside
『...は?』
未来は間抜けな声で聞き返した。
『いや、だから、随分と美人だな、って』
原田は子供っぽい笑顔を見せた。
『え、あ、そうですか...ありがとうございます』
未来は嬉しくなったので、柔らかい笑みで微笑んだ。
原田も沖田もその笑顔を見たからには、頬を染めた。
『永倉さんは?...永倉さんは、どこですか?』
未来は永倉に会いたくなった。お礼を言いたいだけだが...。
『ぱっつぁんなら、もうちょっとで平助と一緒に来るz『左之さーんッ!』ほら来た』
開けっ放しの襖を通って来たのは...”可愛い人”と”さっきの人”だ。
『藤堂さん、お静かにしていただけませんか?貴方といい、原田さんと言い...斬りますよ?』
沖田がブラックスマイルを藤堂に贈ると、藤堂は硬直した後に静かになった。
『あの...永倉さん』
未来は雰囲気に耐えられなくなり、さっさとお礼を言う事にした。
『おお、大丈夫か?腹、いたくねぇか?』
永倉は未来の顔を見るなり、心配してくれた。
『あ、はい。もう大丈夫です...それで、その...ここまで、運んで下さって、ありがとうございました』
未来はペコリと軽くお辞儀をして、微笑んだ。
『...あ、ああ』
そこにいる全員の頬は、赤く染まっていく。
その時、襖の方から音がした。
『よぉ、目が覚めたか?異人』
土方が未来を見ていた。
『見たら分かるでしょう?...』
未来は嫌味を精いっぱい返した。
『そうだな...さて、目が覚めたんなら出て行ってもらおうか』
土方は勝ち誇ったような顔で未来を見ていた。
『土方さん、未来さんは重傷を負っているんですよ?』
沖田は土方を睨みつけて言い放った。
『ああ、そうだな...それがどうした?...異人をここに置いとくわけにはいかないだろう?』
土方は沖田を睨みつけた。沖田は悔しそうな顔をしたが、言い返せなかった。
『んー...なんとか僕を置いていただけないですかね?』
未来は崩し笑顔で土方に言った。
――――――――――――――――
なっがry 

たー坊

2011/7/16 12:17:32 [307]

第七夜―『屯所内は騒がしい』
―――――未来side
ああ、信汰に会いたいなぁ...
今日だって、遊ぶはずだったのになぁ...
信汰、今、何してるかなぁ...
あ、例の先輩に告白でもしてるかな...
それは嫌だなぁ...
僕だけの信汰であってほしいな...
我が儘かな...
そうかな...
信汰は、もう...
”子供”なんかじゃ...
僕の事は...
昔の事は...
信汰とは...
『もう、何でもないんだよ』
薄らと目を開けて僕の目に映ったのは”あの人”でした。
『...おはようございます』
あの人...沖田さんは、ニコリと微笑んだ。
『...おはようございます...』
僕は直ぐに起き上がろうとした。が―
『ッ!?』
腹部が激しく痛み、起き上がれずに終わった。
『あ、まだ動いては駄目ですよ?...』
沖田さんは心配そうな顔で僕の頭を撫でた。
『...ここは、どこですか?』
撫でられながら室内を見渡すと見た事無い部屋だった。
『ここかい?...ここは、僕の部屋だよ。』
沖田さんは手を離すと微笑んだ。
『沖田さんの...部屋...ですか...』
僕は一瞬ドキっとしたけど、何でかは分からない。
とりあえず、沖田さんの部屋ってことは分かった。
『ええ。永倉さんが運んでくれたんですよ』
沖田さんは微笑んだままで”永倉”という人物の名前を言った。
『永倉...永倉新八...』
永倉さんに運んでもらったのか...何とまあ嬉しい事で。
『あれ、僕、名...言いましたか?』
沖田さんは不思議そうな顔で僕を見てくる。
『いや、言ってませんよ...と、いうか、僕がしってm『女が起きたってーッ!?』...』
僕の言葉は遮られて、ついでに襖がスパーンと言う音を立てて開いた。
『原田さん、煩いですよ』
沖田さんはニコリと笑ったが、その笑みは黒かった。
『おお、すまんすまん。つい興奮してしまってな』
”原田”と言う人物は豪快に笑うと、僕をじっと見て来た。
『な、なんですか?...』
可愛くない顔を見られるのは、あまりよくない気分だ。
すると、原田さんから出た言葉は意外な物だった。
『お前、随分と美人だな』
――――――――――――――――
ちょww意味わかんねぇq^ww 

たー坊

2011/7/14 17:51:41 [547]

第六夜―『犠牲を払えば助かるなら』
―――――未来side
『お前、何者だ....』
僕が持った刀に力を込めてくる人。
『僕は佐之崎未来、通称異人』
腕が震えているのは気にしない。とりあえずは名前、だよね。
『異人...そうか、異人は悪人を助けるのか』
そろそろ限界...僕は刀を素手で掴むと目の前の人の鳩尾を蹴った。
『グッ...』
前の人は、痛みに顔を歪めるも、刀を離さない。
『そうだ、そうすればいいんだ。』
僕は血で滑る手を離し刀を蹴りあげた。
『ッ!?』
前の人は驚いて空を見上げた。
その隙に、僕は前の人の足を払い、転ばせる。
そして、落ちて来た刀を拾い、その人の首に当てた。
『油断大敵、ってね』
決まった―、と思ったその時―
『後ろッ!』
その人の声が聞こえたのと同時に、腹部に激痛が走った。
『ッ!?』
あまりの痛さに思わず膝を付く。
後ろを振り返ってみると、僕が助けた人が血のついた刀を持って笑っていた。
『くそっ...てめぇが悪いんだぞッ!』
新撰組の人は布で傷口をおさえて止血しようとした。
『...そうだよ、悪いのは僕なんだ...貴方は何も悪くない』
僕は助けた人の顔を見て言った。助けた人も新撰組の人も、驚いた顔をしていた。
『お前、何を『貴方は悪くない。きっと魔が射しただけ。...カハッ』』
新撰組の人の声を遮って、言った。そのあと、口中に鉄の味が広がって、思わず血を吐きだした。
『おいッ!...大丈夫か?』
新撰組の人は心配してくれる、けど...自業自得、こんな僕を心配しなくていいよ。
『ええ、大丈夫、です...』
これ以上迷惑をかけらんない、そう判断した僕は痛みを我慢して立ちあがった。
そして、フラフラと歩いて行く。道にテンテンとつけられた血の跡と共に。
そして―――――
これで三度目、僕の意識は無くなった。
―――――――――――――――――――
戦闘ねーよq^← 

たー坊

2011/7/13 19:33:34 [888]

第五夜―『正義は人を救うのか、傷つけるのか』
―――――noside
『...これからどうしろってのよ...』
未来は京の都を彷徨い歩いていた。
さっきの場所はすでに忘れていた。あそこにいても意味は無い、未来はそう思った。
『はぁ...新撰組には見捨てられるし、行くあてもなし。おまけに、今新撰組って言ったから、止めてくれる人もいなくなったろうしね...』
未来は溜息をついて、ひたすら歩いた。
しばらく行くと、甘い美味しそうな匂いが未来を誘った。
未来は匂いを辿った。辿った先にあったのは”甘味所”だった。
未来は中に入ろうと足を進めたが、店の一歩手前で立ち止まった。
そして重要な事に気づいたのだ。...金が無い。
未来は鞄の中を漁ろうとしたが、鞄が無い。きっと、落ちた場所に放置したのだろう、と未来は自分で自分を呪った。
制服のポケットを漁れば、チャリチャリという音が聞こえた。
急いで取り出してみると、それは小銭だった。全額、500円はある。
これで食べられるッ!と未来は進もうとした。そして、また立ち止まった。
...平成の小銭は使用できるのだろうか?...未来は、自問自答して『無理』と一言呟いた。
甘味所から離れ、溜息をつきながら歩いていると、目の前に大きな人だかりができていた。
どうしたのだろう...未来はそう思いながら、人を掻き分けて中央近くまで行った。
中央では、新撰組の服装をした人が血で濡れた刀を持っていた。
その近くでは、血を大量に流しながら蹲っている人がいた。
未来は直ぐに止めさせようと思い、強引に人を押しのけてさらに近くに行った。
未来がやめさせようと、叫ぼうとした時には、新撰組の人は刀を振りあげていた。
未来は血だらけの人の前に立ちはだかって、刀を白刃取りで受け止めていた。
その時、周りの時が止まった気がした。
―――――――――――――――
次は戦闘シーンかもしれませんw 

たー坊

2011/7/13 19:17:6 [205]

―――訂正―――
訂正前→第四夜―『新撰組のメンバー集結!?』
訂正後→第四夜―『置き去りの孤独』に訂正っすq^←
すいません、全然新撰組のメンバーなんて出てませんw
でてきてるのは沖田とおにかt(グフッ/土方だけですw集結なんてしてませんw
沖『たー坊、馬鹿だよね〜♪』
た『煩い、だまれぇいッ!』
未『ホントホント、ばーかばーか』
た『お前に言われたくねry』
沖『ホント、煩い馬鹿だね♪』
た『沖たん毒舌ww』
未『そんな沖田さんが好きd(た『ネタばれ厳禁ざんすw』あ、さーせんw』
沖『何を二人でこそこそと?...僕にも教えて下さいよ♪』
た・未『ああ、ブラックスマイルになってるううううううううううry』
た『儂は失礼するぜぇいッ!』
野生ノ”たー坊” ハ 逃ゲ出シタ    ▼
未『うわ、ずりぃッ!』
沖『全く...(後で痛めつけないと分からないようですね)』
未『あるぇ?沖田さんの心の声が聞こえるぞぉ?』
沖『気のせいですよ♪』
未『グハァッ!脳殺無邪気スマイルッ!』
沖『はぇ?』
未『やっべ、沖田さん、我慢できませんッ!』
沖『え、ちょ、何をッ!』チャキ
未『いや、マジですいません。刀だけはやめて下さい』
沖『何を言っているんですか?...未来さんなら避けられるでしょう?これくらい、ね』
未『沖田こえーよwww僕は逃げるッ!』
沖『あ、待ちなさーいッ!』
未『待ちませーんッ!』せーん...ーん...ん...nn...n...
沖『全く...未来さんもたー坊も、さっきこそこそ言ってたの、教えてくれたっていいじゃないですか...』
―――終了―――
土『俺はでねぇのかよッ!』
た『いや、出す気無かった』
土『あ?』
た『すいません、マジで許してください、ちょ、マジで、刀はらめアッー!』
沖『あ、土方さん。何をしているんですか?』
土『いや、ちょっとな。たー坊に褒美をやってるんだ(ニコ』
た『痛い痛い痛い、ちょ、腕貫通してるううううううう』
沖『面白そうですね♪僕も参加します♪』
た『ちょ、ま、アッー!!!!』
 

たー坊

2011/7/13 19:1:31 [553]

第四夜―『新撰組のメンバー集結!?』
―――――noside
『平成...佐之崎さんの年号、ですか?♪』
沖田は笑顔を絶やさず、未来に問う。
『僕の年号じゃないです...未来...文久3年よりもっともっと先の世界の事です』
未来は溜息をついて、沖田と土方に説明した。
『ふうん...未来の平成、な...』
土方は少し考えた仕草をすると、未来をまじまじと見ていた。
『な、なんですか?...そんなに見たって、面白い事なんてありませんよ?』
未来は沖田と喋っていたが、土方の視線に気づいて土方に言った。プゥっと頬を膨らませながら。
『....ま、それは置いといて、だ』
土方は一瞬ドキっとしたが、そんな仕草は数え切れないほどの女から見ている。土方にとって、どうでもいいことだろう。
『未来さん、帰る家とかありますか?』
沖田は頬を戻した未来に首をかしげて言った。
『ありませんよ?』
未来は笑顔で答えた。
『ッ!...って、無いんですか!?』
沖田は未来の笑顔に頬を赤く染めたが、答えに驚いて頬は元に戻った。
『ええ、無いですよ?...僕、言ったじゃないですか。未来から来たって』
未来は溜息をついて沖田の目を見つめた。
『...お前、長州の間者じゃねぇのか...?』
土方は未来を見てフっと鼻で笑い、沖田の手を引っ張った。
『え、ちょッ!土方さんッ!』
沖田は驚いた様子で土方を見ている。
『ち、違いますッ!僕は、長州の間者ではありませんッ!』
未来は大声で土方に向かって叫んだ。
『どうだかな...長州の可能性なんていくらでもある奴を、...ましてや異人など断固拒否、だ』
土方はそう言って、沖田と共に人混みの中に紛れ込んで消えた。
長州...な、わけない...
未来は一人、都の中で蹲っていた。
――――――――――――――――
更新頑張りますww 

たー坊

2011/7/13 18:8:14 [108]

第三夜―『不思議な女の子は未来から来たそうです』
―――――沖田side((少し前に戻ります
ふぁ...と欠伸をする。
横にいる土方さんをチラっと見ると、土方さんも眠そうに欠伸をしていた。
僕たちは巡察中。都に何か異変はないか、ってね?
ま、大体は取り締まりとか...同じことの繰り返しでいい加減飽きて来たよ...
そんなこんなで歩いていると、突然前が光った。
あまりの眩しさに思わず目を閉じてしまった。――しばらくして光は消えた。
目を開けた時には、前に見た事もない服装、髪の色をした女の子...いや、異人が居た。
土方さんは無言でその”異人”に近づくと、頬を何度か叩いた。
異人は少しも唸らず、少しも動かず、少しも反応しなかった。
『土方さん、この異人、死んでるんじゃないですかね?』
僕は土方さんに話しかけた。
『馬鹿野郎ッ!ちゃんと呼吸してるじゃねぇかよッ!』
土方さんは鬼の顔で僕を睨んだ。そして叫んだ。
流石、鬼の副長。迫力がありますね...
その時、異人は少しだけ『ううん....』と唸った。
そのあと、ツゥっと異人の涙が頬を伝っていた。
『『!?』』
僕と土方さんは一斉に驚いた。そして異人の顔を見て頬を赤く染めた。
異人は可愛い娘だった。きっと、島原へ行けば売れるであろう程の可愛さ。
僕は異人の傍に駆け寄って、涙を布で拭いた。
ふと首元を見れば、手の形をした痣があった。赤く赤く、どんどん赤くなっていった。
『土方さん、この異人、斬っちゃっていいですよね?♪』
僕は痣を見て、直ぐに”ただの異人じゃ無い”と思った。
土方さんの答えは意外な物だった。
『待て、こいつを連れて帰れば何かが分かるかもしれないぞ?』
ククっと土方さんは笑った後、異人を担いだ。
その時――――
『う、うわああああああああああああ』
異人は目を覚ました。その声に驚き、異人の方を見てしまった。
異人は驚いた顔も美しく、少しの間見惚れてしまった。
―――――首元の痣は綺麗な赤になっていた。
―――――――――――――――――
更新ストップします。ちょいと事情がありましてw
ちょいちょいと更新しにきますので、その時は宜しくお願いたします(ぇ 

たー坊

2011/7/13 6:42:10 [88]

杏ちゃん(デェイラ)>>わふー、コメありがとうですおq^w
タイムスリップもので主人公総受けが一番おいしいポジションだと思いますq^←
tk、杏ちゃんlevelたけぇwwww裏山ry
コメントありがとうねッ!がんばりまーす!← 

デェイラ

2011/7/12 21:56:19 [255]

こういうタイムスリップ物も好きだわ^^
続き楽しみ>∇<
更新頑張れ^○^ 

たー坊

2011/7/12 20:23:55 [92]

*****
魔利亜様>>さっそくのコメントありがとうございますッ!
本当に見に来て下さるなんて...感激ですw
新撰組の小説見てたんで、書きたくなったんでry
コメント、ありがとうございましたッ!

***** 

魔利亜

2011/7/12 20:21:15 [59]

新撰組ですか♪
 
珍しいかたちの小説ですね^^
とっても、おもしろいです^^ 

たー坊

2011/7/12 20:5:44 [61]

第二夜―『ここは幕末!?貴方達は新撰組!?』
―――――noside
『異人、じゃないです。佐之崎未来っていう名前です。』
未来は異人と呼ばれるのが嫌だったので、名前を言った。
『未来...珍しい名前ですね♪』
総司は笑顔でそう言うと、自分たちの名前を言った。
『僕は沖田総司、あの人は鬼方歳三と言います♪』
沖田は土方を指差して言った。
『お、鬼方?...』
未来は苦笑しながらも沖田に聞き返した。
土方はそれが聞こえたのか
『おい、総司ぃッ!異人に変な名前言ってんじゃねぇよッ!』
と怒鳴っていた。
『あははッ!鬼方さん、煩いですよ♪』
沖田は笑いながらも、しっかりと”鬼方”と呼んでいる。
『おれは鬼方じゃねぇッ!土方だッ!』
土方は沖田の頭を叩いた。沖田の顔は少し歪むが、また笑顔に戻った。
『沖田総司と土方歳三って...まさか、新撰組ッ!?』
未来は驚いた顔で叫んだ。沖田と土方が一斉に未来を見た。
『新撰組?...なんじゃそりゃ』
土方は”わけが分からない”と言う顔で未来を見ていた。
『新撰組ですか?...聞いた事のない組ですねぇ...♪』
沖田は考え込んだが、笑顔に戻った。
『土方さんッ!沖田さんッ!今って、何年ですかッ!?』
未来は慌てていた。そのため、早口で二人に問いかけた。
『いまか?...今は、えーっと...』
『文久3年ですよ♪』
土方が思いだしているうちに沖田が答えた。
『ああ、そうだ。今は、文久3年だ。』
土方は沖田の言葉に頷くと未来の方を見た
『え、ちょ、平成じゃないのッ!?』
未来は”文久”と言う言葉に驚いた。
『平成?...なんだそれ』
土方は”お前、頭打ったのか?”と言いたそうな顔で未来を見た。
『平成...未来の年号です...』
未来は半ば諦め気味に言った。
――――――――――――――
なげぇw 

たー坊

2011/7/12 18:57:48 [130]

第二章―第一夜―『暴言、扱いにご注意をッ!』
―――――未来side
あてて...転んだ時に、膝打っちゃった...
『――さん、この異人、斬っちゃっていいですよね?♪』
嗚呼、さっき聞こえた声だ...誰の声だろう...
『待て、こいつを連れて帰れば何かが分かるかも知れないぞ?』 
この声もさっき聞いたなぁ...さっきは怒ってたけど、今は穏やかだなぁ...
『う、うわああああああああああああ』
『『!?!?!?!?』』
体が宙に浮いた感じに驚いて、僕は目が覚めた。
パニックで今の状況が分からなかった。というか、分かれなかった。
『うわああああああッ!』
必死で大声を出す。
『うるせぇんだよッ!』
男の人の声が聞こえた。
『てめぇ、さっきからうるせぇんだよ...人の耳元で騒ぐんじゃねーよ』
鋭い目で睨まれたため、言い返そうにも言い返せない。
『気がついたのなら自分で歩きやがれ、異人』
そう言われて、僕は地面に落とされた
『いッ...』
体が地面に叩きつけられる痛みに、僕の顔は歪んだ。
『土方さぁん、少しやり過ぎじゃないですか?♪』
起き上がった先にいた人は、凄く楽しそうな顔をしている。
『異人をなめるんじゃねぇぞ、総司』
鋭い目の人は、楽しそうな顔の人に顔を向けた。
っていうか、さっきから異人、異人って何?...僕、一般人だよ?
『あの...土方さん。総司さん』
やっと痛みが引いたので、僕は立ちあがって二人の名前を呼んでみた。
チャキ
『!?』
二人は無言で、僕の首元に刃先を向けた。
『異人に名前を呼ばれたくねぇなぁ...』
土方さんは僕を睨みながらそう言った。
『僕も、知らない方に下の名前を呼ばれたくないですねぇ...♪』
総司さんは笑顔だが、殺気が出ている。
『何で刀持ってるんですか?...銃刀法違反でしょうに...』
少し呆れ気味に言ったのが気にいらなかったのか、土方さんは刀を僕に向けて振りおろした。
――僕は軽々と避けた。土方さんたちは驚いてこっちを見ている。
『銃刀法違反で捕まりますよ?...別にいいならいいですけど』
僕は本当に呆れてしまった。
『すごいですねぇ...。土方さんの刀を避ける人なんて久しぶりに見ましたよ...』
総司さんは驚いたままの顔でこちらを向いてフっと笑った。
『チッ...』
土方さんは舌打ちをすると、こっちを睨んできた。
『異人さん、すいませんね♪』
総司さんはお気楽な口調で僕に謝った
―――――――――――――
長いなw
 

たー坊

2011/7/12 18:3:48 [692]

第二夜―『続/タイムスリップは突然に』
―――――未来side
暗く、狭く、ずっとずっと向こうまで続く闇の道。そこに僕は立っていた。
周りを見渡しても光は見えず、全てを闇が支配していた。
僕、死んじゃうのかな...最後に皆を見たかった...。
ツゥっと涙が頬を伝う。それからずっと、涙は底知れない闇に落ちて行った。
                                                     どれくらい経っただろうか...涙は止まった。僕はハハっと笑ってその場に座り込んだ。
その時、ずうっと向こうに光が見えた。
幻覚かな?...と思って目を擦ったけど、光は消えない。幻覚じゃ無かった。
心の中は安心と嬉しさでいっぱいだった。早くここから抜け出したい...その気持ちだけが心を支配していた。
即座に立ちあがり、光の方へ早歩きで行く。
                                                     『――さん、この異人、死んでるんじゃないですかね?』
                                                     後ろで突如聞こえた声、僕は思わず後ろを振り返った。
後ろは変わらずの景色、闇しか無かった。人なんて何処にもいない。
期待した自分が馬鹿だった...そう思い、溜息をついて再び歩きだした。                                                              『馬鹿野郎ッ!ちゃんと呼吸してんじゃねぇかよッ!』                                                                          またもや声が聞こえた。だが、先ほどとは違う声。それに怒っている声だった。
怒鳴り声に体が反応し、再び後ろを振り返ってしまった。
また、何もないよ...そう思いながら振りかえった先には、一筋の光が見えた。
その光は、目指していた光とは違い、暖かさが感じられた。
僕は方向転換し、無我夢中で光に向かって走っていった。
光まで後、数センチ。
ドテっと転び、僕の意識は途絶えた。
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たー坊

2011/7/12 16:36:56 [567]

第一章『タイムスリップは突然に』
―――――未来side

眠い....そんな事を思いながら登校する。
昨日、徹夜でゲームをしたのが間違いだったかな...と後悔するも過ぎた事だ、意味は無い。
自転車は重たい荷物をかごに乗せ、フラフラと道を走っている
雨が上がった後のコンクリートはキラキラと輝いていて、所々にあるスリップ跡とその先にあるこけた人と自転車が”滑る”という恐怖心を抱かせた。

ザァっと木が揺れる音がする。途端、風が自転車を滑らせるぞ、とでも言うかの様に突風に変わった。
荷物が風圧に押されて前輪が傾く。後輪もつられて傾き、バランスを崩した自転車は転倒して、僕は道路に放り投げられた。

いたた....と頭を擦りながら前を見ると大きなトラックが目の前まで来ていた。
運転手は突然の出来事に驚き、急ブレーキをかけるが多分間に合わないだろう。
僕は決心して、目をつぶった。

ドンっと鈍い音がした後、フワっと体が浮いた。そこで意識は途絶えた。

嗚呼...皆勤賞、狙ってたのにな...と呑気な事を考えながら、目の前に広がる闇をずっと見つめていた。

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たー坊に文才は求めないでくださいry((大事な事なのでry

↓未来のスペック↓
名前*佐之崎 未来
年齢*16歳(高一)
性別*女
一人称*僕
容姿*薄い茶色の髪に藍色のカラコン(地目は薄茶)髪は腰くらいの長さで、普段は一つにまとめている
服装*皇凛高校-オウリンコウコウ-の制服を着用。スカートは短く、ニーハイを履いている。
性別*鈍感で元気な若干天然チャン((あれ...

 

 
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