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【小説T】 イジメ学級 

ぺんちゃん No.1845|2011/5/19 18:36:18

クリックどうもです^^
今回は「いじめ」・・・です。
いじめっぽい感じに出来るか分かりませんが;;
生温かい目で見守ってくださいな*´・ω・`*
題名の【T】は小説に番号を付けてるだけで、そんなに気にしないでください;
 
【主な登場人物】
 金沢 晴香 Kanazawa-haruka
 佐久間 響 Sakuma-hibiki
 小野 京子 Ono-kyoko
 日比野 輝 Hibino-hikaru

 

ぺんちゃん

2011/7/10 13:52:7 [993]

最終章が終わったので完了します^^ 

ぺんちゃん

2011/7/10 13:2:43 [607]

【20】 始まりの終わり
──
・・・ここは?
・・・・・・あぁ、私は死んだんだっけ。
なんかフワフワしてていい感じ。
って私浮いてる!!!
──
 
下を見ると、響がいた。
 
何してるんだろ・・・
あそこって・・・警察?
 
──
佐「・・・僕が殺しました」
──
えっ・・・・・・?
自首・・・してるの?
誰を殺したんだろ・・・
──
警「・・・じゃぁ金沢春香さんはお前が殺したんだな?」
佐「・・・・・・はい」
──
何言ってるの?
私は自殺したんだよ?
殺してない・・・よ?
──
佐「ごめんなさい・・・俺は日比野に逆らえなかった。
  本当はこんな事したくなかったけど、親を殺すって言われて・・・
  ごめん。本当にごめん。
  ずっと・・・好きだった。これだけは嘘じゃない。
  ・・・向こうで幸せになれよ。」
警「・・・いきなりどうした?」
佐「・・・いえ、何でもありません。」
 
響は何処かへ連れて行かれた。
 
あれは・・・私へのメッセージ。
そう・・・だったの・・・?
 
涙が溢れて来た。
前がぼやける。
嘘じゃ・・・無かったんだ。
 
【好き】って・・・・・・
 
金「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
 
大声で泣いた。
小さい子供の様に。
死ぬなんて考えなきゃ良かった。
もっとイジメと戦って行けば良かった。
そうすれば響は捕まらずに済んだのに。
後悔してももう遅い。
自分は死んでいる。
 
泣いて泣いて泣いて...
涙が枯れるまで...
 
金「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ...」
 
 
 
 
 
 
ごめんなさい、響。
 
 
 
 
 
 
......End...... 

ぺんちゃん

2011/7/10 12:42:25 [715]

【19】 偽り
金「!!!!!」
 
目の前が真っ暗になった。
響が日比野と・・・組んで・・・た・・・?
 
日「全部芝居。佐久間君の一言一言がね...」
金「そんなっ・・・そんな訳無いよ!!・・・ねぇ?響!!」
 
佐「・・・俺は嘘をついた。ただそれだけ。」
そう言って理科室を飛び出して行った。
金「そん・・・なぁ・・・響・・・」
ガクッと足の力が抜け、床にへたり込んだ。
金「嘘・・・嘘・・・・!!!!
  うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
 
晴香が叫んだ後、呼吸が途絶えた。
脈も止まり、顔が真っ青になっていく。
 
死───
 
日「・・・あぁ、死んだ。死んだ。死んだ。
  はは・・・あはははははははははははは!!!」
 
静かな理科室で日比野の笑い声だけが響いた。
 
日「・・・サヨナラ。私の玩具。もう遊べない。醜いその姿じゃねぇ...」
首は赤く傷だらけ。
顔は真っ青。
髪が抜け、肌にはハリが無い。
日「フフッ・・・」
 
日比野は理科室を後にした。 

ぺんちゃん

2011/7/8 21:36:15 [887]

【18】 命
響が理科準備室から強力な塩酸を持ってきた。
これを飲めば...
思わず息を飲んだ。
ビーカーの中に入った塩酸は異様な匂いがする。
・・・まさかイジメでこんな事になるなんてね。
逃げてるだけって分かってる。
分かってるけど止められない。
佐「今日でこの世界ともお別れかぁ...
  向こうで会えるといいね^^」
金「フフッ...そうだね^^」
二人は向かい合って笑った。
金「じゃあいっせーのせっで飲むよ...」
ゴクッと唾を飲む。
 
佐「「「いっせーのーせっ」」」
 
[[[ゴクッ]]]

 
二人は一斉にビーカーの中身を飲んだ。
・・・と次の瞬間。
金「!!・・・のっ・・・喉がっ・・・」
喉が焼ける様な感覚。
体が痺れる。
息が・・・出来ない・・・っ
金「ガハァッ・・・!!」
喉を掻き毟る。
虫が喉を通って行く感じ。
掻き毟ったら喉が赤くなってきた。
 
金「響っ・・・!」
フッと横を見た。
 
佐「・・・クスッ」
 
・・・・・・?
 
佐「あぁ...本当に愉快だね」
一瞬響が何を言っているのか分からなかった。
何を・・・言っているの・・・?
響も塩酸を飲んだんじゃないの・・・?
苦しく・・・無い・・・の?
 
佐「俺が飲んだのはただの水。お前だけが塩酸を飲んだ。」
金「どういうっ・・・事・・・っ?」
佐「最初から俺は自殺する気なんてさらさら無かった。
  ・・・これを見れば分かるよ」
金「・・・・・・!!!!!」
 
[[[ガラッ]]]
理科室のドアが開き、誰かが入って来た。
 
金「・・・・・日比野」
 
そう、あの日比野。
本人がココにいるのだ。
でも何でココにいるの・・・・・・?
日「楽しませてもらったわ。金沢・・・・
  それと佐久間君」
バッと響を見た。
響は俯きながら笑っている。
気味が悪い。
 
日「私と佐久間君は組んでたの。」 

ぺんちゃん

2011/7/7 22:29:57 [420]

【17】 心の内側
金「・・・死ぬけどさぁ・・・」
佐「俺も好きだったけど・・・・・・」
金「・・・・・・え?」
 
一瞬何言っているか分からなかった。
これって・・・両・・想い・・・?
 
佐「ずっと晴香の事見てた。
  ・・・イジメの事も。」
金「ならなんで・・・!」
佐「勇気が無かったんだ。
  その頃の俺・・・イヤ今でも心が弱かった・・・
  助けたかった。でも俺なんかが出て行っても
  何も出来ないと思ったんだ。」
金「早く・・・助けてほしかった・・・」
佐「ごめん。あの頃の俺、本当に弱くて・・・」
金「響・・・」
佐「今だって現実から逃げようとしてる。
  そんな事しても無駄なのに・・・
  後悔するだけなのに・・・」
金「それなら私も同じ。
  逃げてる自分が嫌。」
佐「気持ち分かるよ。俺はどうやっても死ぬつもり。」
金「・・・分かった。私も一緒に死ぬ。」
佐「・・・・・お前は生きろ。どんな人間でも生きている価値はある」
金「そんなものドコニモナイ!響と一緒に逝く!
  ・・・向こうに逝ったら・・・響独りぼっちだよ・・・」
佐「・・・・・・」
 
ギュッと響を抱きしめた。
すごい震えてる。
死ぬのが怖いのかな...
涙も出てきてる。
死ぬのを恐れているのかな...
アレ?
前がぼやけてきた...
あぁそうか。
全部自分だったんだ。
震えているのも、涙もすべて...
自分が怖いんだ。
キュッと響も晴香を抱き寄せた。
佐「一緒に・・・逝こう」
金「うん・・・」
 
そして二人は死ぬ事を決意した。 

ぺんちゃん

2011/7/7 20:32:48 [676]

*艶姫さん*
あまり先の方を予想しないでください...^^;
ネタが無くなってしまうので...スミマセン 

艶姫

2011/7/6 18:59:40 [697]

結局二人、死ななかったりして☆

いい雰囲気になってきましたね・・・ 

ぺんちゃん

2011/7/6 17:5:4 [358]

【16】 2人の自殺者
金「・・・やっぱり理由聞く。何で自殺しようとしたの?」
佐「・・・・・・カレカノゴッコ。
  俺がバツゲームでクラス1とかいう女子とやらされた。
  もうキスしたりとか大変だぜ・・・あのゲーム」
 
 
・・・・・・・・・え?
 
 
佐「でももうウンザリ。
  友達が『自殺しないと辞めさせないw』とか言ってさ」
金「それってふざけてるんじゃないの?」
佐「・・・あぁ。分かってる。自殺のフリしてる所撮影されんの。
  後で笑い飛ばす為にね。」
金「・・・ふーん。」
佐「でも俺は本当に自殺する。今日。
  ラッキーだと思ったよ。あんな言葉をくれるなんて...
  ずっとこの世界では飽きてた...
  この世に面白いものなんてないから」
金「・・・そんな事・・・無いよ・・・」
佐「・・・え?」
 
金「だって私、響の事ずっとずっと好きだったもん!
  響のいない世界なんて考えられないよ!」
佐「・・・・・・でもお前自殺するじゃん」
金「・・・でも・・・」 

ぺんちゃん

2011/7/6 16:55:6 [290]

*艶姫さん*
結ばれてないですよw
これから...(おっとこの先は言えませんw 

艶姫

2011/7/4 19:5:21 [940]

響まで自殺・・・!?

二人は天国で、再び結ばれるのか・・・・!?(てかその前に結ばれたっけ?) 

ぺんちゃん

2011/6/28 21:40:55 [727]

【15】 理科室
数分後、理科室の前に着いた。
全速力で走って来たから、呼吸が荒い。
金「はぁ......はぁ......着い...た...」
そっと中を覗く。
・・・誰もいない。
 
ガラッ
金「え?」
鍵がかかってない。
誰かいるのだろうか。
すると...
 
金「!!」
ゴソゴソと動く物影が見えた。
さっと影に隠れる。
金(先生かな...チッ)
 
・・・・・・・・・響!!
 
そこには響がいた。
金(何でココに・・・)
[[ガタッ]]
しまった...!音をたてちゃった...
佐「!・・・誰だ?」
仕方ない。出て行くしかないか...
金「私」
影から出てきた私を見て、響はビックリしている。
佐「何で・・・今授業中・・・」
金「・・・死にに来たの」
 
さっきよりもビックリしている響を見て、少し笑いそうになった。
佐「何で・・・」
金「さっきから質問ばっかね。響は何で?」
佐「・・・・・・俺も・・・・同・・・じ。」
金「!」
 
同じ目的を持った自殺者が二人、薬品だらけの部屋に立っている。
傍から見ると変な感じである事は間違いない。
金「・・・フーン。理由は聞かないけど・・・死にたいんだ。」
佐「あぁ・・・色々とな。」 

ぺんちゃん

2011/6/28 21:27:46 [327]

*艶姫さん*
それが大丈夫なんですよw
小説の世界は何でも都合のいい様に出来ていr(ry
て訳で、コメありがとうございます^^ 

艶姫

2011/6/28 19:10:51 [333]

理科室に行く前に、先生に捕まって教室にもどされちゃうんじゃない?w 

ぺんちゃん

2011/6/23 14:12:46 [240]

【14】 自殺へのカウントダウン
ヒュゥゥー...
屋上に着いた。
私は今日・・・死ぬ。
この世から消えてアイツに後悔を教えてやる。
 
靴を脱ぎ、フェンスの向こう側へと立つ。
不思議だ。
体が勝手に動く。
【死】への恐怖心が消えていく。
下には呑気に喋っている生徒達。
・・・ここから落ちたら痛いかな。
落ちている間に自分は何を考えるのだろう。
人生?
日比野?
響?
どれでもいい。
死ねるなら─
 
・・・落ちる勇気が出ない。
もう少し気持ちが落ち着いたら死のう。
 
私はいったんフェンスを登り、元に戻った。
金「・・・ふぅ」
[キーンコーン...]
チャイムが鳴り、授業が始まった。
今はそれどころでは無かった。
・・・もっと楽して死ねる方法は無いのだろうか。
 
・・・・・・・理科室!
 
薬品を吸って・・・良し。
飛び降りるよりかは全然楽。
そうと決まったら早く急ごう。
 
ほんの数分前に来た屋上を出て、理科室へ続く
廊下を走った。 

ぺんちゃん

2011/6/23 14:4:10 [591]

*恵生さん&艶姫さん*
続きをどんどん言わないでください〜(笑
ネタが無くなりますよw
コメありがとうございます^^♪ 

艶姫

2011/6/22 18:31:3 [970]

私の予想だと・・・
【カネザワハシヌデショウ】
おほほほほw
もし合ってたら・・・
ネタバレしちゃってすみませんw 

恵生

2011/6/22 16:41:14 [795]

きゃー!
でもいじめるほうって案外そんな深刻に考えてないんですよね…。
金沢さんの続きめっちゃ気になります!
やっぱり金沢さんの【死】でいじめが終わるのでしょうか?
それとも死んでも変わらないのでしょうか?
どっちにしろ続きがめっちゃ気になります!!
がんばってね 

ぺんちゃん

2011/6/20 17:23:49 [703]

【13】 死へのカウントダウン
あれから数週間。
私の心はボロボロになっていた。
強気で頑張ろうとしても駄目。
弱い所を見せても駄目。
何もかも駄目。
何をしても駄目。
 
こんな私は生きている価値なんてあるの?
自問自答。
答えなんて出てる。
「私ハ 生キテイル価値 ナンテ 無イヨ」
そう思うととことん自分が恨めしい。
それと同時に日比野も─・・・!!
なんで私がいじめられなきゃいけないんだ。
理由が無い。
あったとしてもいじめをする権利なんて何処にもない。
ただ私を使って優越感を感じたいだけ。
それだけなのに。
何で・・・
何で・・・・・・・・・!!!
 
・・・それなら日比野の玩具を無くせばいいんだ。
【私】・・・それがアナタの玩具。
無くなれば新しい【玩具】を探すだろう。
そんなの知らない。
知ったこっちゃない。
 
私は、学校の屋上へ向かった。 

艶姫

2011/6/20 11:3:16 [57]

怖いねぇほんと。
女ばっかの女子校には絶対通いたくないです・・・ww 

ぺんちゃん

2011/6/19 12:2:4 [702]

*艶姫さん*
おぉ...
艶姫さんの本性を見た感じがw
本当、女の子って怖いです... 

艶姫

2011/6/18 20:2:52 [286]

死ねって・・・

日比野、自分の父が社長になったからって、調子のってんじゃねーよ!!

てめぇが死ねよ!まじうざいんだけど。

みたいな??
女の子って怖いですね・・・。 

ぺんちゃん

2011/6/17 17:2:11 [146]

【12】 悪魔の笑み
 
    「「「ガッッ」」」
 
ドサッ...
 
金「・・・?」
蹴ら・・・れた?
久しぶりだ。こんな感じのイジメ。
さぁ今日はどんな風にイジメてくれるのかなぁ・・・?
金「何?忙しいんだけ・・・・・・」
日「死ね」
原「・・・シッ」
相「死ーね 死ーね」
原「死ーね 死ーね」
金「なっ・・・!?」
原「アンタはもう日比野様には逆らえない運命なのよ。」
相「そう。この学校は日比野様がすべて。
  この学校の支配者よ!」
日「フフッ・・・すべては私の都合で動いていく・・・
  アナタは私の奴隷として生きて行くのよ。」
金「どうしてそうなるのよ!!何もアナタの支えなんて無いじゃない!!」
原「あら、アンタ知らないの?」
相「日比野様のお父様があの王手会社の社長になったのよ。」
金「・・・!!・・・でもそうなっても変わらないわよ。
  父親が社長だから何よ。
  アンタの心は変わらないじゃない!!
  この弱虫!!」
原「アンタッ・・・そんな事言っていいと・・・」
日「いいわ。自由に言わせてあげな」
原「しッ・・・しかし・・・」
日「アナタは今から絶望に落ちて行くのよ。
  なんならアナタの両親を殺してもいいわね。」
金「やめて!!・・・いや、警察に捕まって終わりよ。」
日「私の会社は警察にも手が回るの。
  何があっても私の家系は捕まらないわ。」
金「そんな...」
日「いい?アナタに【死】を思い知らせてやるわ・・・
  感謝しなさい。行くわよ、二人とも。」
原&相「はい!」
 
三人は教室を出て行った。
出て行く時、日比野が不敵な笑みを浮かべた気がした。
背筋がゾッとなったのが分かる。
 
---そしてついに、私の【死】へのカウントダウンが始まってしまったのだ--- 

ぺんちゃん

2011/6/17 16:44:39 [586]

*むぅ☆さん*
スレではどうもです^^
頑張ります★
 
*恵生さん*
感激ですー><〃
ありがとうございます!
 
*艶姫さん*
色々な人物の視点から書いているので、
晴香が出てくるのが少なくなってますね;
もう少々お待ちください><; 

艶姫

2011/6/15 20:38:3 [670]

やっぱり面白いです!!
なんか色んな人が主役になってますね。
最近晴香チャンが主役になかなかなってない気が・・・

晴香主役とられちゃいました☆ 

恵生

2011/6/12 21:8:8 [188]

わーおもしろいですぅ♪
頑張ってください! 

むぅ☆

2011/6/12 20:1:22 [952]

ぺんちゃんさん!スレ訪問有難うございます
初めから読みました!
つづきを待っています! 

ぺんちゃん

2011/6/12 19:23:42 [281]

【11】 日比野への憎しみ
私は小野京子。
毎日毎日可愛い自分、愛される自分で過ごして来た。
なのに・・・・・!!
---日比野輝---!!
アイツのせいで京子の生活が崩れていった。
 
男1「いやぁ〜今日も可愛いね♪」
男2「この世のモノとは思えないくらいの女の子だね〜」
小「やぁ〜ん♥ありがとぉ〜♥」
知ってる。そんな事ぐらい。
当たり前でしょ。
京子はこの世で一番可愛いの。
でも素直に可愛いって言われるのは気分がいいわ。
もっと言って?
 
そんな毎日を送っていた私。
でもね。
ある日聞いちゃったの...
 
小「トイレ〜!!」
バタバタとトイレに向かって走ってた。
すると廊下の角に3人の男の子がいた。
何かボソボソと喋っている。
小(やだぁ〜♪京子の噂でもしてるのかなぁ〜・・・♪)
壁に隠れて様子を見よっと。
ボソボソ...
男1「あぁ〜っ、たくよぉ...マジ疲れるわ小野のご機嫌とんの...」
男2「やっぱお前も?」
男3「当たり前だろwあんなクズw」
   私の・・・悪口・・・?
男2「生きる価値0ってとこかな」
男1「でもよぉ・・・アイツん家金持ちだから、
   くっついときゃなんかあるだろw」
男3「けどあの顔面と性格を変えて欲しいなw」
男1「何て言うの?不思議ちゃんっつーか、ブリッコ?」
男2「言えてるーwブリッコ滅亡しろw」
男3「そういやー、日比野の父さん成功したらしいよ」
男1「それね、小野の父さんが死んで代わりに社長になったとか何とか」
男2「マジ!?もう用無しだな、小野w」
男3「だねw」
そう言って、男の子達は去っていった。
まさか・・・そう思われてたなんて・・・
 
お父様が死んで、私達家族は絶望していた。
唯一の生活の支えとする人物がいなくなってしまったからだ。
数日後、誰かが代わりに社長になったと聞いた。
それがあの【日比野 輝】の父。
許せなかった。
京子よりも下の人間が、京子の上に立つなんて・・・!!
屈辱的だった。
憎かった。
憎い。
憎い。
アイツが・・・憎い・・・!! 

ぺんちゃん

2011/6/12 9:47:53 [682]

【10】 本当のいじめ
----日比野家 リビング----
私達は家族全員リビングに集まっていた。
そして父からの突然のニュース。
 
日「・・・本当に?」
父「あぁ・・・本当だ」
母「・・・」
 
父「・・・やったぞぉ!!!!」
日「うわぁい!!」
母「今日はお祝いね♪」
父が今努めている会社の社長になったらしい。
給料もグンと上がって、何もしなくてもお金が入って来る状態。
前の社長さんが脳梗塞で急死した為に、
代わりに私の父が社長に...という訳。
喜ばずにはいられない。
急死した社長さんには少し感謝。
 
これで金沢なんて怖くない------!!

今日は日曜日。 
明日から楽しみね......
 
----次の日----
「おはようございます!」
「おはようございます!日比野様!」
日「おはよう^^」
 
原田 由紀(ハラダ ユキ)と相沢 小春(アイザワ コハル)だ。
 
原「今日もお美しいですね♪」
相「あ!その鞄、最新のブランド物ですよね!?
  日比野様に似合っています!」
日「ありがとう^^小春も持ってみる?」
相「ええええええ!?とんでもない!!汚れちゃいますよ!?」
日「冗談よ♪」
相「あ・・・そう・・・でしたか・・」
 
あぁ気分がいい。
何て心地いいの。
何て気分がいいの。
本当、お父さんには感謝ね。
ちょっと父が社長になったぐらいで、
こんなに扱われ方が違うなんて。
もうケチケチしたいじめなんてしないわ。
待ってなさい、金沢-----! 

ぺんちゃん

2011/6/10 20:8:24 [635]

【9】 本当の自分
こんな自分ッ・・・
響とは両想いだと思ってた。
なのに...なのに...!!
いきなり出てきたヤツ何かに負けたくない。
 
負けない...!!
 
----日比野目線----
 
一部始終を見ていた私は愕然とした。
佐久間君に彼女が・・・いたなんて・・・・・・
壁を思いっきり殴った。
 
じゃあ私は何の為に金沢をいじめていたの?
理由?
ただ羨ましかっただけ。
金沢は何も悪くなんか・・・無い。
 
自分が憎い。
でも自分のプライドが許せない。
何でアイツ何かに謝らなくちゃいけないの?
私は悪くない・・・悪くないわよ!!!!
 
・・・こうなったらとことんいじめてやる。
理由なんか無い。
ただただ自分を守る為にいじめる。
それだけ。
もう警察なんか怖くない。
親にばれてもいい。
一人でもいい。
どうなってしまってもいい。
とことん金沢をいじめてやる━ ・・・!!!!
 
日比野の金沢をいじめたいという気持ちが燃え上がった。
そんな事になっているとは知らず、
トイレで一人、泣いていた。
 
金&日    『負けない・・・!!』 

恵生

2011/6/10 19:46:9 [727]

これからどうなるんでしょう? 

ぺんちゃん

2011/6/10 19:30:55 [542]

【8】 嫉妬
キーンコーン...
本鈴が鳴り、皆席へと着く。
次は...数学か。
私の得意としている授業。
・・・でも頭にまったく入って来ない。
響の事が気になってしょうがない。
日比野にいじめられてから性格を変えた。
前の性格だと、弱虫ですぐ泣いてしまう。
そんなのじゃ駄目。
本当の自分を捨てて、新しい自分にならなきゃ...
そうしてこの性格になった。
頭が良くて、大人しい、クール。
こんな自分、私じゃない!
・・・でも前の自分に戻るかと思うとゾッとする。
そして今日も化けの皮を被った自分で生活する。
 
・・・もう・・・耐えられない・・・。 

ぺんちゃん

2011/6/10 19:23:29 [118]

*皆様*
今後の展開にご期待下さいませ; 

艶姫

2011/6/7 19:40:53 [123]

うわぁ・・・
ラブラブやんけ!
なんかちょっと・・・ムカッ! 

品川晴流

2011/6/3 20:5:38 [946]

きゃーッ・・・
ショックwwwww
なんてラブラブなんだ・・・(´ω`;) 

恵生

2011/6/3 17:20:15 [999]

とても面白いです!
響が(関係ない子?)と付き合ってるのがちょっとショックです!
これからも頑張ってください! 

ぺんちゃん

2011/6/2 16:14:36 [696]

【7】 2-C
今日は久しぶりに響の教室へ行ってみよう。
1年生の時はクラスが同じだったけど、
今は離れてしまった。
自分一人で気持ちまで響と離れてしまうんじゃないかと不安だった。
今までずっと同じ学校、同じクラスだったのに。
・・・嫌な考え事を振り払い、廊下を駆け足で教室に向かった。
--2-C--
教室に入ってすぐ響の姿を見つけた。
だけど。
 
教室の真ん中でクラス全員が集まって、
何やら盛り上がっていた。
男1「キース♪キース♪キース♪」
佐「やめろよぉ〜」
美「い〜じゃん、しようよ♪」
佐「・・・しょ〜がねぇなぁ」
 
美「んっ・・・」
二人が唇を重ねた。
 
・・・エ?
・・・ナニ?
・・・・・・コノ 二人ハ 何シテイルノ・・・?
 
男1「おぉ〜!!やる〜♪」
男2「俺も彼女欲しぃ〜ッッ」
佐「へんだ、やらね〜よw」
男1「ちぇっ、幸せ者が〜!!」
美「響君・・・好きだよ!」
佐「・・・俺も」
男2「ラブラブだぁぁぁぁぁぁあ!!」
男1「うぉ、もっかいキスしやがったw」
 
晴香は愕然とした。
足の力がフッと抜け、床にへたりこんだ。
・・・頭がついていけない。
響は他の女の子と・・・付き合って・・る・・・?
普通の友達だったらすぐおめでとうと言える。
でも言えない。
言ってあげられない。
こんな考えを持ってる時点で、私は響の事を
“好き”だったのかもしれない-----
中2で付き合うのは普通だ。
彼女が欲しいのも当たり前。
だから最近喋りかけて来なかったんだ・・・

現実を、真実を突きつけられた。
こんな自分を守る為の性格、作っても無駄だ。
本当は素直になりたいのに。
泣きたいのに。
感情を持ちたいのに-----
 
響にも声を掛けず、トボトボと自分の教室へと戻った。 

ぺんちゃん

2011/5/30 19:3:42 [388]

コメント貯めさせてスミマセヌ;;
 
*恵生さん*
面白いですかね;;
切羽詰まって書くのが大変です^▽^A;
 
*艶姫さん*
最初からお疲れ様です(´・ω・`)
今は日比野が辛い派が多いですなw
 
*品川晴流さん*
やばそうですよね〜w
自分でもどうなるか分からないです((オイw
 
*そら豆さん*
見られましたか((
ブリッコなんですーw
そら豆さんでいいんですね*^▽^*ゞリョーカイデス
*** 

そら豆さん

2011/5/30 17:9:28 [343]

6話読ませていただきましたヽ(´∀`*)ノ
小野さんぶりっ子っていう設定なんですネ!!(゜ω゜ノ)ノ←
金沢のこれからの生活が楽しみです♪(ぇ
あ、すみません、「そら豆さん」で大丈夫ですbb(殴殴殴
ageます^^ 

品川晴流

2011/5/30 8:54:18 [4]

どうなるんだろ?(`・Д・´)
なんかヤバそうな予感〜♪((喜ぶなw 

艶姫

2011/5/29 20:32:48 [706]

最初から全部読みました。
日比野・・・恐ろしい・・・
キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!! 

恵生

2011/5/29 19:2:2 [566]

とっても面白いですぅ! 

ぺんちゃん

2011/5/29 18:32:59 [213]

【6】 席替え
あぁ最悪。
憂鬱。
今日の1時限目にクラスで席替えがあった。
奇跡的に日比野とは近くにはならなかった。
問題は左右の席だ。
左が小野京子(女)、右が花宮涼(男)だ。
小野は基本的ぶりっ子。
花宮は天然だ。
これからの生活どうなるんだろう。 

ぺんちゃん

2011/5/29 13:5:9 [963]

*そら豆さん*
・・・でいいのでしょうかw
そら豆さんさんの方がいいですかねw
じゃなくてコメありがとうございます^^
どっちも怖いとは初ですな;;
楽しみにしててください♪ 

そら豆さん

2011/5/29 12:35:21 [785]

1話から全て読ませていただきました(*´∀`*)
日比野恐いですね・・・金沢も恐いです(笑)
6話楽しみにしてます♪ 

ぺんちゃん

2011/5/29 10:0:22 [406]

*さゆ*
コメ&アゲありがとう^^
気付いた?
ひっそり小説やってましたwww 

ぺんちゃん

2011/5/28 20:20:38 [668]

【5】 廊下
はっきり言って、日比野が何をしたいのか分からない。
やっている事が馬鹿馬鹿しくならないのか?
それだけ頭が狂っている、そういう事ね。
にしても先生、罰がやさしすぎやしませんか?
私が忘れた時は廊下に出され、殴られた。
・・・おかしい。
何かがおかしい。
絶対日比野が裏で何かやってるのは分かる。
・・・クソッ
 
階段を下りて教室についた。
最近、響が話しかけて来ない。
何かしてしまったのか。
 
金「あんなに・・・仲良かった・・のに・・・な」
 
つい口から声が出てしまった。
クラス中の目線が刺さる。
 
たまらなくなって教室を飛び出した。
 
日「仲良かった・・・ねぇ?」
日比野が不敵な笑みを浮かべた。 

さゆy

2011/5/28 8:0:51 [560]

アゲとくね! 

さゆy

2011/5/25 17:51:54 [451]

おぉ〜〜!!
新しい小説かぁ〜〜!!(今まで気づかなかった人)
日比野自業自得ww
ヤバイなぁ!金沢強すぎ! 

ぺんちゃん

2011/5/23 18:22:36 [985]

*品川晴流さん*
怖いですかねwww
日比野が壊れて(?)行きます☆キラッ 

品川晴流

2011/5/23 17:33:18 [807]

ぎゃー。
怖いwwwww
日比野怖い〜♪ 

ぺんちゃん

2011/5/23 17:17:48 [772]

【4】 日比野の過去 2
それからずっと、私の視界には佐久間君がいた。
目が合わなくても見つめてたり、
同じ掃除場所になってドキドキしてたりした。
でも、見てたら分かる。
佐久間君の目線の先はいつも金沢さん。
佐久間君は私と同じ感情を、金沢さんにしてるんだ。
私は佐久間君に好かれる為に努力をした。
ダイエットはもちろん、言葉使い、勉強、髪型...
それに比べ、金沢さんは男っぽい、髪はボサボサ、言葉使いは荒い...
何だか自分が惨めになってきた。
なんで努力をしている私じゃなく、猿同然の女を...
同じ小学校だけでこんなに違うの?
世の中不公平だ。
なんであんな奴のこと「さん」付けしてたんだろう。
バカバカしい。
晴香━ ・・・いや金沢でいいや。
少しずつでも私の気持ち、思い知るがいい・・・
 
最初は漫画でよく見る様な簡単な事だった。
ううん、それしか出来なかった。
警察に捕まったらどうしようとか、
親にばれたらどうしようとか。
大きな事をするとめんどくさい事になる。
だから水をかけたり、荷物を運ばせたりした。
いじめている内に仲間が増えたり、
金沢の性格が変わってきた。
一番は、金沢に佐久間君が近づかなくなった事だ。
良い気味。嫌われてしまえばいいのに。
もう嫌われてるかw
完全に金沢は私のおもちゃよ... 

ぺんちゃん

2011/5/21 8:55:53 [489]

上げます* 

ぺんちゃん

2011/5/20 19:53:20 [278]

*品川晴流さん*
初コメありがとうございます^^
心が折れかかった時のコメントは嬉しいでs(ry
***
【日比野の過去】は、まだ続きます☆ 

ぺんちゃん

2011/5/20 19:50:50 [139]

【3】 日比野の過去
入学式------
私は、入学式の壇上で喋る佐久間君に恋をした。
小学校は違う。
私の学校は3つの学校が合体するから、結構人数が多い。
壇上で誓いの言葉を喋る凛々しい顔。
スッと伸びた背筋。
サラサラの黒髪。
どれも今まで小学生だったとは思えないくらいの人。
私の学校の男子とは大違い。
かっこいい━ ・・・
クラスは同じC組。
クラス発表の時死ぬほど嬉しかった。
1年間同じ生活を送れるんだ----
これからの生活を想像すると胸が高鳴った。
告白は出来ないけれど、見守ってるだけでもいいや。
席もちょうど隣。
教科書を忘れたら見せてくれたり、シャーペンが落ちたら拾ってくれたり、
結構イイ感じの仲になっていた。
放課に佐久間君の後ろの席の子が、佐久間君と喋っていた。
【金沢 晴香】・・・って言うんだ。
可愛い子。
金「響〜!また同じクラスだね〜」
佐「おぉ、お前が後ろだとうるさそうだなぁ〜」
金「女の子に向かって何ソレ!」
佐「ははは、冗談だって。よろしく〜」
金「へ?あっ・・うっ・・・うん!よろしく!」
そう言った金沢さんは、顔が赤くなっていた。
佐久間君、金沢さんと喋ってるとき見たことも無い笑顔だった。
同じ小学校だったんだってすぐ分かった。
・・・いいなぁ。
なんて、少し金沢さんにやきもちをやいていた。 

品川晴流

2011/5/20 19:37:57 [884]

面白いです^^b
 

ぺんちゃん

2011/5/20 19:35:41 [709]

【2】 理科室
日「金沢ぁ〜持ってきてくれてありがと・・・」
金「持ってきてないけど?」
日「!!・・・・授業始まっちゃうじゃない!!予鈴も鳴っちゃったし...」
金「だって私言ったもん。【自分で運べば?】って」
日「なっ・・・!!」
[キーンコーン...]
日「あぁぁぁぁああ!!」
金「バーカ。自業自得よ」
日「クッ・・・」
先「おーい、授業始めるぞー」
金「先生、日比野さんが理科の用意すべて忘れてまーす」
日「ちょっ・・・」
先「・・・・・・・廊下に立ってろ」
日「・・・・・」
静々と理科室を出て行った日比野は、シュンとしていた。
イイ気味。
笑えるわ。
クラス中はクスクスと笑っていた。
残念ながら慰めてくれる人はいないらしいわね。
惨めな女。
-----廊下-----
日「・・・・クソッ」
ボソリと言ったその一言は、理科室の先生に聞こえてたらしい。
先「日比野ーちゃんと反省してんのかぁー?」
なんて能天気な声が聞こえてきた。
日「・・・」
無視した。
それもこれもすべて【金沢】のせいだ。
アイツがすべての始まりだった.... 

ぺんちゃん

2011/5/19 18:56:33 [185]

【1】 終わりの始まり
-- 桃ノ宮中等学校 2−B --
[キーンコーン...]
私の名前は金沢晴香。
この学校の2年生だ。
今日もくだらない一日が始まる。
ガララッ
教室の扉を開けると...
クラス中の冷たい目線。
気にもせずに席へ着く。
重いカバンはボロボロ。
昨日、日比野さんに水をかけられたりしたからだ。
そう、これが[くだらない一日]。

----私はクラスから【イジメ】を受けている----

いじめは精神的にやられる程過酷じゃない。
せいぜい水をかけられたりする程度。
 
私をいじめているのは日比野輝。
別に家が金持ちって訳でもないし、可愛くもない。何も無い。
ただただ性格が悪いだけの女。
気持ち悪い。
元々内心の弱い女だから、
私を死に追いやろうとはしない。
くだらない少女漫画で学んだ様な、ありきたりの内容。
はっきり言って、つまんない。
やるならもっとやって欲しい。
集団でしか動けない様なヤツ。滅亡してしまえ。
日「金沢」
金「・・・・・・」
日「・・・金沢ァ!!!」
金「・・・何?」
日「荷物運んで!次理科でしょ?重くてさぁ」
金「・・・嫌。自分で運べば?」
日「ッ・・・うっさい!持ってってよね!!」
ドンッと私を押して、机に理科のセットを置いてった。
その拍子に椅子から転げ落ちた。
金「・・・バッカみたい」
パッパッと払って、理科室へ向かった。
日比野さんのを残して。 

 
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