2011/5/28 10:36:4 [541]
2011/5/21 10:59:17 [219]第七話 *日記* +翌日+ 奈「ふぁ〜><眠たい…」 今日は土曜。幸せ(?)のお休み。 こういう日は日記に限るw *恋愛日記。* 昨日、綾人に抱かれた。 すっごく恥ずかしかったけど、その倍嬉しかった。 ―やっと私の気持ちをわかってくれる人が現れた。 って♪ あの後、おかしな空気がグループに立ち込めたけど、帰りにアッツーがコケて、もうみんな大笑い(^∀^) マナって… アッツーの事が好きなのかな? 前にファ●タこぼした時、マナは真っ先に“アッツー”にハンカチ渡したよね… 流れ的に…っていうか、本当だけど… 私が綾人を好きってコト。 間違いはない…と思う… そろそろ自分の気持ちに気づかなきゃね☆ 嘘つくのもダメ〜✕ といっても…(笑) 恋愛日記が長く続くといいな☆彡 だってその分、綾人と長く過ごせたって事だから― <終> 奈「えへへ〜////なんかポエムっぽいなw特に最後の“だってその分、綾人と長く過ごせたって事だから―”なんて!ヤバいw」 ピンポ――ンピンポンピンポ――ン♪ 奈「うげっ、お母さん今日いないよね^^;私まだパジャマだし><」 ダダダダダダッ とりあえず一階へ降りたものの… あっ、まさかとは思うけど、マナだったら大丈夫だよな^^ 覗き穴から覗いてみよう♪ ……? 誰もいない。おっかしいなぁ… ピンポンピンポ――ン♪ 誰か脅かそうとしてるんだ☆ ガチャッ! 奈「うわっ!」 ?「キャアッ!」 奈「おおおおばさん!!すいません^^;でも嫌がらせは勘弁してくださいよぉ。チャイム壊れちゃいます^^;」 お「?私押してないわよ?私はただ、あなたの家の前も掃除してあげようと親切心で…あ、でも見たわ!気味の悪い感じの大柄な男が、あなたの家の前のチャイム押しまくってたから!でもその後、照れた感じで逃げてった!奈音ちゃんの追っかけ(?)かなぁーって思ったけど、やっぱり大人だから違うって思って。」 奈「えぇ…物騒ですね(-”-)怖いです。何気に。私、誰かにつけられてるんでしょうか…?」 お「さぁ?でも最近は、若い女の子を狙う奴らもいるってっもんだから気を付けなよ?」 奈「はい…」 ガチャン どうしよう… <つづく>
2011/5/18 18:6:33 [921]誰か書き込んでくれるかな♪ 第六話 *一(はじめ)* 奈「綾…人…?」 ヤダッ、離してよ。 ヤダッ、私は悲しくないもん。 なのに…涙が出るのはどうして?おしえて…よ… 綾「一人で何でもかんでも抱え込むなよ。」 その一言、そのすべてが、自覚できないけど好きだった。 もう知らないフリはできない。 失恋だってもう怖くない。 君と結ばれると思うと―。
2011/5/17 17:50:44 [92]第五話 *初恋×初友* なんだろ… なんの気持ちだろ… 走ってもないのに心臓の鼓動が速くなって、熱はないのに額が熱い。 綾人の事を思うと… だが、それを奈音は“急にこんな事になってビックリしただけ”と流していた。 麻「ん?2年前の3月10日のページだけ破れてるぞ?どれどれ…*優 逝く*…?漢字間違えてる。」 奈「あッ!見ないで><」 綾「マナ、人の日記勝手にみるなんて、非常識だぞ!」 麻「教えて〜何があったのぉ〜><」 奈「……この日は…友達が…ううん、親友が死んだ日。親友の優が…天国へ逝った日。」 ――!―― その瞬間、時が止まった。 正確に言えば、びっくりして時が止まったように感じた。 でも… 優が死んだ日から、私の時は止まった。 一ミリも、一瞬も動かなかった。 “優が死んだ” 今でも信じられない。 なんで?なんで私を置いて逃げるの? ぶつけようの無い怒りがどこからか込み上げ、それがすべて自分に返ってきた。 その後、涙が流れることはなかった。 奈「優は私の初めての友達。私ももう少し明るくて、もう少し仲良しがいたかな。私たちは卒業式を楽しみにしていた。“どうせ私立なんて受からないし”って、同じ中学に行くことになった。受験なんてしなくても同じ中学に行ける。だから卒業も怖く無かった。」 麻「そんな時に…優ちゃんは死んだの?」 奈「うん。実はね、優は私立が良かったんだって。けど、私が“楽しみだね、楽しみだね!”って言うから、行けなかったの。だから優は、事情を説明して、卒業式当日に言うつもりだったみたい。“私は私立に行くよ。”って。だから塾でも頑張って頑張って、やっとクラス一位にもなれた。宿題も自主的に取り組むために自分だけ多くしてもらったり、何かと努力してたみたい。でも、ある日の塾の帰り道― 飲酒運転をしていた人の車が突っ込んできて…即死だった。頑張るチャンスもなく死んでった。私は悔しいくて情けなくて悲しくて―」 その時、 綾人が私を抱きしめた。 包むように、そっと…
2011/5/16 16:53:17 [257]第四話 *カンジョウ* 綾「はい。ジュース♪」 ファ●タ…。 私、炭酸意外と好きなんだよなぁ^^ しかもグレープ♪好みドンピシャw 奈「いただきます。」 ゴクゴク… 奈「おいひぃ〜^^」 麻「ナノ、ヤバい!!おいひぃなんて、萌えるぜ♥」 そんな会話を挟みながら、男子以外はファ●タをおいしくいただいた。 綾「そんな一気に飲むとゲップするぞ。」 あ、あぁぁあ!! 奈「か、考えていませんでした…」 敦「マナ、どうした?」 マナがそっぽを向いてうつむいていた。 麻「ウップ。」 一同「プッ」 ゲップだ。 麻「あぁ〜(-”-)よくも笑ったなぁ!ナノ以外、お仕置きだぁ!!」 こうして麻奈が一通りお仕置きで満足した後、次第に奈音のトークになった。 麻「あ、なんだいなんだい?そのノート♪」 奈「お守り。」 麻「お、お守り?可愛い〜♥↑よし、男がじれったいから私が言おう。ナノ。」 なんだろ。 じれったいと言われた二人の男は、聞こえないふりをして残りのファ●タを飲んでいた。 麻「男と私が思っていること〜♪好きだ!!奈音〜♥」 ブ―― 男がファ●タを一気に噴き出した。 麻「図☆星」 …汚い。 麻「ん。ハンカチ。こんなのバレたら終わりでしょ〜?仕方ないから。」 奈「マナ、大丈夫ですか?ハンカチなんて渡して。」 麻「うん。あれは二人用のハンカチだから。あと敬語はやめよ^^ほら、もう一匹が君に期待してるぜ^^」 綾「ば、ちげーよ///」 敦「俺は奈音ちゃんが良かった。」 奈「うっ…」 今日持ってきたハンカチは、ハート模様。 でも、綾人は困ってる。 苦渋の決断。 奈「綾人ッ!」 綾「…はい。」 目をそらされた。私が嫌なの?照れてるの? 私は渡そうかと迷った。 綾人はこぼれたファ●タを見つめていた。 綾「あのさ、」 奈「はいっ…」 グイッ 綾「呼んだら渡せよな///」 はいっ! 男の子がダサいというハート模様のハンカチで、綾人は綺麗に汚れを拭いた。 なぜか頬が熱くなって、胸の鼓動が速くなって、綾人だけを見つめていた。 分からない… 分かんない…
2011/5/16 16:4:48 [988]*付けたし* 三話の8行目、 “綾人は私の人生を変えた。” に、 “私にとっては、ただそれだけの事。それって” を付けたしです。すいません;
2011/5/16 16:2:34 [24]第三話 *奈音×麻奈* キーンコーン 終わりを告げるチャイムが鳴り、私は屋上への階段を必死に駆け上がった。 奈「ハァ、ハァ…」 ―いない。 そうだよね。大丈夫大丈夫… 綾人は私の人生を変えた。 天国?地獄? 優?あなたは今どこ? お母さん?お父さん?こんな私でごめんね。 ごめん…ごめん… 綾「な〜の〜んッ♪」 奈「わっ!」 ?「キャ〜!!かっわいい〜♥」 ?「美倉さん…だったよね☆」 ……誰? 綾「慣れ慣れしすぎるぞ。俺が仲良し第一号なんだからな☆彡」 奈「よ、よよ、よろしくお願いします…」 ?「あ☆焦ってる^^か〜わい〜♥♥私は鈴川 麻奈!えっとね〜、“マナ”って呼んでOKだぞw私は“ナノ”って呼ばせてもらいマ〜ス♪」 ?「俺は益田 敦也☆アッツーとでも呼んでくれ^^」 綾「俺ら仲良しグループなんだぜ^^今日から奈音も仲間だ^^」 奈「私が…?そ、そんな…こんな美男美女のグループに私が入ったら…」 麻「心配ご無用!否定しないで良いよ^^あ、でも、美女ってとこは否定できないわねw」 敦「ナルシだな〜w今日から奈音ちゃんは仲間だし↑」 …ナルシ?←ナルシスト=自分の事が好きな人の事。 綾「アッツー、何ちゃん付してんの?呼び捨てで良くね?」 敦「だって照れるもんっ(・3・」 奈(ある意味開き直ってる!?) これからは一人じゃない、みんながいる―。
2011/5/15 11:59:57 [727]第二話 *奈音×日記* 奈(…カッコいい男の子…) 綾「…自殺って、信じられないんだけド。」 しし、信じられないって何よ!? 人の決め事を信じられないって…//// 奈「ごめんなさい。。。」 グイッ 綾「おいおい!もう離さねぇぞ(-”-)死のうなんてゼッテエ許さねえからな!」 奈「もうっ!触らないでよッ!この変態野郎!!」 綾「ガ―――ン」 あ、言い過ぎたかも。 奈「ご、ごめんなさい><ああ、あなたは変態野郎なんかじゃありません!はいッ!」 綾「なんちゃって^^」 ペロッと舌を出してにっこり。 天使のような、小悪魔のような、でも優しい笑顔。 綾「えっと、2年2組の美倉さんだよね☆僕は2年1組の葉杉綾人だよ♪う〜ん、綾人って呼んで^^」 奈「そ、そんな!初対面の人を呼び捨てにするなんて…」 綾「っつう事でヨロシクな☆美倉…じゃなくて、奈音♪」 奈「////はい…綾人。」 綾「ああッもう(-”-)呼び捨てなんだから敬語も禁止!はいじゃなくてうん、だ。」 奈「うん。」 なんか超恥ずかしい〜(@Д@)/ 綾「じゃあまたな。次の休み時間、屋上で。」 奈「ストップ><」 綾「?」 奈「自殺のこと、誰にも言わないで。お願い…」 綾「ん〜…滑ったらゴメ〜ンw」 奈「笑い事じゃないですよぉ〜;そんな事がみんなにバレたら…私もう、生きていけませんよぉ〜;;」 綾「あ、また敬語に戻ってる!ダメじゃん!でも…もし奈音がまた生きていけないとか言って自殺するときは、何と言われよーが、俺が助けてやるからな!“有難迷惑”と言うものだ。」 奈「…うん。ありがと…^^」 キーンコーンカーンコーン 幸せの一時はあっという間に終わりを告げた。
2011/5/11 17:26:3 [830]第一話 *日記×出会い* 美倉奈音は暗くて目立たない中学2年生。 家族にさえ何も言えない彼女が、ゆういつ全てを打ち明けられるもの。 それは日記だ。 だが、彼女は色々なものを抱え込み過ぎたのかもしれない。 だからその日記とも今日でお別れだ。 奈(はぁ…この世に未練があるとしたら― この日記だけかな。学校に行って悪いことも良いことも何でもして、最高の最期でも味わおうかな。) 母「奈音、ご飯よ?」 奈「うん。」 お母さん、ゴメンね。私、死んじゃうんだ。 ごめんね。でも、お母さん言ってくれたよね? 奈音が幸せならそれでいいって… じゃあね、私幸せになる。天国からお母さんの幸せを願ってるからね。 どうせ自殺する命だけど、生んでくれたことに感謝するよ。 お母さん… 母「奈音!?大丈夫?泣いてるわよ!?ご飯マズかった??」 奈「ううん… 大丈夫。」 泣いちゃった。目の前が涙で見えなくなっていく。 死んだら…どうなるのかな…そう考えると、自分の決断がバカバカしく思える。 奈音は必死にその気持ちを噛み殺した。 *学校の屋上* 奈「…」 ⦅?「奈音ちゃん…だっけ。優だよ^^私たち、今からお友達だよ☆」 奈「優…ちゃん。…うん、友達^^」優「指切りげんまん♪」⦆ 奈「優…私、会いに行くね。心配しないで。私はそれで楽になるの。」 もう、早く優に会いたい…なんだか忙しない… 私は抱きかかえていた日記を地面に置くと、くつを脱いで下を見下ろした。 足がガクガクと震える。 本当は怖かったのかな?死ぬのが。 奈「優…お母さん…お父さん…私は私なりの決断をしたよ…ごめんね。」 頬を涙が一筋流れていく。 スッ… 奈「………あれ…?死んでない…どうして…」 綾「おいおいマジかよ、自殺って…^^;」
2011/5/11 17:3:0 [827]☆prologue☆ ……もう死のうかな。 私なんて生きている意味ない。 生きてる価値なんてない。 ただ、みんなの前から― 静かに消えていくだけ。
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