2011/4/21 19:35:30 [381]第十六話【】 「で、でも。その岡野?さんだっけ。か、悲しいわね!!!」 変に声が張る。 「照れてる?」 「なぁっ!!!!!」 輝樹はぼそそっと言うと。 零夜はすぐに立った。 「なぁっ・・・。照れてるわけないでしょぉぉ!!?ぶぁっかじゃないの!?」 明らかに照れている。 「好き、なの?」 輝樹が聞く。 「えっ・・・。うん―」 そのとき、爽やかな風が通った。 (((その後、2人は高校を卒業後結婚。))) (((シンデレラストーリーでした))) 完了。
2011/4/21 19:13:7 [658]十五話【逝った人が残した言葉】 学校の小さな植物園。 ベンチに腰をかけ、大きな南米の木をみている 『坊ちゃま、大きな愛が世界を救うという言葉をご存知ですか』 その言葉が頭の中を過る。 「丘爺―。」 小さいときから一緒にいた近くの人が死んだ。 いやなことだ。 「ね、ねえ。」 零夜 「零夜。」 「あ、あんたがそんな顔なんて珍しいわね!」 隣にストンと座った。 「何故、ここがわかったんだい?」 いつものように微笑んだ。 今日は作り笑顔。 「ねぇ、無理・・・してる、よね。あ、あたしわかる・・・っていうか・・・・」 照れながらいう。 「ありがとう。気づいてくれて。」 「う、うん。」
2011/4/20 21:35:19 [448]第十四話【丘爺が逝った】 「坊ちゃま!!!大変です!」 一人のメイドが大声を上げ輝樹を呼ぶ。 「何だ?大声出して。」 「丘野爺様が・・・、倒れました!!」 輝樹はダっと部屋を飛び出し廊下に丘爺を捜しに逝った。 「あら、輝樹・・・。」 哀しそうな表情を浮かべる輝樹の母。雨宮 ちかの 「母さん!!丘爺・・・丘爺は!?」 ちかのが静かに首を横にふる。 くたくたっと、廊下に座り込んだ。 「そ、そんな―。」
2011/4/20 18:45:56 [354]第十三話【おーきな愛が世界を救う】 「坊ちゃま、大きな愛が世界を救うという言葉をご存知でしょうか。」 暖炉の側で血液型占い≠読んでいた輝樹に声をかけた。 本をぽいっと暖炉へ投げ捨てた。 その本は見る見る燃えた。 「なんだい?それは。」 ちりりと、焼け行く本を見つめる丘爺。 「大きな愛が世界を救うのですぞ。丘野家の言い伝え?ですのじゃ。」 「ほぉ。そんな愛、どこにあるんだい?丘爺。」 もう一冊の血液型には性格が関係する!?≠ニいう本を読み出した。 「坊ちゃま、血液型の御本を読むのは良いですが、ほかの御本にもお読みくださいね・・・。」 自分に起こる何か≠感知したように、曲がった腰をトントンとたたいた。 「坊ちゃまもお若いうちに、わたしより知識を知ってくださいね。」 やさしく微笑むと、部屋を出た。 「((丘爺・・・、様子がおかしいな。何だ?―」
2011/4/20 18:30:12 [488]第十二話【国際的に仲直り】 「中国の仲直りさ。互いにMellを書いて送るのさ。」 便箋を渡す輝樹。 手紙を書き終えると、少し照れながら交換し、黙読―。 「うっ!うっ・・・。美海ぃー!ゴメンね!!!」 「あたしこそ・・・悪いもん!うえ〜〜ん!」 号泣。 「アンタ、やるじゃん。ちょっと見直したよ・・・。だっ!でも、す、好きとかじゃないよ!?」 「Hahaha。わかっているよ・・・。」 「輝樹坊ちゃま。」 艶やかな黒いスーツを身に纏った爺が立っている。 「丘爺。」 その爺の名は丘野 北蔵。 雨宮家に代々付く執事だ 「坊ちゃま、もうお帰りになられては如何でしょうか?お母様がお待ちですよ」 「ああ、そうする。じゃあね、零夜。」
2011/4/18 17:52:32 [269]輝樹は、一体何をするんでしょうか? またまた、読ませていただきました。続きが気になりますねww 上げます><b
2011/4/16 18:47:9 [954]第十一話【カタチだけのオトモダチ】 「み、美海!!」 柱の影で見ていた優衣。 「ゆ!優衣・・・!!カタチだけじゃないよね!?」 「あたしは・・・―。」 優衣は下を向き、少し考えた。 考えるほどの友達なの?と、美海は思った。 いや、大きな勘違い。 「考えなきゃいけないくらい、難しい友達なの!?友達と思ってたのに・・・。」 ぼろろっと大粒の涙―。 「そ、そういう訳じゃないよ!!」 「結局だけど、僕が原因になっているみたいんだね」 すたすたと歩いてきたのは輝樹。 「そっ!そうよ!アンタのせいよ!!」 一声を上げたのは零夜。 「僕が仲直りさせてあげるよ。」
2011/4/16 18:44:20 [814]第一話の方から見させて頂きました。 面白い小説ですね!今までに無い様な、何て言ったら良いか…ドキドキ感(?)が沸いてきました☆ミ 魔利亜さんの小説は実に面白くて個溢れる様なお話ですね^^ 続きが凄く気になります!! 零夜はどうなっちゃうんだろう?!輝樹は零夜に思いを伝えられるのでしょうか?! 頑張ってください><b 応援しています♪上げます☆ミ
2011/4/16 14:55:11 [247]第十話【鰤女(ブリオンナ)】 「出てこーい鰤女!」 「ぬわぁんですぅってぇ!?だぁれが鰤じゃ!!ボケェェ!!!」 自分が鰤女と呼ばれていることは知っている様だ。 「加奈!優衣!燕!緒華!出てきて!」 仲間の名を呼んだ。 だが、一人も出てくる様子はない。 「な!なんやねん!優衣!!優衣!!!」 一番、信頼していた優衣のなを叫んだ。 「もう、貴方のお遊び用のお友達はいないわ!」 「そんなんちゃうわ!!優衣は友達じゃ!!」
2011/4/15 19:57:8 [811]第九話【予想以上に】 「ごほっ!!や゛めでくださいっ!!」 かすれた声が聞える。 「な、なんだ?」「ちょっ!男子は入るな〜!」 何者かが片手でホースを持っている。 そのホースの先っちょからは勢い良く水が音を立て出ている。 「はぁ〜!アタシ、一応ドの付くSだかラッ!!気をつけてね!」 ごうやら、ホースを口に突っ込んだ様子。 犯人は・・・零夜。 「ごっ・・・ごめんなさいっ・・・。美海様に言いつけられて・・・。」 「美海・・・。あぁ鰤女ね。」
2011/4/15 19:43:36 [471]第八話【いぢめちゃうよぉ】 「加奈!緒華!燕!優衣!いぢめるでぇ!!」 実は関西出身。熱血負けず嫌いなハラグロぶりっ子。 「美海様、誰ですか?」 聞いたのは沖田 優衣。めがねの短髪。 「零夜だそうよ。本当は美海様と輝樹様が一緒に成るべきなのに、輝樹様は零夜を好 いたそうよ。」 それを発したのは豊臣 緒華(とよとみ おはな)。 緒華は豊臣秀吉の一族である。 「私たちは何をすればいいでしょうか。」 静かに聴いたのは 多野 燕。 「取り合えず、徹底的に虐めをしましょう!」 纏め上げたのは 芦野 加奈。 「頼むわよ~!!輝樹はアタシのモノ!!学校中のイッケメ〜ンはアタシのものよ!」 「あ、豊臣さん。何?アタシに用でも・・・・?」 読書中の零夜に緒華が話しかけた。 「あたしね、豊臣家の血族じゃん・・・。トイレとかで苛められそうに成るのが怖いの よ・・・。 一緒に来てくれない?」 「そう。いいですよ」 「そう、ありがとぉ♪」 にたぁっと微笑む。 トイレ―。 「きゃあああああああ!!!!!!」 悲鳴が学校中に響いた。
2011/4/15 18:36:1 [192]おもしろいです♪♪ これからもがんばって下さい!^^ 上げ
2011/4/14 15:57:7 [968]第七話【タイセツナモノ】 “大切なものを壊します” 「大切なもの、か。やはり好きな人を言うのかな・・・。」 「輝樹くぅ〜ん、誰なの??その人ぉ!」 独り言に乗り込んできたのは、ぶりっ子であり腹黒い、嫌われ者の 「新井 美海(あらい みうみ)でぇす★男子の的って感じぃ?」 ピースをおでこの辺りに翳し決まりポーズ。 「美海チャンと言う名前なのか。残念だけど君じゃないよ。」 「えぇっ!あたしじゃ無かったらこのクラスに誰がいるのぉ・・・?」 ぽろっと涙を零した。 輝樹はちらっと左を見た。 「なっ、何よ・・・?アタシに何かよっ・・・・用?」 腕を組み、少し上目目線で輝樹を睨むのは、零夜。 「残念だね。美海チャン。」 「まさか、ね。零夜ちゅわんだったなんてぇ♪((クソぉ・・・!!!!」
2011/4/13 21:3:56 [882]あげ
2011/4/12 18:29:28 [536]第六話【ワタシの婿デス!!!】 「ワタシの婿ですよ!!」 「アニソン・ディール・茲!!!」 「あんたら、どーいう関係?」 「ワタシの婿デスゥゥゥゥゥ!!輝樹!!」 教室中の女子は・・・。 「何!?」「どういう事!!!?」「あ〜・・・最悪・・・。」「花?失神してる!!」 失神女子も続出・・・。 “茲”という女は輝樹に近づき、手を引いてリムジンに乗せた。 「来るデス!パパと喋りなサイ!ケコン(結婚)、モウシこむ!!デス!」 「結婚~~~!?」 ひょっこり出て来たのはなんと花梨 「そ、そんな結婚とか無理だよ!!僕はそんなのしない!!!」 「シ・・・・しない・・・。」 しーんと教室が沈んだ・・・。 5分の沈黙―。 「Oh My God!!!!!・・・。輝樹・・・アナタの大切なもノをコワします!」
2011/4/12 18:11:6 [225]第五話【ワタシの婿デス!!】 「おはよー!」「おはようございます♪」「はざーっす!」 皆の元気な声が響く。 「Hello!!」 一人だけ、英語。 「キャー!!」「輝樹様〜!」「てるきん〜〜!」「何がてるきんよ!」「何よ!」 黄色い声も響く。 「零夜!おはよう・・・。」 朗らかにニコっと零夜に笑む。 「失せて!!あたし、アンタ嫌いよ!」 「ソレはナイジャナい!!」 英語じゃぱにぃず語というのか? 「へ?」
2011/4/11 15:43:14 [74]すみません<(__)> 小野崎 茲と里野 花梨のキャラを間違えました;
↓の話は茲は花梨ということです;
2011/4/11 15:42:0 [629]第四話【おうちに帰ろ】 駅ホーム― 人がざわついている― 「茲!!もうあの、おっ男鬱陶しい!」 帰りの話題はそこからだった。 「零夜、言い過ぎたよ〜(笑)」 「なっ!雨宮の仲間のつもり!?まっ!アタシはべっ別に・・・。」 ツンツン零夜ちゃん。 「んもぉ〜。雨宮君の何処がいやなの?」 ぴくっ。 茲の言葉に、何者かが引っ掛かる。 「あの。“雨宮君”とイウのは?」 アメリカ人っぽくて日本語があいまい。 「他人の情報ですので・・・・。で、では((うわ、信用できないw))」 茲がそう答えると走った それに零夜もついて行った。 「輝樹・・・。私(ワタクシ)を忘れてないデスよね・・・・。」
2011/4/11 13:5:36 [927]第三話【えーごのじかん】 「やぁ!Girls´!Boys´!」 煌びやかな服装をした男の人が入ってきた。 「キャ〜〜!」「え!何!?あのイケメン!」 教室中の女子が黄色い声を上げ歓迎した。 男子はムスッとした顔でその男を睨み上げた。 「やぁ、Boy!!何か僕は悪いことをしたかな?Hahaha!」 アメリカンに笑うと零夜の隣の空席に座った。 「君、Nemeは?」 「誇利 零夜。アタシに構わないで。」 生理的にこの男、“雨宮 輝樹”を嫌っていた。 5時間目、英語。 「Hello!Mr.Ohhashi」 その言葉を繰り返していた生徒たち。 英語の担当、大橋 太一。 「Ok!Very Good!皆さん、いい発音の仕方ですよ〜!特に!Amamiya!」 「先生、お褒めの言葉ありがとうございます。僕、U.S.A出身ですから!」 2人の会話は3分ほど続いた。 「((こんな男の横・・・嫌!」
2011/4/9 15:7:18 [647]おもしろいです^^ 頑張って下さい!
2011/4/9 12:28:30 [506]第二話【越してきた人】(ちなみに高校1年生) 昼食を食べながら、2人はこんな事を話していた。 それは、学校中の女子の話題とも言える話。 「お昼から転校生来るらしいよー。金持ちでグループの御曹司だってさ!ルックスも超 イケてるらしいよ!アタシ達のクラスに来るんだって。」 少し自慢げに話す、花梨。 「そんくらい知ってるわよ!3年の村上先輩が狙ってるらしいから近づかない方がいい らしいわよ。ま、アタっアタシは狙ってないけど!おっ男嫌いだし!」 後半、少し照れている。 「とか言って、入学してから50人以上に告られてるくせに〜。」 悪戯っぽく、花梨が言う。 キーンコーンカーンコーン 「んもう!話してるうちに終わっちゃったじゃん!ご飯食べれてない〜!」 零夜が、ささっとお弁当箱を片付けた。 「アタシは食べれたよぉ〜!」 にかっと笑いながら、殻の弁当箱を見せ教室へ走った。 教室―。 「ホームルームですよ〜。えっと、転校生のえ・・・っと」 目を細めメモ用紙を見る 「ちょっと、里野さん!なんて読むのかしら?」 一番前の席の花梨にメモを見せた 「えっと・・・“あまみや てるき”です。」 「あぁ、そう読むのね;漢字がわからないわけじゃあないわよ!」 生徒達はこう思った 「先生・・・。国語の先生でしょ・・・。」 続く
2011/4/8 16:6:43 [551]第一話【ツンデレラだね】 「零夜!いたいた!」 跳ねるような声で名前を呼ぶ。 「花梨!探したんだからっ!」 腕を組み、仁王立ちしているのは誇利 零夜。 40aくらいのツインテールに前髪をとめている。 「てゆ〜かさぁ、零夜って本っ当にツンデレww」 「はァ!?違うし!あたしはツンデレとかじゃないんだから〜!」 「偶にアタシだって萌えるもんww」 「な・・・、もう!昼ごはんいこう!」
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