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小説 SNOW WING

ニコル・フレア No.1471|2011/1/9 17:24:42

小説を書きたいと思います。
若干、ほかの方が書く小説より長いかもしれません。ご了承ください。(キャラしょうかいも・・・・)

主なキャラクター
♂ 八神 雪羽(やがみ ゆきは) 12歳 この物語の主人公 あごに豹、腕にトラ、脚にチーターとピューマの遺伝子を持っていて、人間の耳はなく、頭の上にねこみみがある
7年前、テロにあい、自分の母を亡くし、雪羽もかなりの重傷をおったが、父の遺伝子再生技術によって一命をとりとめた しかし、今まで明るかった性格がガラリとかわり、心をとざしてしまった 背が低いのがコンプレックスで、毎朝牛乳を飲んでいる。(139cm)また、洋服にはこだわりがあり、彼の服はすべてオーダーメイドか手作りである。
母からピアノを習っていたので、ピアノが弾ける。(幻想即興曲や、アラベスク第1番などの難曲も弾ける)

♀ 赤石 志音(あかいし しおん)14歳 社会法人(?)「流星」で訓練を受ける少女
雪羽のお姉さん的存在 実家が大富豪

♂ 青山 礼(あおやま れい)11歳 彼も「流星」で訓練を受けている
実は、ジュニア・ボクシングの世界チャンピオンで、むちゃくちゃつよい。
また、イラストが得意でイラストレーターになるのが夢
かなりの天然ボケ

♀ 青山 花恋(あおやま かれん)9歳 礼の妹で、空手の世界チャンピオン(もちろん、流星に所属している)かなりのブラコン

♂八神 亮(やがみ りょう)37歳 雪羽の父 遺伝子学者で雪羽にねこ科の動物の遺伝子を宿らせて、一命をとりとめさせた張本人 バイオリンが趣味

♀ 八神 唯果(やがみ ゆか)享年28歳 雪羽の母 7年前テロにあって命を落とした
特技のピアノを、雪羽に教えていた

♀ 林宮 真美(はやしみや まみ)25歳 唯果の妹で、社会法人(?)「流星」の会長
流星に所属しているひとたちにとってお姉さん的存在 実は亮のことが・・・

などなど・・・長くなってすみませんでした。

 


        上げ

ニコル・フレア

2011/2/18 18:8:48 [751]

masukatt、ありがとう(@^▽^@) 

masukatt

2011/2/17 18:54:43 [419]

あげ!
おもしろいよ^^頑張って!! 

ニコル・フレア

2011/2/16 22:35:13 [590]

あげます↑ 

ニコル・フレア

2011/2/16 22:34:17 [315]

久しぶりに投稿します!
7.能力検査
雪羽と志音はロビーに戻った
「・・・・あれ?父さんと真美さんがいない。どこに行っちゃったんだろう?
まさか、僕をほっといて2人でデートとか・・・」
「ウソ!?雪羽のパパと真美さんって付き合ってるの? キャア〜〜!!今時の大人ってなんて大胆なの!!」
志音、あなたはムダに声がデカイです・・・・
「あ〜ら、大胆で悪かったわね」
少しヒガミっぽいセリフがした。志音が咄嗟に後ろを見ると・・・・
「えっ?!真美さん!?い、何時からそこにいたんですか?ヒドイですっ!
盗み聞きだなんて・・・・」
「今きたところよ。それと、盗み聞きだなんて人聞きの悪いこと言わないでちょうだい。それに私が亮くんとは付き合っているわけないでしょう?もう・・・・今から大事な検査があるんだから、貴女はもうさがって。」
「検査?・・・・ああ!あの検査ね。あたしもここ入るときにやったっけ。それならあたしも行くわ!何だか面白そうだし」
「あのねぇ、お遊びじゃないんだから。雪羽くん緊張しちゃうじゃない」
何も聞かされていない雪羽は、突然何だか分からないが、検査すると言われて少しとまどっていたが・・・・
「あの、真美さん。何だかよく分かりませんが、志音も一緒に連れて行ってあげてはもらえませんか?僕なら大丈夫ですから・・・・」
「さっすが雪羽!そうこなくっちゃ♪そうと決まったら、ちゃっちゃと検査室に
れっつご〜よ!」
「はぁ・・・・しょうがないわねぇ・・・・」
こうして、真美の許可を得て、志音は雪羽の検査に付き合うことを許された。


このあと、もし志音が一緒にいなかったらとんでもないことになっていただろう。
おそらく、真美たちの命にかかわるくらいの大事に・・・・・


※一部、キャラプロフィール変更
唯果が死んだのは7年前ではなく、5年前です。
                 ご了承くださいm( _ _ )m
                     ニコル・フレアより 

ニコル・フレア

2011/1/19 18:53:40 [619]

6.偽りの幻想即興曲
音楽室に入った やはりムダにデカい・・・
ムダに音楽室には美しく黒光りするグランドピアノが置かれていた
「ねぇ、志音 あのピアノ弾いていいかな?」
「いいよ、たぶん・・・叱られてもあたしは責任取らないよ」
まぁ、バレなければいいか ということで、雪羽はピアノのまえに座った
「・・・今度こそは大丈夫かな?」
何故か分からないが、雪羽は緊張しているみたいだ
深く深呼吸して・・・・二つの黒鍵を弾いた
右手も左手も激しく動く『幻想即興曲』が始まった が、何故か雪羽の顔はとても辛そうだった・・・
「・・・やっぱダメだ」
急にピアノを弾くのをやめてしまった
「どうしたの?トイレにでも行きたくなったの?」
「違うっ!デリカシーの無いこと言わないでよ、バカ・・・あのね、この曲は僕の母さんが大事にしてた曲なんだ 僕は母さんにピアノを教わってたんだけどね、この曲はどうしても僕には完璧には弾けない・・・」
「弾く人が違うから、お母さんとは違って当然なんじゃないの?」
「そうじゃない、母さんが弾いてたのはこんな残酷なのじゃない・・・」
そうつぶやいて雪羽は黙り込んでしまった 今にも泣き出しそうだった
そんな雪羽を、志音は彼の身長に合わせてしゃがんで雪羽の頭を撫でた
ネコ耳が少しジャマだが、仕方がない
「大丈夫よ たとえ残酷でも雪羽が変われば曲だって変わるわ 何だってそうよ 完璧なんて誰も出来ないわ」
「うん、そうだね・・・」
ほんの少しだが、雪羽は元気になった どんなに辛いことがあってもすぐに立ち上がれるのが彼のいいところである
「さ、戻りましょう」
幻想即興曲は今回は失敗に終わった・・・雪羽と志音はもといた場所にもどっていった
弾けなかったことは辛かった でも彼にはもっと辛い現実が待ち受けている・・・ 

ニコル・フレア

2011/1/15 15:6:40 [718]

5.音楽室へ・・・
亮は口を雪羽の耳元に近付けた そして・・・
ふ〜〜〜
「ひゃぁあ〜〜!?」
亮の強烈なお耳ふ〜で、雪羽は気がついた
「ん?!そういえば、ここはだれ?僕はどこ?」
「オイオイ雪羽・・・ここは流星だぞ?まったく それはともかく・・・雪羽、この人が
林宮真美さん、流星の会長さんだ」
「はじめまして、雪羽くん よろしくね」
「あ、はい よろしくお願いします」
緊張しつつ、雪羽はちゃんと真美にあいさつをした
「へぇ〜、この子が雪羽か・・・ん?じゃあこの帽子の下は・・・」
「へ?あ、ちょっと・・・!!」
嫌がる雪羽にはお構いなしに、志音は雪羽のかぶっている帽子をとりあげた
ぴょこんと、ネコ耳が出てきた
「ホントにウワサどうりだ〜♪やっぱかわいい〜」
「志音ちゃん、そこまでにしておきなさい それと、雪羽くんに施設を案内してあげて」
「もっちろんよ ほら雪羽、行くよ!」
「え?ちょっと・・・!!」
志音は強引に雪羽をひっぱっていった
「おもしろいなぁ、あの志音って娘・・・」
「そうね、あの娘にはいつも元気づけられてるから・・・ それよりも、いいの?ホントに雪羽くんをここに入れて」
「ああ、いいんだ 雪羽が望んだことだから・・・」
真美と亮はしばらく話していた だが、しばらくすると・・・
「さて、準備をしないとね」
「準備?何かやるのかい?」
「そうよ、雪羽くんがどれくらいのチカラをもっているのか調べなきゃ」
そういって真美は亮を連れて、準備に取り掛かった
そのころ志音と雪羽はというと、とにかく広い施設内を走り回っていた
最も、志音が雪羽をひっぱっているだけなのだが・・・
「ぜぇぜぇ・・・ちょっと、休ませてよ・・・」
「ほらほらがんばれ!次の音楽室で最後だから」
何をエネルギーにすれば、そこまで元気でいられるんだよっ!
雪羽はそう思いつつ、音楽室のドアを開けて入っていった 

ニコル・フレア

2011/1/15 14:21:5 [230]

4.乙女の腕力
「あ〜ぁ、ヒマね〜 何かおもしろいことないかな〜」
何か中学生くらいの女の子が近くで歩いてる・・・
「まっ、ここらへん歩いててもしょうがないか か〜えろ♪」
そういって方向転換したそのとき、雪羽と女の子の目が合った
「あっ・・・」
女の子が雪羽に気がついた
な、何か女の子が近づいてくるっ・・・
雪羽の目のまえで女の子は立ち止まった 雪羽とはいうと、いきなりの出来事で怖がっていた
「あ、ああの・・・何でしょうか?」
「か、」
「か?」
「かわいい〜〜〜♪」
「・・・へ?あ、わわわ!?」
急に中学生くらいの少女は雪羽に抱きついてきた しかも、ものすごい勢いで・・・
「なんでなんで!?何でこんなにかわいい子がここにいるの〜♪」
「ちょ、く、苦しい・・・苦しいってば・・・!」
だがそんなことはお構いなしに、少女は雪羽を締めつける
「もう、・・・ダメ・・・」
少女の強すぎる腕力によって、雪羽は倒れてしまった
「え?あ、ちょっときみ大丈夫?」
大丈夫なわけないだろアホ そう言いたくなってしまうのだが、僕は筆者なので黙っているのである・・・
「雪羽、おまたせ ごめんね 遅くなって この人が・・・」
亮は受付を済ませて、1人の女性を連れてきた が、亮は雪羽を見て唖然としてしまった
見知らぬ少女が気絶した自分の息子を抱きかかえている・・・
「・・・あの、きみは?」
少女、亮は問いかける そのとき
「ちょっと志音ちゃん、何やってるのっ!」
亮のうしろにいた女性が志音と呼ばれた少女に話しかけた
[真美さん!この子かわいいから、ぎゅ〜〜っとしてたらこんなことになっちゃって・・・
どうしよ〜」
おばさんみたいなこと言うなよ、オイ!
「ま、まあ、ちょっとかして」
ぐったりした雪羽を、志音は亮にわたした 何だかニヤニヤしてる・・・
「こういうときは・・・」 

ニコル・フレア

2011/1/15 14:19:12 [803]

3.志音との出会い
約束の土曜日、昼食を食べた後「流星」に行くための準備をしていた。
「おーい、雪羽 まだかい?」
「ごめん、ちょっとまってて もうちょっとだから・・・」
全身がうつる鏡のまえで、雪羽が着替えてる ずいぶんとマニアックな格好をしている
白のワイシャツ、こげ茶色の半ズボン、サスペンダーを肩からかけて最後に襟に赤いリボンをつけて完成
「よし、これでOKっと・・・」
「おいおい雪羽、ただのお出かけじゃないんだから」
「わわ!?父さん、いつの間に・・・」
「ほら、いくぞ あんまり近くじゃないんだから」
仕度が終わった雪羽は、荷物をつめた大きめのカバンを背負って亮の車に乗った
「ひさしぶりだね、2人でお出かけするなんて・・・」
「そうだなぁ、ホントに何年ぶりだろうな・・・ 雪羽、たまには外の空気を吸わないと、体に毒だぞ」
「うん、大丈夫だよ そういえばさぁ、『流星』の会長って父さんの知り合いなんだよね?
どんな関係なの?もしや新しい彼女とか・・・」
「なっ!?そ、そんなわけないだろ・・・実はな、会長さんは唯果の・・・おまえの母さんの妹なんだ」
「ふーん、妹・・・って、ええ!?」
ウソ!?、母さんに妹なんていたんだ・・・初耳 ってことはその人は僕にとっておばさんってことだよね いったい何歳(いくつ)なんだろ・・・?
そんなことを考えながらいると、40分くらいで目的地に着いた
「さぁ、ついたぞ」
車から降りると、まず一番最初に雪羽がしゃべったことばは・・・
「で、デカイ・・・」
だった 目の前にとてつもなくデカイ施設が建ってる・・・
「ほらっ、ボケっとしてないでいくぞ」
入り口をあけると、ロビーが広がっていた 利用者と思われる人が何人もいた
「ちょっとまってろよ」
亮はカウンターまで受付をしにいった
「はぁ、それにしてもひろいなぁ、ここ まあ狭いよりはいいけど・・・」
とりあえず、近くのソファーに座っていた あ、ちなみに今雪羽は帽子をかぶって耳をかくしているので、周りの人の目はほとんど気にしていない
「とにかく、普通の生活が出来るようにがんばらなきゃ」
雪羽はそうおもっていた そのとき・・・ 

まのっぴ

2011/1/11 21:35:59 [342]

雪羽頑張れ。 

ニコル・フレア

2011/1/10 21:43:40 [575]

2.新しい居場所
次の日の朝7時半、雪羽がベッドから起き上がり、キッチンへと向かった
そこには朝食をつくる亮がいた
「おはよう、昨晩はよく眠れたかい?」
「おはよう・・・うん、よくねむれたよ」
「そっか、じゃあそこにすわっていなさい もうすぐ朝ごはんができるから」
亮に言われて雪羽はダイニングテーブルのいすに座ってまっていた しばらくすると、
目玉焼きとトーストが運ばれてきた
「いただきます」
アツアツの朝食を2人で食べていると、亮が話しかけてきた
「なぁ、雪羽 ちょっと大事なはなしがあるんだが・・・」
「何、どんな話?」
「雪羽、おまえ施設にいって訓練をしてみないか?」
・・・・は? どんな施設?と思う それにその施設に入ってどんな訓練を受けるのかよくわからない
「父さんの知り合いが『流星』っていう施設をやっていて、そこは自分の能力をコントロールするための訓練を行っているんだ・・・・本当は普通の暮らしをさせたかったんだが、おまえがそんなに自分の力を怖がっているのなら、やっぱり行ったほうがいいかなって思って・・・・」
自分の力をコントロールするために・・・・
今までどれだけ自分のちからにおびえたものだろう それをコントロールできるようになるというのならば・・・・
「父さん、僕をその施設へ連れて行ってよ。」
「行ってくれるのか?でも、その施設は泊り込みだからしばらくおまえとあえないが・・・」
「だいじょうぶだよ、僕もう12だよ 夜泣きなんてしたりしないから平気だって!」
「そうか、それならいいが・・・」
亮は意外な答えに少しびっくりしていたが、しばらくするといつもの優しい顔に戻った
「今度の土曜日でいいか?」
「うん、約束だよ」
『流星』か・・・どんなところだろう 雪羽はそう思っていた
今まで孤独感のせいで、学校にも行けなかった雪羽が変わろうとすることに、亮も心を弾ませていた
 

まのっぴ

2011/1/10 19:20:23 [465]

ニコル頑張れ。
私にはなんか難しい小説だけどね…。 

ニコル・フレア

2011/1/10 12:30:11 [222]

1.抑えられないチカラ
夜の11時、ベランダに1人佇む1人の少年がいた
満月の月光を浴びながら、ホロリホロリと涙をながしている
人間の耳がなく、頭にねこの耳をもっている
「もう、こんな体・・・いやだ・・・」
そうつぶやきながら、ベランダから体を乗り出す・・・そのとき、
「雪羽!?何してるんだ」
雪羽と呼ばれた少年のうしろに、彼の父が立っていた 名前は亮、遺伝子学者である
亮はおどろいて、雪羽の体を掴んだ
「父さんっ!離してよ・・・もう、これ以上生きていたくない 僕を死なせてよ・・・」
「雪羽っ!そんなこと言わないでくれ・・・それに今死んで、あの世へいったって母さんは・・・おまえの母さんは絶対に喜ばないぞ」
「そんなことわかってる・・・でも・・・もう嫌なんだ 僕のこの力が、この体が・・・」
「雪羽・・・」
亮は泣きながら震える雪羽を抱きしめた
「ごめんな、おまえをこんな体ににてしまって・・・」
「ううん、僕こそ 父さんだってつらいのに・・・僕だけこんな勝手なことして・・・」
亮はそっと雪羽を離し、つぶやいた
「さぁ、今日はもう遅いからベッドにお入り」
「うん・・・」
雪羽はベッドの中に入り、疲れていたのかすぐに眠ってしまった
亮はベランダの窓を閉め、カーテンも閉めて自分の部屋にもどった
「・・・本当はあまりしたくないのだが、今回ばかりはしかたがないかもしれないな・・・」
棚の上にかざってある写真を手にとり、そうつぶやいた
「唯果・・・」
写真をとったときは、雪羽がまだ7歳だった・・・雪羽の後ろには父の亮と、亮の妻であり、雪羽の母である「唯果」がたっていた
この写真は、彼女にとって一番の思い出でもあり、最後の写真でもあった
 

 
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