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ホームレス⇒お姫様♪

める☆ No.1110|2010/7/31 12:52:55

ゴミ同然の扱いを受けていたアタシが、
童話に出てくるみたいなお姫様になった。―――――――これは、そんな話。
こんにちは、クリックありがとうございます((ヾ(。・ω・)ノ☆゚+.
更新は遅いと思いますが、カメさんペースで小説を書かせていただきます(笑)

でゎ、お楽しみください☆

 


        上げ

琥雨

2010/12/4 11:9:41 [824]

わ======すごいすごいw 

まほちゅー!

2010/10/11 9:18:44 [895]

応援age♪ 

まほちゅー!

2010/9/26 10:42:24 [841]

める☆さんおもしろかったです!
続きが気になるっ♪ 

める☆

2010/8/1 13:0:49 [460]

アタシはしばらく、どうしていいか分からずに・・・・・・
門の前で突っ立っていた。
どうすればいいんだろう。
いきなりリノアに電話するのも、なんかアレだし。
てか、そもそも携帯電話の使い方知らねーし。
「・・・・・・貴方が宮原乃亜さんかしら?」
「!!・・・・・・は、はい!!」
いきなり声をかけられた。
後ろにいたのは、眼鏡をかけたこれまた美人さん。
この人が、さくねさんとやら?
「初めまして、リノアの姉の香坂朔音と申します。」
「あ、宮原乃亜です。よろしくお願いします;」
うわ〜この喋り方の時点で金持ちって感じ。
緊張するんだけど!!
 

める☆

2010/8/1 12:58:13 [137]

☆ようなし様
こんにちは(●′∀`)σ)Д`○)★ΗЁ££0☆
サイコーですか^^ありがとうございます*:・(*-ω人)・:*ガト 
もうちょっとしたら書きますね^^ 

ようなし

2010/8/1 11:57:23 [573]

うほ〜(*´∨`)/
もう、サイコーです(笑)
次も楽しみだぁ!! 

める☆

2010/7/31 18:3:2 [719]

数十分後―――――――
アタシは香坂邸に着いた。ものの・・・・・・・
「これ・・・・・・・本当に家?」
こんなデカイ家見たことない。
どっかのホテルくらいの大きさじゃない?
てか、城レベル?笑 王様とか住んでそう
リノアは普段、こんなデカイ家で暮らしてるのか・・・・・・
「あ、もぅこんな時間。私、そろそろ行かなくちゃ。」「え、アタシどーすればいいの!?リノアの家族の事、全く知らないし・・・・・・・」
すると、リノアがニヤリと笑い、アタシに”ある物”を差し出した。
「何、これ・・・・・・?」
「・・・・・・え、アンタ。ケータイ知らないの?」
「・・・・・・え!!これが噂の携帯電話とやら!?」
これが携帯電話!?
軽い!デザイン可愛い!!すげー!ハイテク機器!?笑
携帯電話に興奮するアタシを、リノアは呆れるような目で見てる;;
「分からないことがあったら、私に電話して?」
「え、でもアタシ・・・・・・使い方分からない。」
「・・・・・・・じゃぁ、朔音姉さんに聞いて。」
え?さくね姉さん?誰、それ。
「私とアンタが入れ替わったのを、唯一知ってる人よ!香坂家長女!!」
はぁ、詳しく教えてくれてありがとうございます;;
「じゃぁ、私行くから。御機嫌よう。」
「ご、ごきげんよー;;」
いきなり波乱の幕開けになりそうです・・・・・・
 

める☆

2010/7/31 17:59:13 [482]

それから二時間後――――――
リノアが車に乗ってやってきた。
「乃亜、どうするか決まったかしら?」
「リノア・・・・・・アタシ、決めたよ。アタシ、アンタの替え玉になってやんよ♪」
なんだかすっきりした気分。
皆との絆が深まったせいかなっ☆((殴
そう、じゃぁ車に乗って。」
「・・・・・・ぅん。」
「てゆーか、アンタの仲間が私を敵視してる気がするんだけれど。」
「え・・・・・・・」
そういわれてみれば、皆やけにリノアのことを怖い目で見てるよーな。
「本当に乃亜ちゃんのこと、無理矢理連れてくんじゃねーだろーな?」
「皆っ!!違うから。自分で決めた事だから!さっきの演技だから!」
「演技?」
あ、やば。リノアにバレたらやばい;;
「なんでもないよっ;;あはは!!」
「・・・・・・・?まぁいいわ。行きましょう。」
「うん。」
3ヶ月・・・・・・何が起きるか分からない。
でも、なんかワクワクするなぁ。
うん、頑張ろう。
「乃亜ちゃーんっ、たまには会いに来いよ!!」
「あははっ、たった3ヶ月間だよ?いなくなるわけじゃないんだからww待ってて!!」
「おう!!達者でな!!」
皆と離れるのは、ちょっと寂しいけど・・・・・ね。
アタシは、3ヶ月間”香坂リノア”になる。
車の中、めっちゃ広い。
めっちゃ冷房効いてて気持ちいい。
すげーすげー☆
「・・・・・・・羨ましいわね。」
窓を向いたままだったリノアが急に話し出した。
「何が?」
「あーゆー仲間がいて。私、こーゆー家柄じゃない?だから、友達も選ぶっていうか・・・・・・あの人とは付き合ったらダメ。この人とは付き合ったらダメ。とか言われてさ・・・・・・乃亜が羨ましいわ」
「・・・・・・そうなんだ。」
「心を許せる相手があまりいないの。」
今まで、ってゆーかまだあんまりリノアのことは知らないけど。
リノアはなんかこう・・・・・・女王様系な感じだと思ってた。
友達(てか召使い?笑)が多そうな気がしたし。
だから、なんだかリノアが小さく寂しそうに見えた。

 

める☆

2010/7/31 17:54:28 [568]

「お前らは忘れたのか?乃亜ちゃんの腕に、小さな星型の痣があるのを。」
「・・・・・・・・!!」
そう、アタシの腕には小さい時から星型の痣がある。
源さん、それに気づいてたんだ・・・・・・・
「じゃ、じゃぁ・・・・・・本当に乃亜ちゃん・・・・・・?」
山さんの手が、襟から力なく離れた。
「げ、源さん・・・・・・どーして・・・・・?」
「まぁ、あくまで俺の想像だけど・・・・・・きっと、さっきの美人さんに”替え玉をやってくれたら俺らの世話をする”みてぇなこと、言われたんじゃねーのか。」
アタシの目からは、どんどん涙が出てきた。
乃亜ちゃんのことだ、悪者になってまで・・・・・・俺らのこと庇おうとしたんだろ。」
「・・・・・・は、ははっ。源さんには、なんでも・・・・・・お見通しなんだねっ・・・・・・」
「当たり前だろ?俺は乃亜ちゃんの保護者なんだからよ。」
暖かくて大きな源さんの手・・・・・・
まるで、源さんの心そのものを表してるみたい。
「源、さんっ・・・・・・アタシ、リノアの頼み・・・・・・聞いてもいいかな?」
「乃亜ちゃんの思った通りにすればいいさ。」
「・・・・・・乃亜ちゃん、ごめんな。俺ら気づかなくて。」
「乃亜ちゃんの好きにしなよ!何を選んでも、俺らは応援するから!!」
「皆・・・・・・ありがと・・・・・・」
アタシ、皆に出会えてよかったと心から思う。
なんだかんだで、アタシ・・・・・・
皆に支えられて生きてきたんだね?
今日、それが痛いほど分かったよ。
 

める☆

2010/7/31 17:49:51 [933]

☆ガチャピン様
初めまして^^そうですか!?
読んでくださりありがとうございます☆
これからも頑張りますね(*○’艸`)⌒*♪  

ガチャピン

2010/7/31 17:24:43 [133]

すっごく面白いです〜!!
これからも頑張ってくださいね★ 

める☆

2010/7/31 16:53:39 [556]

☆ようなし様

はじめましてー^^ありがとうございます((ヾ(。・ω・)ノ☆゚+.ァリガトゥ

連載しましたよーーー^^ 

める☆

2010/7/31 16:52:39 [811]

「乃亜は可哀相ねぇ。仮にも女の子なのに、こんな汚い所にずっと暮らすなんて・・・・・・・」
「テメェ!俺らを馬鹿にするのも、いい加減にしろよ。」
一番気性の激しい山さんが、アタシの襟を掴んだ。
その目には、悲しさと怒りが混ざってる。
ごめんね、そんな表情にさせたのはアタシだね・・・・・・
「離してちょうだい、汚れるわ。」
「乃亜ちゃんが、俺らのこと・・・・・・そんな簡単に裏切るわけねーだろ・・・・・・・」
山さんが拳を振り上げて、アタシは目を瞑った。
その瞬間――――――――
「・・・・・・山さん、やめろ!!!」
[・・・・・・・げ、源さん・・・・・?」
源さんが山さんの腕を掴んで止めている。
なんで?なんでそんなことするのさ・・・・・・・
源さんだって、きっと怒ってるはず。
アタシのこと、怨んでるはず。
なのに、なんで庇ってくれるの?
せっかく演技したのに、泣いちゃうじゃん・・・・・・
アタシはぐっと涙をこらえ、源さんを見つめた。
「なぜ止めるの?さっさと殴ればいいじゃない。」
「・・・・・・・乃亜ちゃん、もうやめろよ。そんな演技。」
「・・・・・・・え?」
源さん、なんで演技だって分かったの・・・・・?
「源さん、何言ってんだよ。なんで乃亜ちゃんが演技なんか・・・・・・」
 

ようなし

2010/7/31 16:1:25 [139]

はじめまして><
最初から、読ませていただきました^^
続き・・・早く読みたいです(・∪・)
頑張って下さい!! 

める☆

2010/7/31 14:9:41 [412]

「はっ、バカじゃねーの?乃亜ちゃんがそんなのオッケーするわけねーだろ。」
「・・・・・・ふふっ、乃亜は快く引き受けてくれたわ。」
「え・・・・・・・?」
「そんな・・・・・・」
よし、皆騙されて!!
アタシなんか大嫌いだと思って。
そしたらアタシ、なんの後悔もなくリノアの所に行くことができるから・・・・・・
「乃亜ねぇ、こんな生活嫌だったみたいよ。食べ物もろくにないし、風呂にも入れないし?私に散々愚痴ってたわ。」
嫌じゃないよ、アタシは皆といるのが大好きだったよ。
ホントは離れたくないよ。
リノアの願いなんて聞きたくない。
でも、皆が楽になるんなら・・・・・・・
アタシは悪者にでもなるよ。
 

める☆

2010/7/31 14:8:0 [216]

アタシはリノアに選んでもらった服を着て・・・・・・・
源さん達がいる場所に戻った。
「源さーんっ!!」
皆、アタシの顔を見るなり顔を歪めた。
「なんだ?アンタ、確かリノアだか言ったよなぁ?乃亜ちゃんどこにいるんだよ。」
アタシ、源さん達も気づかないくらいリノアにそっくりなんだ。
「アタシだよ〜源さん。乃亜だよ!!」
「・・・・・・・乃亜ちゃん?」
「はぁ!?乃亜ちゃんなわけねーだろ。源さん、騙されんなよ!」
ガーン!!酷いよ、龍さん・・・・・・・・
皆に気づいてもらえないなんて、ショック(泣
早く皆にどうすればいいか聞かなきゃいけないのに。
ただでさえ言いにくいことなのに。
このままじゃ全く聞いてもらえないよー!!
・・・・・・・・あ。
じゃぁ、それを逆手にとって・・・・・・・
「ふふっ、さすがね。野生の勘が他の人より鋭いのかしら、貴方達は。」
リノアのふりをすればいーんだ。
そしたらどんどん言えるしね!!
アタシ、昔から演技は大得意なんだ♪
「実は乃亜、アタシにそっくりなの。だからしばらく、替え玉になってもらおうと思って。」
「なんだと?なんで乃亜ちゃんをそんなことに使わねーといけねぇんだよ!」
「こっちにも色々事情があるのよ。黙って聞いてちょうだい?」
リノアの喋り方は、もう全部覚えたから楽勝。
皆、うまいことアタシに騙されて・・・・・・!!
 

める☆

2010/7/31 14:1:28 [329]

「実は私、心に決めた彼がいるの。」
え、なんか急に語りが始まったけど;;
「でも、その彼は香坂グループの下の下の家柄。・・・・・・お父様に、彼と会うことを禁止されてしまったの。」
なんかドラマみたい。ロミジュリ?
「でも、一週間後に彼の誕生日で・・・・・・私、どうしても彼を祝ってあげたくて。3ヶ月間の世界一周旅行を計画したの。」
3ヶ月の世界一周旅行!?
金持ちはやることが違うなぁ・・・・・・・
「でも、それがバレたら彼の経営する会社は潰されてしまう。そこで乃亜、アンタを見つけたのよ。」
「ふーん、つまり・・・・・・その3ヶ月間、リノアのふりをしてればいーわけね。」
「そういうこと♪」
「でも、もしバレたら?」
そう聞くと、リノアの顔が急に怖くなった。
「そう、それが問題なのよ。もしバレたら、彼の家が潰れるどころか私も勘当される恐れがあるし・・・・・・・もしかしたら、アンタも消されるかも。」
えぇっ!?なんか、金持ちの裏事情を知っちゃった気分。
怖いし・・・・・・・
「お願い、乃亜。アンタが私のふりをする3ヶ月間・・・・・・アンタのホームレス仲間のサポートをするわ。」
「え・・・・・・サポート?」
「食べ物も、風呂も、寝る場所も。全て私が責任をもってサポートするから。」
源さん達・・・・・・たしかに少し心配かも。
誰かに何かあったらどうしよう・・・・・・・
「少し、考えさせてくんない?」
「いいわよ。そうね・・・・・・できれば今日の7時までに決めてくれない?また、アンタを迎えに行くから。」
7時までってゆーと・・・・・・・
あと2時間ちょっとくらいかぁ。
それまでに決められるかな。
「・・・・・・分かった。」
これで、私の運命が決まるわけか・・・・・・
でも、3ヶ月お金持ちでお姫様になれるんか・・・・・・・・
あたしどうしよ? 

める☆

2010/7/31 13:57:21 [789]

「香坂グループ!??」
「え、今更気づいたの?」
リノアに聞くと、表情を一切変えないで、冷静に返された。
確かに、金持ちっぽいし。美人だし。←美人関係なくね?
「なんで言ってくれなかったんだよ!!」
「だって知ってると思ってたもの。」
「アタシみたいなのが知ってるわけねーだろ・・・・・・・」ん?
なんか皆が、アタシを見てる気がするのは気のせい?
タオル巻いたまま来るの、やっぱり失敗?
服着てくるべきだったかなぁ?←オイ。
「り、り、リノア様が・・・・・・二人?」
リノアが二人?
もぅ一人のリノアなんて、どこにも見当たらねーけど。
「乃亜、鏡見てみれば?」
「鏡ぃ?」
ボディガードのおっさんが素早く鏡を差し出した。
「なんで鏡なんて見ないといけないんだよ・・・・・・」
アタシはぶつぶつ言いながら鏡を覗き込むと、
そこに映っていたのは―――――――
「り、リノア・・・・・・?」
映ってたのは、紛れもなくリノアの顔。
でも、鏡見てるのはアタシだよね?
「あ、アタシの顔・・・・・?」
「そうよ、アンタの顔だよ。それ。」
「”それ”って・・・・・・・;;」
アタシの顔って、リノアに超そっくりぢゃん!!
てか、同一人物??
そっか、アタシ顔いっつも泥とかで汚れてるし。
そもそも、鏡見る機会なんてないから・・・・・・・
この顔に気づかなかったんだ。
アタシ、超美人じゃん!!すごっ!!←
「ねぇ、乃亜。アンタに一つ頼みたいことがあるの。」
「え?何?」
「明日から3ヶ月間・・・・・・私の替え玉になってほしいの。」
「・・・・・・・替え玉!??」
あ、アタシが。
香坂リノアの替え玉に!?
 

める☆

2010/7/31 13:6:17 [813]

「なんだよー!!離せよ、アタシをどーするつもりだよ!?」
ただのホームレスのアタシをどうするつもりなわけ!?
やだーやだー!
殺されるー!笑
すると、車が急にどっかの店に停まった。
オシャレな格好をした女の子達がいっぱいいる。
流行の店なのか?
えーと、なんて読むんだ?あの看板。
「うー・・・・んと、ぺあちめらまいど?」
「・・・・・・アンタ、中学行った?」
残念ながら行っておりません、はい。
知ってる英語っていったら・・・・・・
「はろー。」「はぅあーゆー?」「あいむふぁいんせんきぅ。」
くらいかな?全然発音分からないけど笑
「この店は、Peach×Mermaid。ピーチマーメイドよ?通称ピチマ。」
すごいなぁ、最近の女子はこんなオシャレなものを買ってるのか。←オッサンか。。
「さぁ、入るわよ。私が特別にコーディネートしてあげる。」
「え、あ、え?」
アタシは一体、どうなってしまうんだろー?
店に入ると、予想通り。
アタシは店員&客、全員から視線を集めた。
いかにもお金持ちって感じの美人と、
汚れに汚れたホームレスが一緒に入ってきたら・・・・・・
そりゃ誰でもびっくりするよ;;
「あ、まずシャワーを浴びないとね。この店に確かシャワールームがあったわね。店長、シャワールームを貸して!」
「は、はぁ・・・・・・どうぞ。」
店長さんと思われる人が、困ったように笑いながら頷いた。
ごめんなさい、店長さん・・・・・・
「さぁ、アンタがシャワー浴びてる間に服選んでるから!さっさと行ってきなさいよ。」
無理矢理シャワールームとやらに押し込まれて、アタシは訳も分からないまま、シャワーを浴びることになった。
あの美人さん、リノアだっけ??
一体アタシに何をする気なんだろー・・・・・・
てゆーか香坂ってどっかで聞いたことあるよーな。
確か、昨日新聞見てた源さんが。
”ふーん、香坂グループが影丘貿易会社を買い取りかぁ。”
・・・・・・・え。
香坂リノアってまさか・・・・・・・・
 

める☆

2010/7/31 13:0:19 [593]

車から黒いスーツを着た怖そうなオッサンが出てきて、後ろの席のドアを開けた。
あの人、ボディーガードなのかな??ドアが開くと――――――
純白のワンピースを着た、超美人が車から降りた。
源さん達も、弁当食うのを忘れて見惚れている。
そりゃそーだ、女のアタシですら見惚れたもん。
「てか源さん!弁当食っちまおーぜ!」「ん?あ、あぁそうだな。」
どーせあの人、アタシとは住んでる世界が違うんだろーな。
ちっくしょー。神様は不平等だ。
「そこの弁当食べてるアンタ。ちょっといい?」
「・・・・・・へ?私?」
”誰だよ?”と思って見上げると・・・・・・
そこには、さっきのお嬢様が。。
「え?え?一体何?」
「アンタ、名前はなんてゆーの?」
慌てるアタシをよそに、お嬢様は冷静に笑顔を保ち続けてる。
「アタシ・・・・・・宮原乃亜・・・・・・」
「ふぅん、名前も似てるのね?私は、香坂リノア。」
こ、こうさかりのあ?外国人ですか?
変わった名前だなぁ・・・・・・
まぁ、美人さんにはぴったりだけど。。
「ちょっと乃亜のこと、借りるわよ。それでは皆さん、御機嫌よう?」
「え、ちょっ・・・・・ぅわぁ!?」
アタシはボディーガードのおっさんに、軽々と担がれた。
抵抗してみるも、やはり力の差はありありで。
アタシはあっけなく車に乗せられてしまった 

める☆

2010/7/31 12:56:38 [939]

街を歩く人々は、皆アタシらと違って・・・・・
風呂にも入ってるし、綺麗で流行の格好をしている。
アタシも、オシャレをしたくないって言ったら嘘になるけど。
ブランドの服なんて、夢の夢のそのまた夢だもんなぁ。
「ん?乃亜ちゃん、箸が進んでねーけど。具合でも悪いか?」「・・・・・あ、別に。考え事してただけww」
それから、黙々と飯を食ってると・・・・・・
アタシらの近くに、黒い高級そうな車が停まった。
「うわ、すげー車だな。」
「さすが金持ちは違うねぇ。」
すっげー!あんな車、普通に暮らしてた時でも見たことない。
どんな人が乗ってるんだろー。。
 

める☆

2010/7/31 12:55:20 [620]

アタシは宮原乃亜、17才。
高校には行ってない。だって―――――
アタシ、ホームレスだから。
10年前までは、ちゃんと家もあって普通に暮らしてた。
でも、ある日。元々人が良かった父さんは、借金の保証人になってしまい・・・・・・・・
逃げるために、家族はバラバラになってしまった。
まぁ、もう慣れたけどね♪
「乃亜ちゃーん、弁当仕入れたから一緒に食おうぜ。」
「んおお、源さん。ごちになりやーす。」
この人は源さん、ホームレスのリーダー的存在。
行く場所もなく、彷徨っていたアタシを拾って?くれたのも源さんだった。
今ではもう、お父さんみたい笑
 

 
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