| 2010/7/29 10:7:51 [662]ですね〜。その子、いつも笑ってたんで怖くはなかったです。感想ありがとうございます。
 2010/7/29 9:29:38 [117]最後までみましたが怖い・・・って言うか感動的小説?
 でもかなりおもしろかったです!
 隣でと言うだけあって
 最後隣にあのこはいない
 と、うまい具合だったので
 ちょっと勉強になりました!
 お疲れ様でした!
 2010/7/28 17:55:29 [462][お知らせ]私は皆さんがこの物語を読んで、どのように思ったか、感想をぜひお聞きしたいので、完了は「1ヵ月後」にさせていただきます。
 
 2010/7/28 17:53:14 [467][あとがき]最後の最後まで、スペースミスが入っていますね・・・。
 まあ、無事終了してよかったです。
 皆さんは、「霊を信じる」、「霊は信じない」・・・色々考えを持っていると思いますが、もし、仮に「霊はいない」と言うのなら、「あの子」は何者でしょうか。逆に、「霊はいる」としたら、「あの子」は何を伝えたかったのでしょうか。少し考えさせられる話でした。
 その後、みなもあーちゃんも、「あの子」のことは全く話さなくなりました。・・・というよりは、忘れてしまったのでしょう。「あの子」との記憶を・・・。
 その後、登場人物がどのように過ごしているか、お書きします。
 ・イサ  この通り、元気に過ごしております。性格は、目立ちたがり屋になり、責任感 も持てるようになりました。
 ・あーちゃん  ちょっと恥ずかしがり屋になりましたが、昔と変わらず強がり。一人称 は「俺」。イサと同じクラスで、仲良くやっております。
 ・先生  私達の担任をした1年後、転任してしまいました。とても明るい先生なので、私達も明るく楽しく過ごすことが出来ました。
 ・ゆうちゃん  クラスは違ってしまいましたが、とても縁があります。ゆうちゃんは未だに怪我が多いです。
 ・みな  学習発表会が終わった後、転校してしまったので、くわしいことはわかりません。ただ、今も活発で元気に過ごしていることを願います。
 ここまで読んでくださってありがとうございました。
 2010/7/28 17:33:59 [101]第9話「お・・・俺、セリフ忘れたらどうしよう・・・」
 「・・・うちの親、来てるかなあ・・・」
 ステージの横で、皆落ち着きなく緊張していた。
 ブザーが鳴り、アナウンスが入る。
 「ープログラム3番、3学年・劇『ぞうれっしゃがやってきた』」
 男子生徒が、緊張した顔で言った。
 「ウオー!始まる始まるー!お前ら、緊張するなよー!」
 皆笑いながら、「あんたでしょー」と言う。緊張も無くなってきた。
 生徒達は、スポットライトを光を浴び、劇を演じた。
 
 ー先生が教室に入って来て、いきなり言った。
 先「みんな、すごくよかったわ!他の先生方も『すごい!』っておっしゃって、泣きなが  ら見ていましたよ〜!」
 皆は顔を見合わせて笑った。イサも、なんだか嬉しかった。
 先「さて、発表会も終わったし、明後日からは普通の授業ね〜」
 皆「うわー!!いやだー!!」
 先「ふふっ。まあ、とにかく、とても素晴らしい劇だった。お疲れ様!」
 その時、イサの隣で笑い声が聞こえた。ふと横を見る。
 イ「あ・・・。」
 イ(最後まで、見てくれてたんだね。)
 あの子は、また、にっこり笑った。あの時と同じ・・・。
 隣にいた「あの子」は、もう、いない。
 −END−
 2010/7/28 15:24:34 [510][息抜きタイム]8話では収まりませんでした〜ww
 9話ですね、9話。最後までみてくださると幸いです。
 
 2010/7/28 15:23:15 [429]第8話いよいよ、学習発表会が近付いてきた。
 本番は楽しみと緊張に包まれた。
 先「はい、もうすぐ本番です。今日はリハーサルを行います!」
 生徒達は並んで体育館へ向かう。
 リハーサルが始まった。
 イ(・・・よかった。あの霊、来てないじゃん)
 落ち着いて、劇を進めることが出来た。こうして、無事リハーサルは終わり、休み時間になった。
 あ「もう、あの霊来ないんじゃねーの?」
 み「そうだね〜、本番も来ないで欲しいよ!」
 イ「・・・本番は絶対成功させよう!」
 み「もちろん!なあ、あーちゃん」
 あ「別に・・・。成功したい訳じゃないけど、失敗はしたくない。」
 こうして、本番はいよいよ明日となった。
 ・・・どこかで見られている様な気がした。
 2010/7/28 15:12:41 [600]第7話イ(うるさいな〜・・・)
 イサは、教室の隅を、険しい目つきで睨む。
 イ(出て行ってよ・・・、授業の邪魔!)
 あの霊が、教室の隅でイサを見つめているのだ。
 イ(駄目だ・・・無視しよう・・・。)
 気がつくと霊は消えていた。休み時間になったので図書室へ行こうと思い、廊下に
 出た時だった。
 あの霊が、こちらを見ていた。廊下に一人立っていた。
 イ(教室から出て行っても、これじゃあ意味がない・・・。)
 イサは、呆れ顔で、周りに聞こえないように言った。
 イ「いい?あなたがここにいては迷惑なの。」
 そう言い残して、図書室へ向かった。椅子に座り、本を開こうとした時だった。
 (視線を感じる・・・。)
 ゆっくりと振り向いた。・・・いたよ、あの子・・・。
 イ「ついてこないで。邪魔。」
 そう言うと、あの霊はにっこり笑って、消えた。
 外から、雨が窓を叩いていた。
 2010/7/28 14:40:11 [310][息抜きタイム]6話訂正。
 「ひとつだけ」と「揺れている」の間にスペースが入りました。
 読みづらいですが、見てください^^
 ☆8話ぐらいが最終話だと思います。あと少しなので、楽しんでいってください。
 2010/7/28 14:37:1 [580]第6話み「予想的中、ってとこかな。」
 あ「やばいよな。劇、潰されたら・・・。」
 難しい顔をして、みなとあーちゃんが話している。
 イ「・・・ゆうちゃんのこと?」
 あ「そう。あの霊の仕業だよ、やっぱり・・・。」
 イ「これ以上、何かおこらなきゃいいけどね〜。」
 その時、みなが「あっ!」と叫んだ。そして、校庭を指差した。ブランコが、ひとつだけ
 揺れている。
 み「ブランコ、揺れてるだろ?あそこに・・・あいつがいた。」
 イ「あいつって・・・あの霊?」
 あ「風じゃないのか?」
 イ「でも、ひとつだけ揺れてるっておかしいよね・・・。」
 み「あの霊、ブランコ漕いで消えたよ・・・。」
 キイキイと鳴るブランコを、3人は呆然と見ていた。
 2010/7/28 14:28:23 [976]第5話先生が5〜6人、廊下を走っていく。
 それを、イサは不思議そうに見ていた。
 しばらくすると、先生達は職員室へ戻っていった。
 チャイムが鳴り、イサは急いで教室へ戻った。
 生「先生〜、ゆうちゃんは〜?」
 ゆうちゃんが、いない。授業が始まるのに。
 先「ゆうちゃん、怪我をしたので、病院に行きました。」
 怪我・・・?さっきの5〜6人の先生達は、ゆうちゃんを・・・?
 イ(ゆうちゃん、そんなにひどい怪我なの・・・?)
 不安でいっぱいのまま、一日が過ぎた。
 
 次の日、ゆうちゃんは右肩を包帯で巻いて、明るく言った。
 ゆ「右肩、骨折しちゃったよ〜。劇の一輪車、出来ないな〜。」
 イ「なんで骨折したの?」
 ゆ「いや〜、休み時間一輪車の練習してたら、急に眩暈がして・・・。
 倒れちゃった。気づいたら右肩がこうなってたよ〜。びっくり〜」
 イ(いや、全然気にしてないゆうちゃんにびっくりだっつーの!)
 ゆ「とにかく、ランドセル背負えないから、治るまで手提げなんだ〜。」
 その日からゆうちゃんは、漢字練習帳にひらがなをびっしり書いていた。
 2010/7/28 14:12:45 [479]こんにちは〜短編の予定が・・・まだ続きそうです^^実話ですよホント。
 読んでくださってありがとうございます!
 まあ、最後まで暖かい目で見てください・・・。
 2010/7/28 8:35:12 [816]面白いです!どれ位続くんですか?
 短編と書いてあったので
 残念ですが・・・
 2010/7/27 19:35:6 [438][息抜きタイム]登場人物・追記
 ・ゆうちゃん  イサの同級生。可愛らしく、皆から人気がある。
 ちなみに。
 4話ではあーちゃん・みなはゆうちゃんのことを「ゆうちゃん」と呼んでいますが、
 実際は呼び捨てです。
 2010/7/27 19:30:44 [639]第4話セリフや歌は皆すぐに覚え、体育館での練習が始まった。
 皆はステージの下に並べた雛壇に上がり、先生はその前でしゃがんでいた。
 イサの出番も終わり、安心していた時だった。急に耳鳴りがした。
 イ(何だろう・・・。眩暈がする・・・。)
 その時、ふと先生の隣に目が移った。暗くてよく見えないが、誰かいる・・・。
 照明が明るくなった。しかし、見えづらい。
 イ(・・・女の子?・・・あの子、透けてる・・・)
 赤い防空頭巾をかぶり、青いスカートだった。半透明で、膝下が無い。
 イ(あれって・・・もしかして・・・)
 その時、チャイムが鳴った。
 先「はい!じゃあ今日の練習は終わり!日直、挨拶!」
 挨拶が終わり、女の子を見た。女の子は、ゆうちゃんを見ていた。
 霊感の強いあーちゃんに話そうと思った。あーちゃんはみなと話していた。
 イ「あのさ、取り込み中すまないんだけど・・・。」
 あ「お、お前か。いや、今さ・・・。さっきのこと話してたんだけどよ。」
 み「見えた?先生の隣に・・・。」
 イ「見えた見えた!その事話そうと思ってたんだよね〜。」
 み「・・・しかもずっとゆうちゃんのこと見てたよな〜。」
 あ「あいつに何か起こったりして。」
 イ「あ、授業始まるよ。」
 がたがたと皆着席していく。授業が始まった。
 2010/7/27 19:14:20 [606]第3話「ねえねえ!今年の学習発表会、何するの?」
 休み時間になると、女子は先生に必ず言う。
 「そうね〜、まだ決まってないよ。1組の先生と相談しなきゃいけないし・・・。」
 毎年11月の下旬、校内で学習発表会が行われる。学年別に演奏や劇を披露する。
 〜次の日〜
 先「みんなが楽しみにしていた学習発表会、3年生は劇になりました!!」
 クラス中が、「やったー!」という歓喜にあふれた。
 先「早速台本を配るね。」
 台本が次々と皆の手に渡る。
 「なにこれー!『ぞうれっしゃがやってきた』だって〜!」
 それにこだまするように、みんなが笑った。
 「ぞうれしゃ〜!?」
 イ(そんなことで笑う必要ないじゃない。)
 台本が全員の手元に渡ると、先生が明るく言った。
 先「じゃあ、やりたい役聞きたいから、みんなで音読しましょう。」
 順々と物語が進んでいく。あっという間に終わった。
 先「よし、出席番号順にやりたい役聞いていくね!」
 みんな元気よく答えていく。イサの番になった。
 イ「え・・・と。じゃあ、子供2で。」
 簡単に済ませた。子供2は、一番セリフが短い役だった。イサは、長いセリフは言いたくなかった。むしろ、目立ちたくなかった。
 先「でね、このシーンで一輪車に乗って登場するところがあるんだけど、誰かやってく  れるかな?」
 その質問は、すぐ終了した。一輪車をやりたい女子が多かったからだ。
 イ(よかった。私一輪車乗れないから。)
 こうして、劇への練習が始まった。
 2010/7/27 18:52:38 [121][息抜きタイム]いや〜これほんとに実話ですよ^^
 ・・・つまらないかもしれませんが、最後までお付き合いください。
 
 2010/7/27 18:30:28 [855]第2話「かげおくり、しないの?」
 悲しい顔をして、みんなが言う。
 イ「・・・わかったよ。やろう。」
 みんなは納得顔でイサを見た。
 イ(あ〜あ、こんな遊び、ただの子供騙しだよぅ)
 思いながら、かげおくりを始めた。
 先「みんな、かげおくり好きね〜」
 イ(いつか飽きるんだから、こんな遊び・・・。)
 「8・・・9・・・10!!」
 みんながいっせいに空を見上げた。
 「・・・あれ?見えないや。」
 男の子が言った。それに即答して、女の子が言った。
 「あんた10秒数えるうちに目閉じたんじゃないの!?」
 すると、口々にみんなが言った。
 「私も見えな〜い!」
 「目、閉じてないも〜ん!!」
 イ(うるさいな・・・)
 イ「あのさ、曇ってるからじゃないの?影が見えづらかったから。」
 「・・・そっか・・・。残念だな・・・。」
 イ「晴れたらまたやればいいじゃん。」
 「そうだね〜明日晴れるかな〜」
 みんなは笑いながら校舎へ入っていった。
 小雨が降り始めた。
 2010/7/27 18:18:47 [775]第1話(あーあ。国語ってめんどくさいなー・・・。)
 イサは、そう思いながら、窓の外をみた。青い空が広がっている。
 先生が、少し大きめの声で言った。
 先「はい!今日は新しい単元をやるよ〜。教科書開いて〜!」
 生徒達は、「うわー」とか「やだなあ」とか、文句を言いつつ教科書を開いた。
 イサも、教科書を開いた。
 (「ちいちゃんのかげおくり」・・・?)
 それは、戦争の話だった。ちいちゃんの家族は楽しく暮らしていたのだが、戦争で
 亡くなり、ちいちゃんは死に際に家族に教えてもらった遊び「かげおくり」をし、
 天国で家族に会えた、という悲しい物語だった。
 この話は、クラス全員が気に入るほど、いい話だった。そして、休み時間になれば
 校庭へ飛び出して、みんなでかげおくりをした。
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